ゴーストバスターズ
(セガ)
メガドライブ/1990年6月30日/アクション/6000円
大ヒットした映画「ゴーストバスターズ」をアクションゲーム化。
「ゴーストバスターズ」と言えばファミコン版の黒歴史が有名だが、
本作は(ファミコン版と比べて)ちゃんとしたアクションゲームに仕上がっており、
映画の大ファンだった俺様は、それだけでメガドライブ購入のきっかけにもなった。
ベンクマン、スタンツ、スペングラーを操作できるというだけで
テンションあげあげになること間違い無しなのだ!
本作が発売されたとき、すでに「ゴーストバスターズ2」も公開後であるが、
登場するゴーストがマシュマロマンやゴーザっぽいラスボスである事から、
1作目の版権を使って作られたゲームではないかと思われる。
さあ、ゲームを始めよう。
依頼を受けてゴーストの出現したステージへ向かう。
いわゆるステージ選択方式。
最初に難易度が選べるのだが、難易度によって出現するステージの数が違うみたい。
「フェリオス」みたいに全ステージを体験できずに終わっちゃうのは嫌だから、
難易度ノーマルで挑戦してみる。
操作するメンバーを選択。
俺様はベンクマン(ビル・マーレイ)をチョイス。
見てくれこの主人公とは思えないオジサン面を!w
操作はシンプル。
左右移動としゃがみ。
ボタンはジャンプ、ショット、ボムの3つ。
ボムは個数制限あり。
ショットは真上や斜め上にも発射できる。
水中に入ると泳ぐ。ソニックのように酸欠要素は無いw
このゲームはスタート地点に戻れば、いつでもステージから抜ける事が出来る。
なので最初はステージでお金を集めて出入りを繰り返すのが吉。
貯めたお金で武器やアイテムを購入すれば攻略がラクになる。
これ凄く時間かかるんだけど、このゲームにセーブ機能やパスワードは無い。(^^;
武器をフル装備したらいよいよ攻略開始。
このゲームはボスキャラに毎回苦戦する。
なのでそんなボス戦を乗り切るために、
そこまでの道のりはノーダメージで通過するべしなのだ。
そのためにはボムを有効活用しよう。
いやらしい動きの敵がいるエリアはボムで強行突破だ。
ボムは減ってもあとで補充できるし、
ボス戦でボムは効果的ではない。
強化ショットはエネルギーが減るので使用はボスまで我慢しよう。
ボスはそれぞれの動きと効きそうな強化ショットを分析して
なるべくダメージを受けないように。
ただし死んでしまうとコンティニュー回数は有限なので
トライ&エラーで攻略法を読み解く余裕は無いぞ(^^;
どうしてもダメージを受けてしまうようならバリアを使おう。
(バリアはエネルギーを消費するのでギリギリまで装備を我慢するのが吉)
ボスはステージごとに指定されたゴーストの数+1体。
ボスは倒されるとかわいいゴーストになって逃げ回る。
これを捕獲ビームで捕まえよう。
これに失敗してペナルティは特に無さそうだし、
あまり意味が無い要素なのだが、
これやらないとゴーストバスターズっぽくないから
入れざる得なかったと思われる(^^;
ステージをクリアすると次の依頼現場へ。
クリアしたステージには戻る事が出来ないので、
なかなか配置されていない1UPアイテムなどは逃さず集めよう。
(事務所に戻ると回復は出来るが残機は増えないのでジリ貧になる)
このゲームは一応、会話によるシナリオ展開がたまに挟まる。
ゴースト退治で手に入れた石版。
序盤はこの石版が集まっていく展開だ。
暗いステージ。
暗視ゴーグルを買っておけば暗いところも見えるようになる。
ベンクマン
「ふー疲れた。やっと石版が全部揃ったぜ。
これでナゾが解けるぞ・・・?
おや、なんで誰もいないんだ? オーイ。
あれ、手紙があるぞ。一体なんだろ??
『ふたりを帰して欲しくば、石版を持って町外れの城に来い。 オーサー』
なんだ?なんだ?
急展開についていけないぞ!落ち着いて考えてみよう。
ええと、二人は・・・・
・・・・さらわれたあ!!たいへんだ!どうしよう。
しかし、オーサーって一体誰なんだ?
ぜんぜん心当たりが無いし・・・。」
「わしが教えてやろう。あんた達はお得意様だからな。
オーサーは、昔あんたらと同じようにゴーストの研究をしていたやつだ。
わしのところにも、よく顔を出したんだが、
そう、ほらあんたが持っているその石を手に入れてから
人が変わったようになってしまってな。
そのうち、わしのところにも来なくなり
ここ10年ほど行方知れずになっていたんじゃ。」
ベンクマン
「この石版にどんな力があるんだ?」
「そんなこと、わしが知ってたら、とっくに話してるわい。」
ベンクマン
「とにかく俺は二人を助けに行きます。石版なんてクソ喰らえだ。」
てな事で「CASTLE」ステージへ。
このステージでは顔色の変わったスタンツとスペングラーが襲ってくる!
怖~ww
なんとか取り憑いているゴーストを倒すと・・
うわー!魂抜けちゃった~!!
