「スーパー・ニンテンドー・ワールド」に行ってきたよ

ある朝、俺様が目覚めると不思議なバンドが枕元に置かれていた。
一体何なんだこれは・・。

それをパッケージから取り出すと脳内に声が響いた。
「それを・・腕に・・装着するのだ・・」
声のままにそのバンドを装着してみる。

するとスマホから光が溢れ出し、
見慣れぬ画面が映し出された。


「こっ、これは・・」
謎のアプリに導かれるまま大阪に足を踏み入れた。

 

ユニバーサルスタジオジャパン(以下USJ)。
俺様が訪れたのは初めてではない。
不用意にここに来たわけではないのだ。
前回来たときはまだハリーポッターエリアも無かった。
また、コナンや進撃の巨人といった
日本のコンテンツとコラボもしていなかったぜ。
下調べをして万全の準備は怠らないのだ。

USJのアトラクションはワンデーパスを購入すれば
追加料金の必要なく体験できるわけだが、
人気アトラクションは長時間並ぶ事になる。
また、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」
ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターは、
エリアに入場するにも整理券を取得する必要がある。
これらの時間を考えると、
一日中園内にいてもたいして体験が出来ない。
だが今は「エクスプレス・パス」というのが存在する。
これはパスで設定されたアトラクションとその時間であれば、
列に並ばずに優先的にショートカット出来るのである。
時間を金で買えるのがいまのテーマパークなのだ!
俺様は事前に「ユニバーサル・エクスプレス・パス7」を購入。
これは7つのアトラクションと
ニンテンドーハリー・ポッターのエリア入場がショートカットできる。
あとはこのチケットで指定された時間に合わせて
どのようにパーク内をまわるのか計画するだけだ。

時間を無駄にしたくないのでオープン前に到着できるように、
朝4時半に起きて新幹線で大阪へ。
ネットで調べるとUSJは9時開園なのだが、
日によって時間が早まる事もあるらしい。
なので8時半頃に着くように出かけたのだった。


門の前で並ぶ。
この日は猛暑。直射日光が頭の上に照りつける。
だが9時までのガマンだ。
・・ところが。
9時を過ぎても全然オープンしない。
おかしい・・。
スマホで調べると、この日はオープンが10時だった・・。
あと1時間もこの熱射を浴び続けたら、俺様、干物になっちゃう・・。
意識が朦朧としだしたとき、やっとオープンの時間となった。
マジで危なかった。

 

それにしてもオープン直後の人があまりいないUSJの雰囲気いいなぁ。

 

まずはミニオン・ハチャメチャ・ライド」へ。
俺様が前回来たときはまだミニオンのエリアは無かった。
ちなみに試しにスマホのマップアプリでナビしてみたら、
園内もちゃんとルートが表示された。

便利な世の中だぜ。

 

ミニオンの映画はほとんど観てないんだけど、
グレムリンみたいで楽しい風景だね。

 

こちらがミニオン・ハチャメチャ・ライド」
オープンカーみたいのに乗って、ミニオンになる訓練を受ける。
車の前が巨大ドームスクリーンで、映像に合わせて車が動く。
3D映像じゃないけど、臨場感たっぷりで、
ジェットコースターに実際に乗っているような感覚になる。
そしてよく障害物にぶつかってビヨーンと跳ねる。
目まぐるしい~。
これ仕組み的には昔同じ場所にあった
バック・トゥ・ザ・フューチャー・ライド」と一緒だよね。
映像載せ替えただけかな?

 

さて、続いてはハリウッド・ドリーム・ザ・ライドヘ。

このアトラクションはジェットコースター。
以前来たときに乗った事あったんだけど、
今は「バックドロップ」という後ろ向きで疾走するのもやっている。
俺様はバックドロップを体験したかったのだが、
俺様の「エクスプレス・パス7」では前向きのみしか乗れないらしい。
残念。
仕方無いので前向きで搭乗。
久しぶりのジェットコースター。
降りるときに体が浮く~!
安全バーで放り出される体を押さえてる感じ。
いやしかし、「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」でもそうだったのだが、
軽い熱中症で内臓がやられているらしく、体験中、ちょっと気分が悪い(^_^;

 

なるべく多めに水分を摂取していく作戦に。
こちらはマンゴースカッシュ。

 

続いては進撃の巨人XRライド」
別冊少年マガジンで連載していた大人気漫画のライド。
まず搭乗者の写真が撮られる。
この写真は搭乗後に購入可能。
そのあとに地下へと移動中に巨人に襲われる。
なんとか地下へと降りた俺様達は、
馬車に乗って巨人の群れの中を逃走する。
これVRゴーグルを装着して
映像とリンクした疾走感を楽しむジェットコースターなんだけど、
馬車のポテンシャルを超えたスピード感がバカ楽しいww
VRとジェットコースターの組み合わせ相性いいね。

 


キティきゃわっ!
キリッ!

