わが青春のPCエンジン(131)「キックボール」

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キックボール
(メサイヤ)
1990年11月23日/6200円/スポーツ

 

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キックボール」とは、
キックベースボール」または「キックベース」とも呼ばれる
実在する球技スポーツである。
ルールはほぼ野球と同じだが、投手は大きなボールをホームベースに向かって転がす。
打者はそれを蹴る事で出塁できる。
1982年~1985年にかけて放送されたバラエティ番組「夢がMORI MORI」
芸能人がキックベースの対決をするコーナーがあって有名になった。
サッカーボールなどがあればすぐに始められるので、
小学校の休み時間に流行った。
そんな「キックボール」を思い切ってゲーム化したのが本作である。

 

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まずチームを選択する。
チームはハゲマッチョ、カッパ、相撲取り、宇宙人、オットセイ、
そしてメサイヤが生んだスターキャラ、シュビビンマンとキャピ子がゲスト参戦だ。
たぶん主人公のハゲマッチョを選択。

 

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野球ゲームのように攻守が入れ替わって5回まで得点を競う。
投手は普通にボールを転がす他、回数制限ありで魔球を投げる事ができる。
打者側はホームベースにボールが来るタイミングを読んで助走を開始、
ボールと接触する瞬間にもう一度ボタンを押すと蹴る。
このタイミングがなかなか難しい。最初は空振りばかりで面白くない。(^^;
グランドは壁に囲まれているのでホームランは無い。

 

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守備側はボールをキャッチしたあと、Iボタンで塁へ投げるのだが、
IIボタンで走者に向けて投げる事もできる。
キックボールでは走者にボールを直接ぶつけてアウトにも出来る。
走者側はこれをジャンプでかわす事も可能。
ボールはたいていかわされるので、塁に投げた方がアウトにしやすい。
ちなみにチームメイトは全てハゲマッチョ。
むせるw

 

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なかなか点数が取れなかったが、
延長6回でなんとか1点取ってオットセイに勝利。
特に勝利の演出は無い。

 

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このようにして全チームと対戦していく。
超シンプル構成。

ぶっちゃけ野球ゲームとそれほど変わらないプレイ感なのに
野球ゲームより大味で、細かい違いがわかりにくさも生んでいる。
キックボール独特の楽しさを再現するには
PCエンジンのスペックではまだ無理があったかな?

 

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PROGRAMMING BY
T.MURATA
KRE
K.KOBAYASHI

GRAPHIC DESIGNED BY
M.SUGAWARA
H.NAKAMURA
Y.TANISAKO

MUSIC AND S.E. BY
M.TAKAGI
A.MOTOYAMA

PRODUCED BY
H.NAKAMURA

DIRECTED BY
GERRY

SPECIAL THANKS TO
T.NAGAHAMA
K.YANAGI
TOM
N.MAKINO
SOU URABE
A.MATSUDA

EXECUTIVE PRODUCER
T.TSUCHIDA
JIM YASUDA