わが青春のPCエンジン(50)「カトちゃんケンちゃん」

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カトちゃんケンちゃん
(ハドソン)
1987年11月30日/アクション/4900円

今日はエイプリルフールである。
ウソと言えばゴシップ雑誌にたまに載る「志村けん死亡説」。
あんなにパワフルな人がそんな簡単にひっそりと死ぬわけないだろ。
誌面に載るたびに一発でわかる飛ばし記事に苦笑した。
だがエイプリルフールの3日前、2020年3月29日。
志村けんがコロナウィルスに感染して本当に亡くなってしまった・・。
俺様にとって志村けん及びドリフターズ
人格形成において重要な人達であった事は間違いない。
自分の“笑い”の構成要素には絶対ドリフが入っている。
8時だョ!全員集合」や「ドリフの大爆笑」はもちろんの頃、
ドリフ映画はほぼ全て鑑賞している。
志村けんはそんな価値観の中心であり、
リビングレジェンドだった。
そんな志村さんがあっさりとあの世に旅立ってしまう。
コロナウィルスは強制的に時代を終わらせた。
心にポッカリと穴が開いてしまった。
その穴を埋めるにどうしていいかわからない。
泣けばいいのか?思い出を語ればいいのか?
どちらも違う気がした。
虚無の一日を過ごした夜。
俺様はPCエンジンの電源を入れて、
本作をプレイし始めた。

 

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本作は「8時だョ!全員集合」の後番組となった
加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」を元に作られているが、
番組のゲーム化ではなく、
あくまで加藤茶志村けんというタレントを使ったゲームタイトルである。

 

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ゲームが始まるとカトちゃんかケンちゃんのどちらを操作するか選ぶ。
ケンちゃんは足が速いがスリップしやすく、
カトちゃんがEASYモード、ケンちゃんがHARDモードといった感じだった。
今回は志村さんに思いを馳せるためにプレイしているので
あえてケンちゃんを選んでプレイを進める事にする。

 

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ゲーム開始前には探偵事務所に電話がかかってくる。
「もしもし、どうしました?え、さらわれた?はい、すぐ助けにいきます。」
「おまえ、一人でいくの?ずるいんでない?おれ、へそまげちゃうよ。」
これは「ごきげんテレビ」の
ドラマコント「THE DETECTIVE STORY(探偵物語)」のお馴染みシーンである。

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横スクロールのジャンプアクションで、ライフ制。
(ただし、触れたり落ちたりして一発で死ぬトラップは多い)
ライフはほっといても時間で減っていく。
ブロックを壊したりするとフルーツなどの回復アイテムが出てくる。

敵はハエやクモなど。
資産家を誘拐した黒幕を追ってるはずだが、
一体何と戦ってるのか良くわからなくなってくる。(^^;
敵を攻撃するのはキック、踏みつけ、オナラ

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オナラは後ろにしか出ない上に止まらないと出せない。
キックもキャラクターが2頭身なので攻撃の射程が短く、
攻撃を当てるのが難しい。

 

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プレイの途中で最初に選択しなかった相棒(カトちゃん)が
プレイヤーの邪魔をしたり、ヒントを教えてくれたりする。

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コントでみる様々な衣装で相棒が登場するのも見せ場の一つ。

 

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途中で集めるコインは、スロットマシーンで使う事が出来る。
スロットマシーンではライフゲージの最大値を増やしたりできるので重要だ。

 

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ゲームはずっと前へ進めば良いだけではなく、
隠されたボタンを蹴って踏み台を出現させたり、
鍵を拾ったりしなければ進めない箇所がある。
鍵を取り損ねて先へ進んでしまったときの救済処置として、
前のエリアに戻るワープが用意されているが、
カギを取っていてもそこに触れると戻ってしまうので、
同時に非情な罠としても作用してしまっている。
(最終面6-4に1-1へ戻るワープまである・・鬼過ぎ)

 

