ライジング・ドラゴン
2012年制作
香港(角川映画)
[原題]十二生肖
[英題]CHINESE ZODIAC
監督:ジャッキー・チェン
製作:ジャッキー・チェン、バービー・タン、ワン・チョンレイ、
チャン・ダージュン、アルバート・リー、スタンリー・トン、エスモンド・レン
脚本:ジャッキー・チェン、スタンリー・トン、エドワード・タン、
フランキー・チェン
上映時間:124分
日本公開日:2013年4月13日
出演:ジャッキー・チェン(JC役)、クォン・サンウ(サイモン役)、
チャン・ランシン(ボニー役)、ヤオ・シントン(ココ役)、
リャオ・ファン(デビッド役)、ローラ・ワイスベッカー(キャサリン役)、
アラー・サフィ(ハゲタカ役)、オリヴァー・プラット(ローレンス役)、
ケニー・G、ヴィンセント・ツェ、チェン・ボーリン、ケン・ロー、
ジョアン・リン、ダニエル・ウー、スー・チー
製作年度のジャッキー年齢:58歳頃
19世紀にヨーロッパの中国侵攻で持ち出された清朝時代の国宝。
そのようにして世界各地へ散った“十二生肖”という十二支頭部のブロンズ像。
アンティーク・ディーラーのマックス・プロフィット社は
“十二生肖”の回収をするよう“アジアの鷹”ことトレジャーハンターのJCに依頼。
JCはチームとともに“十二生肖”を探し出す。
『サンダーアーム/龍兄虎弟』『プロジェクト・イーグル』に続く
“アジアの鷹”シリーズ第3弾。
なんだか80年代に戻ったかのような懐かしい構成。
この頃、アクションよりも演技重視の映画に出演していてジャッキーが、
アクション映画の集大成を撮るため、6年間脚本を温めていたのが本作だ。
まずは序盤、いつものようにミッションを遂行したジャッキーの逃亡劇。
今回は体の色んなところにローラーのついた“ローラーブレードスーツ”で魅せる。
昔に戻ったかのようなアクションっぷり。
(なお、ジャッキーは本作でアクション超大作は最後と明言している)
ただね。内容がペラペラなところも昔をトレースしちゃってる。
基本的にはコメディ中心で、
ストーリー展開はコメディとアクションを繋ぐための添え物。
B級感が極めて強く、
特にジャック・スパロウもどきの海賊が出てきたあたりはコント感強まる。
それも含めて“ザ・ジャッキー映画”であり、
ジャッキーが集大成として送り出した映画である事も納得出来る。
今後もアクションは続けるらしいが
「スタントマンやCGを使っていく」とコメントしている。
本作においてジャッキーは
「1本の映画でもっとも多くの役割を果たした人」
としてギネス記録に認定された。