・・と思ったら正気に戻った。
良かった良かった。
オーサーはこのリトル・ショップ・オブ・ホラーズみたいなボスに
食べられてしまったようだ。
なんとかこいつを倒すと赤い骸骨みたいなのをゲット。
ベンクマン
「オーサーも哀れなやつだよな。
あんな化け物に食われちゃうなんて。
石版にはゴーストを支配する力があったんだろうが、
オーサーはそれを上手く使いこなせなかったんだ。」
スペンツ
「石版の真ん中にこの赤い骸骨がピッタリはまりそうじゃないか?」
ベンクマン
「よし、入れてみようで。
・・・ほんとだ、スッポリ入るぜ。」
うわ、地震だ!
スペンサー
「オーイ、石版を解読していたら大変な事がわかったんだ。
その石版には魔界への扉を開ける力が封じ込められているんだ。
その中央の穴に炎の目というものをはめ込む事によって封印が解かれるんだ。
そんな事になったら、この世はお終いだぜ!」
ベンクマン
「そ、それは、本当なのか・・・・?」
スペンサー
「なに青い顔してるんだよ。その石版の力が怖くなったのか?
炎の目という骸骨の形をした石をハメない限りは大丈夫だ。心配するな。」
ベンクマン
「それが・・・、城で手に入れた赤い骸骨を石版の穴にはめたら地震が起きて、
街の中央に巨大な穴が空いちまったんだよ。これってもしかして・・」
スペンサー
「た、単なる偶然だよ・・・、なぁ?ハハハハハ・・・・。」
スペンツ
「もし、あれが魔界への通路だったら、どうするんだよ・・・。
俺は知ーらないっと。」
ベンクマン
「てめえ汚いぞ!はめたとき一緒にいたんだから同罪だぜ。」
スペンサー
「通路を閉じる方法も石版に書いてある。
炎の目のかわりに、静寂の涙を石版の穴にはめれば扉は再び閉じるんだ。」
ベンクマン
「その静寂の涙がどこにあるのか知ってるのかよー?
それがわかんなきゃどうしようもないぜ。」
「突然失礼します。わたし、市長の代理でまいりました。
テレビをご覧になりましたか?
地震でできた穴からゴーストが次々と飛び出してきているんですよ。
街の機能はほとんどマヒしています。
ゴースト退治を専門にやっているあなた方にお願いします。
お礼はいくらでも致します。今回の騒動を沈めて下さい。」
ベンクマン
「わかりました。それは不可解な現象ですね。
わたし達ゴーストバスターズが全力を上げて今回の騒ぎを沈めましょう。」
「そう言って下さるとまことに心強い。お願いしますよ。」
ベンクマン
「みんな、地震の原因が俺達かも知れないなんて誰にも言うなよ。
この騒動を収めれば、お金はガッポリ、毎日楽しく暮らせるんだ。
とにかくあの穴に入ってみようぜ。
ゴーストバスターズ出動だ!」
さて、最終ステージ。
ここではラスボスも含めて計5体のボスゴーストを倒さなければならない。
面倒でも1体倒すごとに事務所に戻って全回復するべし。
なんならマッピングしながら探索し、消耗したら戻るぐらいがよろしい。
道に迷ってダメージを蓄積するのは避けたい。
最初の4体のボスゴーストは再登場系なので、
これまでの攻略をなぞれば切り抜けられるだろう。
4体のボスを倒すと出てくるラスボス出現。
このレオタード着たドット絵は近づくと画面が切り替わるので
一瞬しか目にする事が出来ないレアグラフィックだw
「お前が私を目覚めさせてくれたのか。礼を言うぞ。
私の名前はジン。
破壊と死を司る神だ。
もうすぐこの世は闇に包まれるだろう。
お前を最初の生贄として祀ってやろう。
光栄に思うがよい。ほほほ・・・・
顔色悪くなったぁぁぁぁ!!!
このボスは2段階に変化する。
1段階目は2つの攻撃を交互にしてくるだけなので、
簡単にパターンを掴める。
2段階目は空中移動しながらサーベルを投げてくる。
位置取りが大事だが、ここまで大事にしてきた残機を消耗しつつ、
貫通弾を当て続ければ、そこまで苦労せずに勝てるだろう。
ベンクマン
「これが静寂の涙か・・・。これで魔界への扉を封印する事ができるぞ。」
この世の終わりがあっさり解決(^_^;
このゲームで唯一スコアが表示される画面w
PLANNER
OKARU.
PROGRAMER
RYU OHMORI
HEALTHY TOYAMA
NIZUTAN
TANTAN
TEMINI HIRONO
KAWAUSO
COM BLUE
K.K.
K.KOBA
DESIGNER
DORO PI
LOCKY P
SAKATSU RIMO
SOUND
NAV.
SPECIAL THANKS
ARISHI
LEVIN
IDATEN
ONION
展開や敵キャラクターはほぼほぼオリジナルだが、
ゴーストバスターズの雰囲気を上手く再現した良作アクションゲームだった。
強いて言うなら題材がゴーストバスターズなわけだから、
2人協力プレイで遊べたらもっとそれっぽくなったかもね。
洋ゲーチックな雰囲気から海外の開発会社が作ったのかなと思いきや、
本作を開発したのはコンパイル。
コンパイル臭を感じないのでビックリしたが、
コンパイルって下請け開発で色々と暗躍してるんだよね~w
(ファミコンの「タッチ」とか、トンキンハウスの「サイバーナイト」とか)
~追記~