ニンジャマスターズ 覇王忍法帖
(ＳＮＫ／ＡＤＫ)
1996.6.28発売／32000円／格闘
血の宿命に導かれた十人の戦鬼が集う！
「ニンジャコンバット」、「ニンジャコマンドー」、
そして「ワールドヒーローズ」のフウマとハンゾウなど、
忍者に深い拘りを持つＡＤＫが、
忍者の世界だけで格闘ゲームを作った渾身作。
これまでのＡＤＫ作品に見られたギャグのノリを一切廃し、
クールな世界観を構築している。
ゲストキャラにフウマやハンゾウを出さないあたり、ＡＤＫの本気度が伺える。
（事実上、ＡＤＫ最後の格闘ゲームとなってしまったが）
本作はコンボを主体としたゲームで、
Ｂ＋Ｃボタンで武器の出し入れも出来るのが特徴。
素手状態と武器状態でコンボが異なるので、様々な攻撃バリエーションが存在する。
それを覚えれば覚えるほど奥が深くなるというコンセプトなのだが、
逆を言えばガチャプレイではまったく試合にならず、
コンボを覚えるのが必須のゲームとなっている。
そういうの目指しちゃうと“初心者お断り”にはなるよね・・。
コマンド入力受付もシビアに設定されていて、
最初から格闘ゲームマニアに向けた作品だったのかも知れない。
選択キャラは10人で全て忍者。
COM専用キャラは中ボスの蘭丸と最終ボスの信長。
(隠しコマンドで使用可能)
織田信長の亡霊が登場するが、凶明十五年という架空の時代設定。
舞台も日本ではなく時叛宮(ジパング)である。
グラフィックはＡＤＫの集大成を思わせる高品質。
勝利画面の水墨画風なイラストなどは壁紙にしたいくらいだｗ
ただ突き抜けた個性が無いので印象に残りづらい。
ギャグ路線はＡＤＫにとって大事な個性だったんだ。
それが起因していたのか定かでは無いが、
驚くほど本作は注目されなかった。
【選択キャラクター一覧】
サスケ
鴉
服の中に鴉を仕込んでいる。
雲仙
ナツメ
ハーフのクノイチ。衣装は不知火舞っぽい。
あまり巨乳ではないが揺れている。
カムイ
雷牙
霞
キャラ人気を狙ったと思われる正統派美少女クノイチ。
普段は白い忍者袴を履いているが、
超必殺技のときなぜか袴が取れて網タイツの足を見せる(謎)
ゴエモン
たぶんモデルは石川五右衛門。様々な隠し武器を持っている。
天和
