カレー番長への道 ~望郷編~ 第498回「シゲキテキ自然派食堂 plAin」

今回は東池袋の間借りカレー店「シゲキテキ自然派食堂 plAin」でカレー修行だ。


首都高高架下はディープな店が集う。
この店が間借りしている「PLAYERS」はアコースティックフォークバーらしい。
広い道路の裏手側に店の入り口はある。


階段で2階に上がると店主と思わしき女性がカウンターにいる。
「予約はしていますか?」
予約はしていない事を告げると、
一卓だけ予約札の無いテーブルがあり、そこへ案内された。
後から来た予約していない客は次々と断られていた。ついてるぜ。
最初に注文とともに代金を支払う。
カレーは2種類で
「パンチの効いたバターチキンカレー」「鰤と梅干しの出汁カレー」
その両方をあいがけにも出来る。
俺様は当然1320円のあいがけに、480円プラスしてライスとルーを大盛りにした。
静かな音楽が流れる店内。落ち着き空間。


ほとんどの客が予約で来ているので、カレーマニア密度が高いと言える。
基本的に店主のワンオペでまわしているので、
注文してからカレーが来るまで時間がかかる。
この静かな時間をゆっくり楽しもう。
やがてカレーがやってくる。


左右にカレーの海が分かれたタイプ。
中央のお米のダムはターメリックライス。
その上にはオーガニックサラダとアチャールなどの副菜が乗っている。


まずはバターチキンから食べてみよう。
口に入れた途端に鮮烈なトマトの酸味が広がる。
辛さは控えめ。
これは酸味をテーマにしているゆえだろう。

 


出汁カレーを食べてなるほどと思った。
こちらもテーマは酸味だ。
今度はトマトじゃなくて梅干しの酸味!
出汁と相まって極めて和風な酸味である。
洋と和の近くて遠い酸味の変化を交互に楽しませようって腹か。
酸味のファンタジスタだなあ。
出汁カレーにまぶされたアラレや万能ネギもその個性を引き立てている。
この店のカレーは無添加、無化調、グルテンフリーという点にもこだわっている模様。

 

この店もやはりカレーは固定ではなく、ときおりメニューが切り替わるらしい。
3種になる事もあるとか。
予約しないで入れるかわからないけど、また顔を出してみたい店だ。