東京ゲームショウ2022

コロナ禍によって開催中止になっていた東京ゲームショウ
3年ぶりに会場開催となったので行ってきたぜ。
(前回訪れたのは2019年)


今の時代はネットで気軽に動画が誰でも見れる時代だ。
最新ゲームの映像を確認するだけなら、わざわざ会場に行く意味なんてない。
会場に行けばプレイは出来るだろうけど、
いまどきプレイしないと内容のわからないゲームもそうそう無いしな。
だが俺様は思う。
今のゲーム業界の空気感がどうなのかを知るのは、
こういうイベントの会場に行くのが一番である。
そんな空気感は出展しているメーカーのみならず、
そこに訪れるお客さん達が作り出すもの。
こればっかりは家でWEBのPVを観ているだけでは感じる事が出来ない。

そんな空気感だが、今年の東京ゲームショウ(以後TSGと呼ぶ)は、
とても興味深い状況で開催されている。
3年前の2019年と比べると業界が激変している。
プレイステーション5が歴史的大失敗。
まったく普及しなかったPS5と、PS5登場によって市場が急激に萎んだPS4
XBOXは最初から日本市場を相手にしていない。
実質、ゲーム機で市場が成り立っているのはSwitchだけ。
Switchはスペック的にハイエンドなゲームは登場せず、
ハイエンドなゲームを最も遊んでいる日本人は
高額なゲーミングパソコンでSteamなどを遊んでいるごく一部の人達。
つまるところ日本は、
ハイエンドゲームの市場が壊滅しているデストピアに突入しているのだ。
そんな中で開催されるTGS。
TGSには唯一ゲーム機市場を支える任天堂は参加していない。
つまりは存在しない市場の商品をアピールするショウ。
どのように成り立たせるのか?
それを確認するために会場へ潜入したわけである。

 


セガ巨大なソニックでお出迎え。
こういう大見得は大事。


あとは「龍が如く維新!」のリメイクを大々的にアピール。


巨乳のお姉さん♪

 


セガブースにはアトラスタイトルも。

 

 


コーエーテクモブースではアトリエの
ライザの成長ぶりがわかる等身大フィギュア展示。

 


三國志をもとにしたダークファンタジー「Wo Long: Fallen Dynasty」。
コーエーテクモのブースは中に入るのにも列に並ばなきゃいけなかったから、
どんなゲームなのかは見てない。

 

 


コナミは「全世界で愛されているシリーズタイトルの新作発表」を予告していて、
16日15時のステージで発表されたんだけど、幻想水滸伝」のHDリマスターだった。
コナミは魅力的なタイトルが多いだけに、期待させ過ぎだったと思う(^^;

 

 


カプコンはパワードスーツで恐竜と戦う
オンラインゲーム「エグゾプライマル」を展示。
それ以外だと「ストリートファイター6」(新作)とか
バイオハザードヴィレッジ」のPSVR2版が展示されてて人気を集めていた。
カプコンはこんなご時世でも頑張ってる感じ。

 

 


今年の2月に設立されたばかりの集英社ゲームズが大きなブースを構えていた。
バブリーだね~。
ゲームはオリジナルが多かった。
集英社が持っている漫画版権のゲームはこれから手をつけていくのかな?
バンナムとの関係性が気になる。

 

 


バンダイナムコゲームズの目玉は「ワンピースフロンティア」
こちらは尾田先生からのメッセージ。

 

 


スクエニブースは「FORSPOKEN(フォースポークン)」という
オープンワールドアクションゲームを公開。
PVは撮影禁止だったのでゲームで登場する衣装をご紹介。

 

 


こちらは噂の「Steam Deck」
Steamのタイトルを持ち歩いて遊びたいかどうかで価値が変わってくるね。

 


改造町人シュビビンマンが復刻されるみたいw

 


スナフキンのゲームw
一日中、同じ場所で釣りしたりするゲームかな?ww

 


「ZOMBIE OF THE DOT」ってタイトルが気に入ったから買うよ。
名前買いだよ。

 


ジャレコの傑作アーケードゲーム「サイキック5」がリメイクされる!

 


お前。

 


家庭用アウトランのミニ筐体。
想像してたよりコンパクト。
当たり前だけど体感筐体ではない。

 


女子と温泉に入るVRゲーム?w

 


吉本興業ブースの簡素さw

 

 


おおーっ!「デストロイオールヒューマンズ」の続編でるのかーっ!
これは楽しみだぜ。

 


「AEW: Fight Forever」
今までWWEのゲームを作り続けていたユークスが、
米国で2番目の団体AEWを題材にして開発したプロレスゲーム。
プロレスゲーム自体が絶滅危惧種なので、ちゃんと売れて欲しいなぁ。

 


なんかホラーっぽいブースあるなぁ~と思ったら、
「アローン・イン・ザ・ダーク」のリメイクだった!
過去にも何度かリメイクや続編が出てるアローンだけど、
成功して欲しいね~。

 

 


まだ詳細が何も発表されていない「X68000Z」
ちなみに大きいのは実機で、小さい方がZだからね。
これ見てる人が
「この小さいのは模型だよね。こんなに小さいわけないもんね。」って話てたw

 


サンソフトの新作「いっき団結」のブースあったけど、
暗くて地味で、よく内容わからなかった。
まだアピールできるものが無いんじゃないかなぁ・・。

 


ゴエゴエ。

 


~総括~

各社何とか目玉の新作を絞り出してはいるけど、
それがどのプラットフォームのタイトルなのかはハッキリしないふんわり感。
今はマルチプラットフォーム
「全ての主要ハードで出ます」とする時代なのかも知れない。
それだけに印象的な仕掛けや設定のゲームが皆無で、
どこかで見たようなタイトルばかりだった印象。
それはインディーズのゲームでも変わりなく、
思わず足を止めたくなるようなインパクトのあるゲームが少なかったのは残念。
ハイエンドなゲーム機市場が死んでしまっているから、
スマホゲームが台頭しているかというとそうでもなく、
サイゲームズとかDeNAとかコロプラとか、
スマホゲーム大手は軒並み出展していない。
これは衰退しているから出展していないのではなく、
TGSへの出展にメリットを感じていないという点が大きいのだろう。
スマホの小さい画面で遊ぶゲームを出展したところで注目度は低いからだ。
大きいブースで気を吐いていたのは、
バンダイナムコエンターテインメントセガ・アトラス、カプコン
スクウェア・エニックスKONAMIコーエーテクモゲームス集英社ゲームズ、
THQ Nordic、KOMODO、Meta Quest、ハピネット、Level Indinite・・
といったところ。
SCEとマイクロソフトがブースを出していないのは時代の流れを感じる。
こういう危機的状況なのだから、SCEあたりは新ハードなんかを発表して
∨字回復の風を感じさせるべきだと思うんだが・・。
(少なくともPSVR2をアピールする機会ではあったと思う)
そう言えば一時期巨大なブースを構えていたレベルファイブも今年はいなかったな。

もっとも頑張っていたブースは「THQ Nordic」。
こういう手探りのご時世でも、業界が元気なところを見せるのは大事。

 

あー、ちなみに今年の物販はイマイチ欲しいものが無かった。
一応は軍資金持っていったんだけど・・。
物販屋さんも様子見の年だったか。