ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(26)「バカ殿様 麻雀漫遊記」

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バカ殿様 麻雀漫遊記
(モノリス)

1991.12.20発売/21000円/麻雀
諸国漫遊麻雀じゃ!

 

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「みなさんのおかげさまです! 大スゴロク大会」をネオジオでリリースしたモノリス
とんねるずの次に題材としたのは、
志村けんが白塗りの殿様に扮するコント番組「志村けんのバカ殿様だった。
しかも今度はタイトルを文字らずにバカ殿様”と思いっきりつけちゃってる・・。
こんな大物に次々と喧嘩売るスタイルモノリスの肝っ玉が凄いのか、
ここまでそのまんまでも訴えなかった
イザワオフィスの度量が大きいのか・・。
(イザワオフィス志村けんの所属する芸能事務所)

 

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バカ殿様が(麻雀の)強い相手を探して城下に出るというストーリー仕立て。
バカ殿様が城下町を横スクロールで歩いていく(自動)。
途中で立っている登場人物達に話しかけると情報が聞けたり、
アイテムを買えたり、麻雀勝負が始まったり・・といった流れ。
女子キャラに勝つとポロリした一枚絵が見れる…。
(志村けん以外のキャラクターは特にモデルのいないオリジナルだと思われる)

 

麻雀は二人打ちで、道中で手に入れたイカサマアイテムを使うと有利になるが、
ま~、アーケードゲームの麻雀なので唐突に相手がデカい役を上がるなんてザラ。

 

キャラクター物の麻雀ゲームとしてはまずまずの作り。
「みなさんのおかげさまです!」のスゴロク仕様のような酷い構成は無くなった。
とはいえ、(おっさんとの対局も多い本作を)脱衣麻雀と呼ぶには中途半端だし、
見た目はバカ殿でも志村けんのコントをオマージュする気は全然無く、
このダラダラしたストーリーの続きを見るためだけに
連コインする人がいたとはとても思えない。

エンディングでは珍しくスタッフ名が漢字フルネームで表示される。

 

企画
小林泰昭

開発
北端宏至
市岡栄一郎

美術
朝倉俊夫
井上恭一
中田 茂
平田康雄
藤原伸幸
手嶋章子
占部智一

音楽
倉持淳一

協力
SNK音楽部