ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(33)「ベースボールスターズ2」

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ベースボールスターズ2
(SNK)
1992.4.28発売/23800円/野球
メジャー野球の開幕だ!

 

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ロンチで登場した「ベースボールスターズプロフェッショナル」の続編。
ネオジオタイトルの続編が出たのは本作が初である。
ゲームを開始すると
ペナントレースモード」「対戦モード」が選べるのだが、
「対戦モード」は2コイン入ってないと選べない。

続いて守備をオートにするかマニュアルにするか選択。
マニュアルの方が難易度が高い。

最後にチームを選択。
このゲームでは12の球団が登場するが、最初に選べるのは以下の6球団。

ニューヨーク・モンスターズ(攻撃型)
トウキョウ・ニンジャズ(機動力型)
ナポリ・エンジェルス(バランス型)
タイペイ・ホークス(投手王国型)
ソウル・アイボリーズ(意外性型)
シドニーグリフォンズ(守備型)

これらを決めるのにそれぞれ6秒しか猶予が無く、考えている暇が無い。(^^;

試合中の操作は、
Aボタンが打撃、投球、ジャンプ、
Bボタンが走塁、盗塁、
Cボタンがバント、
Dボタンがタイムに割り振られている。

1試合が終了するとオーナーが3人の助っ人選手を紹介してくる。
気に入った一人を現在の選手と入れ替える事ができる。
また、1打席のみピンチヒッターとしてオーナーが送り込むスペシャル選手もいる。

前作同様にワンコインでプレイ時間を買う方式で、
勝ってても負けてても時間が来るとコンティニュー画面になる。

とにかく本作は“豪快なベースボールゲームだ!”
ただしそれは大味という意味ではない。
題材をメジャーリーグにする事で、さらにそれは顕著に主張されている。
ピッチャーはつねにクチャクチャガムを噛んでいるし、
スライディング時には画面が大きく映し出されたりと
とにかく痛快にして爽快。
気持ちよく野球がエンジョイ出来る。
オート設定にしても守備がヘタだったり、あっさりとホームランが出たり、
まさに日本人が考えるメジャーリーグのデフォルメ感がゲームの完成度を高めている。
このゲームの演出をやった人はかなりのセンスだと思われる。
前作のショボさが信じられないほどのデキ。
よくよく考えてみると、今の野球ゲームはリアル志向かファミスタ志向の2種類で
こういった方向性の野球ゲームは滅びてしまったよな~。

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PRODUCER
EIKICHI KAWASAKI

PLANNER
PU-KEN 2020

PROGRAMMER
TO-CHAN
NAKAMURA-Q

DESIGN CHIEF
MIKI
Y.KAWASE

DESIGNER
MASAMI.T
KIKU-BEE
RIDING MONKEY GOGO
KAZUNORI
G.O.N.
GREAT KING YASU

SOUND
PAPAYA
KONNY

SPECIAL THANKS
YUKIHIRO DEGUCHI

SNK
TEAM GALAPAGOS 1992