ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(08)「ザ・スーパースパイ」

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ザ・スーパースパイ
(SNK)
1990.10.8発売/19000円/3Dアクション
指令、無差別テロを粉砕せよ。

 

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テロリスト集団ゾルゲ・キングが自動車メーカーTADOYAのビルを占拠した。
CIA特殊部署所属のロイ・ハート少佐はビルに侵入し、
ゾルゲ・キング8人の幹部と戦っていく。

 

画面は自分の両手のみが表示され、主観視点のマップ上を移動する。
パンチ、キック、ナイフ、銃、マシンガンを使って、
近づいてくるテロリスト達を倒していく。
ポリゴンゲームならば今やもう珍しくないが、
ドット絵でこれをやったアーケードゲームは珍しい。
ゲームとしては戦略が読みずらく大味な展開になりがちだが、
なによりスパイが全身タイツ愛用のテロリスト達を倒していくという世界観に惚れた。
また、このゲームには経験値とレベルの概念がある。
そう、これはただの3Dアクションではなく、RPGでもあったのだ。
一度敵を倒した通路でもウロウロしていると何度も敵が出現するので、
“十分にレベルを上げてから先に進む”というプレイも可能だ。
ゲーセンで100円を投入し続けてこれをやるのは非効率的なので、
家庭用を意識したシステムと言えよう。
ギミックとしては、
監視カメラを避けて移動すると出現する敵の数が減るといったものがある。

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