今日は新宿思い出横丁にある鰻屋「カブト」でチョイ呑みだ。
L字カウンターのみの店舗で
神経質そうな店主が黙々と串を焼いている。
空いている席に着席すると
「何にします?」と聞かれる。
この店のメニューは鰻の部位の串焼きのみ。
俺様は全部の串が食べれる7本セットと瓶ビール大を注文。
「銘柄は?」と聞かれたので「は?」と固まってしまうと、
「だから銘柄!(怒)」と少しイラッとさせてしまった。
ああ、ビールはキリンとアサヒの2種類あるのね。
「ア、アサヒで」
たまには辛口のラガーも悪くない。
無言で浅漬けも置かれる。
浅漬けをツマミにビールをチビチビやりながら串が焼き上がるのを待つ。
まず来たのは「えり」という鰻の頭。
けっこう細かい骨があるね。
続いては「ヒレ」。
これはなかなかの珍味。
皮が巻かれていて良いアクセント。
ツマミに最適。
ここでビールが無くなったので酒を追加したい。
「すいません、焼酎ください!」
やはり返事が無い。(^^;
黙々と串を焼いている。
しばらくすると無言で焼酎を注いでくれた!
聞いててくれた!
(だんだんこの対応がクセになってきたw)
次に「きも」と「蒲焼き」。
これは定番の鰻の部位だね。
最後は「レバ」で計7本。
これで鰻の全ての部位を食べた事になる。
俺様のあとに入ったカップル。
「どうしますか?」と言われても
「え~っと~」と、なかなか注文を決めない。
店主はイライラしている。
まわりの客は無言でその緊張感を楽しむ。
だんだんこの店の魅力が分かってきたw
残りの焼酎を飲みほして会計をお願いする。
ちょうど3000円。
隣の「かめや」で蕎麦をシメにするのがベスト。
ここは天ぷらと温泉卵を蕎麦にのせた「天玉そば」発祥の店。
新宿で蕎麦を調べるとだいたいここの名前が出てくる。
俺様は当然「天玉そば」をセレクト。
1分も待たずに出てくる。
昔ながらのキリッとした醤油を感じるスタンドそば。
そこに温泉卵が合うんだなぁ~。
天ぷらはフワフワしたかき揚げ。
ツユに溶かしながら蕎麦と一緒にすする。
このシメはベストだなぁ~。