ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(95)「ブレイジングスター」

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ブレイジングスター
(夢工房)
1998.2.26発売/29800円/横シューティング

 

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1995年9月29日にエイコムがリリースした「パルスター」。
エイコムは「ビューポイント」を作ったメンバーが独立して作った会社だが、
パルスター」を完成させたあと、
タカラとSNKの共同出資によりSNKの子会社となり、
社名も夢工房に変更。
本作はそんな夢工房の第一弾タイトルであり、
パルスター」の続編的位置付けの横スクロールシューティングである。

 

前作「パルスター」は「R-TYPE」のビジュアルをあえて模倣したものだったが、
今作では「R-TYPE」の呪縛からは開放され、
かなりその臭いを感じさせない作品となっている。

パルスター」よりもシューティングとしてほどよい難易度で落ちついている。
また「戻り復活」が「その場復活」に変更となっており、
普通に遊べるシューティングになっていて本当に良かった。
前作の瞬殺バランスを猛省したに違いないw

 

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全7ステージ。
性能の異なる6機体から自機を選択できる。
(そのうち2機は時限式で稼働時間が一定になると出現するようになっていた)
それぞれアニメ調のパイロットが設定されているが、
キャラクター別のストーリーは開発段階でカットされたらしい。

システムボイスは「ときめきメモリアル」で藤崎詩織を演じた金月真美が担当。
だがスタッフロールではなぜか名前が伏せられている。
名前が表に出るとまずい何かがあったのかと逆に気になるw

 

システムにも工夫が見られる。
連射すると弾の質が変わるシステム、
タメ攻撃中にBボタンを押すと散弾攻撃に切り替わるシステム、
敵を連爆させてスコアを稼ぐシステム…など、シューティング研究の様が見えて好感。
全てが成功しているとは言い難いが、
こういった試みがやがて名作を生み出すものだと思う。

 

とまあ、概ね好感触のシューティングになっているわけだが、
ビジュアルにおいては本当に普通のシューティングになってしまった。
本作のビジュアルが悪いわけではない。
「R-TYPE」のセンスをプリレンダリングで再現するという
明確なコンセプトで作り上げられた
前作「パルスター」のビジュアルインパクトが凄すぎたのだ。

 


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