プレイすればすぐ気づくと思うが、
このゲームは「ワンダーボーイ」や
高橋名人の冒険島」シリーズに似た構成で作られている。
システム構成は「冒険島」、世界観は「ごきげんテレビ」と、
色々なものをガッチャンコしたゲームと言えるだろう。

 

フィールドの最後はボスステージ。

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このボスの感じも冒険島に似ている。
ボスは上半身しか攻撃が効かないのでジャンプ蹴りのみが有効。
にしてもボスはどれも同じ動きしかしない。
これはいくら何でも投げやりな設計だ。

 

ゲームはフィールドが6つあり、
1つのフィールドが4エリアに分けられている。
フィールド2の後半あたりから難易度が高騰。
足元踏み外して死にまくり。
高くジャンプするには助走をつける必要があるのだが、
助走ジャンプのタイミングで
鳥が飛んでくるように仕掛けられてたりして、
序盤からだいぶ意地悪い設計だ。

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最終面の6-4は理不尽極まりない難易度だった。
飛んでくるハエや鳥をジャンプで乗り継いだり・・
それはまだいい。ただアクションが激烈に難しいだけだ。
問題は最後の難関のココ。

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崩れる地面を三段ジャンプで飛び移り、
最後の地面が崩れる直前にキックで隠しブロックを出現させつつ、それに乗る。
これだけでも理不尽だが、それで終わりではない。
うまくブロックに乗れたからといって
(画像の位置へ)飛び越えてしまうとハマる。
通過不可能となり、目の前に奈落に落ちるしかない。
落ちると6-3へ強制ワープという仕打ち・・。
ではどうすれば良いのかというと、三段ジャンプ前に登場する鳥をおびき寄せ
鳥を画面に入れながら三段ジャンプ。
鳥が壁を通過するタイミングを見計らってジャンプ。
鳥を踏み台にしてはじめて進路に届く。(^^;

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このただでさえ激烈難易度のアクションをやりながら、
この先に進む仕組み発見するの無理やろ!
「これができたら100万円」で成り立つ設計じゃ!

Youtubeの攻略動画を見ながら何とか難関突破。
(正解を知っていても難しすぎるトラップだった・・)

 

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最後のボスは田舎でカフェやってるマスターみたいな奴w
相変わらず他のボスと同じ動きしかしなかった。

 

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取って付けたように資産家を救出w

 

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STAFF

EXECUTIVE PRODUCER
KATSUHIRO NOZAWA

PROGRANNER
KATSUHIRO NOZAWA
KOUJI KANETA
KEIGO YASUDA

GAME PLANNER
MR.URA
MISS.MEGUMI
AND TAKATSU

GAME DESIGNER
K.NOZAWA
K.YASUDA
K.KANETA
AND T.TAKATSU

OBSERVER
NANDEMO ENCHAN
DOUDEMO IMAI
IZUKOMO AOYAMA
SOREDEMO TSUJI

BG DESIGNER
T.YAMAMOTO
TSUKASA SHINDOU
TAIICHI MATSUDA
YUTAKA SATOH

CHARACTER DESIGNER
T.YAMAMOTO
TOMOMI WAJIMA
MOTO YAMAGUCHI

SOUND EFFECT
T.SASAGAWA
T.TAKIMOTO

MUSIC PROGRAM
T.SASAGAWA

MUSIC
KINOKO KUNIMOTO

SPECIAL THANKS
MR.MARUYAMA
MR.YAMAMURA
MR.NAKAMOTO
MR.TAKAHASHI
MR.TAMURA

VERY SPECIAL THANKS
CHA KATO
KEN SHIMURA

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ゲームは理不尽難易度で後半ムカつきながらプレイしていたけど、
志村さんを操作するその事自体が妙に愛おしく、
これからも俺様の記憶の中でドリフは生き続ける確信が持てた。
カトちゃんとケンちゃんというキャラクターがリアルなドット絵で登場する。
それだけで雑なゲームでも魅力的に感じさせるほどのパワーを持っていた。

 

志村けんさんのご冥福をお祈り致します。

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