幕末浪漫第二幕 月華の剣士
月に咲く華、散りゆく花
(SNK)
1999.1.28発売/32000円/格闘
前作から1年。
さらなるパワーアップを重ねて幕末浪漫第二幕が始まる!
SNK末期に生み出された名作2D剣戟ゲーム「幕末浪漫 月華の剣士」の続編。
前作からのリストラキャラは基本的にはいない。(紫鏡は姿を変えて「骸」と改名)
高嶺 響、真田小次郎、刹那、嘉神慎之介が追加されて、
基本使用キャラは16体となっている。
中ボスは前作同様に暁武蔵、
最終ボスは前作の嘉神慎之介に変わって黄龍。
また、隠しキャラクターとして、覚醒前の楓、はぐれ人形、直衛虎徹が選択できる。
キャラクター選択時に選べるスタイル「技」と「力」の他に
隠し要素として「極」も選択可能。
「極」は「技」と「力」両方の要素を持つが防御力が極端に弱い。
まさに極めた人しか使いこなせないスタイルだ。
前作で良くも悪くも特徴的だった“弾きボタン”だが、本作で弱体化。
必殺技は弾き動作の出掛けでしか返せなくなった。
それにより通常技の攻防よりも必殺技での攻防がメインのゲームになった。
(ゲームのバランスを崩す永久コンボも多い)
また、乱舞奥義の仕様がごっそり変更。
下下Aまたは下下Bで発動し、
そこから連続してキャラごとにタイプが設定された入力コマンドを入れる設計。
これらによって何が起こったのかというと、
前作のような
“コマンド技を知らなくてもそれなりに遊べる”ゲームでは無くなってしまった。
さらに、そういった操作を把握していないと、CPUが異様に強い。
同レベル同士の対人プレイならば本作の方が奥が深いと思えるが、
対COM戦は前作の方が面白く遊べると思う。
シリーズは本作で打ち止め。
まだまだノビシロのあるゲームだっただけに残念である。
(パチスロ版は除くw)
【選択キャラクター一覧】
楓(かえで)
前作ではコマンドで「覚醒」できたが、本作は最初から覚醒している。
御名方守矢(みなかた もりや)
雪(ゆき)
刹那(せつな)
武器は長い日本刀。顔に手をあてて戦う闇属性のキャラ。
一条あかり
神崎十三(かんざき じゅうぞう)
天野 漂(あまの ひょう)
高嶺 響(たかね ひびき)
武器は居合刀。黒髪挑発の物静か清楚系女子。
このキャラで斬殺KOをしていくと、勝利演出が変化し、
エンディングも分岐するらしい。
制作側はこのキャラをイチオシにしたかったのかも。
鷲塚慶一郎(わしづか けいいちろう)
真田小次郎(さなだ こじろう)
武器は日本刀。新撰組・零番隊隊長。
第二幕の時点で小次郎は死亡しており、妹の香織がその名を語って登場している。
つまり女キャラである。
玄武の翁(げんぶのおきな)
骸(むくろ)
前作のエンディングで地獄門に落ちたため、腐乱死体のような容姿になっている。
李烈火(リー・レッカ)
斬鉄(ざんてつ)
嘉神慎之介(わしづか けいいちろう)
前作のボスキャラ。
直衛示源(なおえ しげん)