原価ゲーム

「原価主義」なんて人の話がよく流れてくる。
「原価30円のものを300円で売るなんてボッタクリじゃないか!」
みたいに言う人。
材料費だけで世の中の流通が動いているわけじゃない事を知らない人なのだが、
あえて原価でビジネスを考えてみる。
題材はゲームソフト。
ゲームソフトが原価で買えるビジネス。
PS4のハイエンドなタイトルを想定。
開発費はピンからキリまであるが、まあ全てひっくるめて10億円としましょう。
もしそのゲームの購入者が1人しかいなければ定価10億円。
前払いで支払う。
2人なら5億円。
で、だいたいPS4で成功と言えるタイトルで10万本ぐらいは売れる。
10万人がそのゲームを購入するとして一人あたり10000円。
ただしそれだと開発元はまったくビジネスにならないから、
販売価格に5%のお駄賃を頂くという制度にする。
つまり一人あたりのユーザーが支払うのは10500円。
当然もっと購入者が集まれば値段はさらに安くなるシステム。