ザ・キング・オブ・ファイターズ'98
DREAM MATCH NEVER ENDS
(SNK)
1998.9.23発売/38000円/格闘
'98年のKOFは“スペシャル”だ。
シリーズ5作目。
「オロチ編」と呼ばれるストーリーは前作「'97」で完結。
本作は「餓狼伝説スペシャル」のようにストーリー性を無くし、
時系列を気にせずキャラクターを集結させたお祭りタイトルとなっている。
選択キャラクターは38人。
前作からのリストラはおらず、
マチュア、バイス、ハイデルン、タクマ・サカザキ、草薙柴舟、
ヘビィ・D!、ラッキー・グローバー、ブライアン・バトラー、
ルガール・バーンシュタイン、矢吹真吾がシリーズに復帰している。
最終ボスはオメガ・ルガールで家庭用のネオジオではプレイヤーも使用可能。
さらに裏キャラクター(選択時にスタートボタンを押しながら決定)として、
乾いた大地の社、荒れ狂う稲光のシェルミー、炎のさだめのクリス、
草薙京'95、裏テリー、裏アンディ、裏ジョー、裏リョウ、
裏ロバート、裏ユリ、裏不知火舞、裏ビリー・・
を使用する事が可能で、実に総勢51キャラが用意されているという、
壮絶な設計のタイトルとなっている。
システムはほとんど前作と同じ。
「アドヴァンストモード」と「エクストラモード」の2つからスタイルを選択。
新たに加わったシステムとしては「アドヴァンストモード」のみに実装された
「フィーリングバリエーションシステム」がある。
これは日替わりでキャラの機嫌が変化するというもの。
機嫌によってキャラ交代時のパワーゲージストックの増減が変化する。
野球ゲームみたいだな(^^;
これは対戦時に変化が出るように考えられた施策だが、
プレイヤーが機嫌を考慮してチームを編成するにはあまりにわかりにくく、
当時の俺様はその存在に気づかずプレイしていた。
キャラ数が異様に多いわりにはバランス調整が良好。
完成度が高いお祭りゲームになっている。
また、コンティニュー時に次の1ステージが有利になる要素が実装。
弱者にも間口を広げようという試みが伺える。
俺様的になにより嬉しかったのは、
前作で迫害されていた親父キャラが大量に復活したこと。
きっと前作で親父キャラフリーク達の不満が爆発したのだろうw
【選択キャラクター一覧】
主人公チーム
草薙 京、二階堂紅丸、大門五郎
餓狼伝説チーム
テリー・ボガード、アンディ・ボガード、ジョー・ヒガシ
龍虎の拳チーム
リョウ・サカザキ、ロバート・ガルシア、ユリ・サカザキ
怒チーム
レオナ、ラルフ、クラーク
女性格闘家チーム
神楽ちづる、不知火舞、キング
キムチーム
キム・カッファン、チャン・コーハン、チョイ・ボンゲ
オロチチーム
七枷社、シェルミー、クリス
'97スペシャルチーム
山崎竜二、ブルー・マリー、ビリー・カーン
おやじチーム
ハイデルン、タクマ・サカザキ、草薙柴舟
アメリカンスポーツチーム
ヘビィ・D!、ラッキー・グローバー、ブライアン・バトラー
エディット専用キャラ
ルガール・バーンシュタイン、矢吹真吾