新日本プロレス イッテンヨン・イッテンゴ

毎年恒例の新日本プロレス、年明け東京ドーム大会。
昨年に続き、今年も自宅観戦となった。
(ネット配信の「新日本プロレスワールド」だ)

昨年同様に東京ドーム大会は、
1月4日のみならず、1月5日も連続開催となった。

ちなみに新日本プロレス最初の東京ドーム大会となった1989年の「格闘衛星」。
ソ連レッドブル軍団登場が主軸の興行で、
メインはアントニオ猪木vsショータ・チョチョシビリ異種格闘技戦
セミクラッシャー・バンバン・ビガロvsサルマン・ハシミコフ
その他、IWGPヘビー級王座を決めるトーナメントや、
映画などでも世界的に有名な格闘家ベニー・ユキーデのマーシャルアーツ戦、
獣神ライガーのデビュー戦なども行われた。
実にバラエティ豊かなカード編成で、「プロリンピック」と名付けられていた。
この興行の開催は4月24日だった。
(1月4日にドーム興行をするようになったのは4回目の1992年からである)

 

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▲こちらは当時入手していたテレホンカード

 

さて、話を2021年に戻そう。
今回の主軸はIWGPヘビーとIWGPインターコンチ、二冠ベルトの争奪戦。
G1で優勝した飯伏の持っていた挑戦権利証をジェイ・ホワイトに奪われた事で、
ジェイは1月5日にそのときの王者に挑戦する事が決定。
そして王者の内藤が1月4日に飯伏を挑戦者に指名した。
俺様は思う。
新日は長い時間をかけて「イッテンヨン」をブランド化してきた。
だけど、4日と5日の二部構成にしたことで、
「イッテンヨン」のプレミア感が薄れたように思う。
もし二部構成でやるんなら、WWEのRAWとSMACKDOWNのように、
完全にストーリーを分けてやるべきだなぁと思った。
あと1月5日は一般的に平日(仕事始め)の事が多いからね。
今までは「正月休みの最終日にイッテンヨンでシメる」という
抜群のポジションにあったイベントであった。
ならば3日と4日の興行の方が収まりがいいなぁ。

 

あとカードと演出。
普段の流れにそったカードとシンプルな演出。
どうにもお祭り感が無い。
今年は試合数も少なかったから余計に特別感無かった。
両国級。
出場メンバーもレギュラーメンバー固定。
コスト的にはその方が良いんだろうけど、ドームだと寂しい。
初来日の外国人とか、他団体の大物とか、意外な乱入者とか欲しい・・。
レギュラーメンバー固定で行くなら普段と違う演出が欲しい。
ドームでしか感じられない豪華さを着飾ってよ~。
昨年8月29日の明治神宮野球場大会。
内藤が勝利したときに上がった花火みたいな感動がドームなら演出できるはず。

コロナ禍の中でドーム二連戦を開催するだけで凄い。
もしかしたらもしもの事があったときのための切り詰めた興行だったのかも知れん。
であるならは何も言うまい(言ってる)。

 

俺様もすっかりプロレスのライブ観戦をしていない。
昨日は東京のコロナ感染者が1278人に達するなど、2021年も終息の気配が無い。
何の心配も無くプロレス観戦が出来る日はいつになるのか。
プロレスの神様に祈るしか無い。(byカール・ゴッチ)