集中攻略『パックマン』

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発売元:電波新聞社
発売時期:1983年12月
定価:6380円
機種:PC8801

 

~紹介~

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電波新聞社は多くのナムコ作品をパソコンに移植していた。
マイコンBASICマガジン
毎回ハデな広告が踊っていたのを記憶している人は多いだろう。
これはそんなタイトルの一つだ。


~解体~

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テンキーの2、4、6、8でパックマンを移動させるだけ。
ルールそのものはアーケードの『パックマン』と差異はない。
だがプレイ感覚は大きく異なる。
まず最も大きな違いはマップが90度回転していること。
形自体は変わらないのだが、縦長の方が遊びやすい気もする。
また、敵のアルゴリズムも違っている。
ご存知のように、
パックマン』は敵モンスターの思考を読んで
上手くぶつからないようにルートを決めるゲーム。
ここが変わってしまうと、移植というよりも亜流パックマンと言わざる得ない。
また、テンキーでの操作が思ってた以上に難しく、
“曲がるつもりが直進してしまう”という現象が多々発生する。
ジョイスティックには未対応なので、慣れるしかない…(--;
他にも“コーヒーブレイクがない”
“パワーエサの有効時間が若干短い”などの相違点があり、
全体的にオリジナルよりも難しく感じる。

 

~MEMO~

・1985年6月にSR版も登場。
・PC8001版の『パックマン』はツクモから販売された別ソフト。
・他にパックマン系として8001用『MAZEパックマン』(ツクモ)、
 8001用『レーダーパックマン』(キャリーラボ)といったものがあった。