 

チャッキーのアロハ欲しかったなぁ~。
(予算オーバーでなくなくあきらめた)

 

さて、いよいよ俺様を導いた「スーパー・ニンテンドー・ワールド」へ。
土管の中を抜けると、そこはもうマリオの世界だった!

 

めっちゃアガるぜーーっ!!

 

全体マップはスマホで確認できる。

 

この「スーパー・ニンテンドー・ワールド」はアトラクションが2つあるのだが、
それとは別にエリア内全体で遊べる仕掛けがある。
ただしそれを楽しむにはこのパワーアップバンドが必要だ。

例えばこのバンドをしてハテナブロックを叩くと
「コイーン!」と音がしてアプリ側でコインを入手している事が確認できる。
そしてエリア内に点在するチャレンジに挑戦し、
成功するとカギを入手する事ができる。

 

カギを3つ以上集めると、クッパJrとの対決に挑戦する事ができる。

これがなかなか面白くて、スクリーンに映し出された自分の影を動かして、
ボム兵を弾いてクッパJrに当てたり、
ジャンプでハテナブロックを叩いてアイテムを入手したりする。

これらの功績はスマホにカウントされて
チームのランキングとして更新されるという遊びだ。

俺様のルイージチームは1位だぜ、ヒャッハー!

 

ここらで腹ごしらえだ。
俺様はキノピオカフェに並んだ。

キノピオカフェは優先入場が出来ないので、
40分ぐらい並ぶ事になった。
この間にスマホを充電だ。
このときスマホの充電は40%を切っていた。
ユニバーサルスタジオではチケットも全てスマホ表示なので、
充電が切れたらアウトだ。
一日中園内にいるわけだから、充電用バッテリーは必須と思う。

 

俺様が食べたのはルイージバーガー
スーパースターレモンスカッシュ
アルコール類は無かった(^^;
ルイージバーガーはグリーンカレーとチキンのバーガーだ。

 

レストラン内はけっこう広い。

 

さて胃も落ち着いたし、アトラクション体験に戻ろう。

続いてはマリオカートクッパの挑戦状~」

2人でライドに乗り込む。
頭にARゴーグルを装着して体験する。
つまり実像とAR映像を合わせて楽しむタイプ。
マリオカートの世界を題材にコースを進むのだが、
ゴーカートのように自由にコースを走れるのではなく、
画面に出される指示に合わせて
ハンドルを切れたかどうかで判定があるだけだ。
また、特定のアクシデントの時に合わせて亀の甲羅を投げるのだが、
甲羅には弾数制限があるので、撃ちまくっていいのか迷う。
VRと違い、ARゴーグルは視界の限界が見えてしまうので、
画像が不自然に途切れる。

 

続いてヨッシー・アドベンチャーへ。

ヨッシーの形のライドにのってゆっくりとコースを一周する。
途中3種類の卵を見つけたら該当したボタンを押すとスコアになるらしい。

「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のアトラクションは、
俺様の期待値を越える事は無かった。
思ってたより対象年齢は低いのかも知れない。
それよりもここの魅力はエリア内全体の雰囲気作りかな~。
まるでスーパーマリオの世界にいるような感覚。
これが常時テンションをアゲる。

 

あ、そうそう。
エリア内の数箇所に隠れているピクミンを見つけるのも一興だぜ。

 

さてさて。
いよいよ最後のエリアである
ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターに突入だ。

エリアまで少し歩いていくと、
魔法の街の門が出迎えてくれる。

そして映画1作目で観た風景が目の前に広がる。

すげぇ・・。
ファンタジー世界の再現が見事。
ここでは魔法の杖を購入すると
街のあちこちで魔法ごっこが出来るのだが、
今回はそれはパス。
アトラクションのみを楽しむぜ。

 

まずはハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」
これはVRゴーグルを装着するライド。
魔法のほうきに乗って城の周辺を高速で飛び回る内容。
実際の建造物と同じものが映像に登場するのがポイントで、
抜群の臨場感を演出している。気持ち良かった!

 

そして最後のアトラクション。
フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ
劇中に登場するオオワシ「ヒッポグリフ」の背中に乗って飛ぶという設定。
まあでも、普通のジェットコースターだね。


さて、「ユニバーサル・エクスプレス・パス7」は全て消化したし、
少し早いけど退園するぜ。
正直、一日中直射日光に照らされ過ぎて体力が限界であった。
でもエクスプレス・パスを買って本当に良かった。
これがないとアトラクションは3つぐらいしか消化できなかったかも。

「スタジオ・パス(入場券)」が8400円
「エクスプレス・パス7」が10800円
パワーアップバンドが3800円
計23000円。
これを高いと思うか妥当だと思うかは貴方次第だ。

 

園を出た俺様は、
隣りにあるユニバーサルシティウォーク大阪」という施設で
たこ焼きをツマミにビールをガン呑みして体を冷やすのだった。