WING88第一弾『魔界復活』シナリオログ

魔界復活
シナリオログ

 

ルポライター神城明に大学時代の考古学教授・増永から電話があった。
それは、大分県の仏の里・国東半島にある霊願寺の住職の失踪事件。
巨岩「神の岩」の供岩が消滅した事件であった。
教授は学生時代に神城が持つ直感により、
遺跡発掘が次々と成功した事とこの事件を結びつけ、
神城の能力で事件の鍵を探そうとした。
神城の力か?不動明王の天の声が二人に響いた。
不動明王「魔道が開いた!魔界が復活したのだ...」
「開魔の経と封魔の経を取り戻せ!そして魔道を封印しろ!」
神城と教授は、不動明王に選ばれし者となった。

この物語は、神城明が東京から大分空港に着いた所から始まる。

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魔界は復活した!!
貴方は、神となって神城明と増永教授を導いていくのか。
それとも悪魔となって彼等を地獄に送ってしまうのか?
人間に憑依する魔物、不動明王に力を与えられた神城明と増永教授を動かして、
魔物と対決する。

 


[恐怖]アドベンチャーゲーム
魔界復活

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発売元:ソフトスタジオWING
発売日:1987年5月
5”2D・2枚組/定価 7800円

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ゲームの特徴
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1.恐怖アニメーション効果
2.高速描写による120仮面
3.FM音源による15曲100効果音
4.数字キー入力によるコマンド-選択方式
5.メッセージは漢字表示


付録
○魔界サウンドミュージックテープ

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A面『魔界復活組曲
魔界の者達が復活を祝い、私達の住む現界に魔界の波動が、押し寄せて来る。
餓鬼、妖魔、魔王、大魔王が影の様に音も無く、
滑る様に魔道を通り、流れて来る様子を組曲風に作曲しました。

B面『魔界戦士』
A面の逆で、不動明王に選ばれた戦士達が、
魔界の者を倒し魔道に魔物を追い込み、
魔界に迫ろうとする戦士達と魔物との戦いです。
魔界との戦いは、銃やミサイルでは魔物に勝てません。
魔物に勝つ方法は法力(超能力)です。
その激しさを、ヘビーメタル風に作ってみました。
(この曲は、ゲーム中に流れる音楽を編曲したものです。聞き比べて下さい。)

≪注意!≫
魔界サウンドを聞かれる時は、心臓の弱い方、精神力の弱い方、
霊媒体質の方は、ボリュームを下げて聞いて下さい。
尚、深夜に一人で音楽を聞かないで下さい。


○魔界マップ

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おおいに利用して下さい。
メモのかわりになりますし、重要なヒントも隠されています。

≪注意!≫
『魔界マップ』の精度は、0%です。
ですから、九州に旅行する時は、使用しないで下さい。


~はじめに~

ソフトスタジオWINGの作るゲームは、
他のそれとは違う独特の世界観を持ってる。
オカルトを下敷きとした妖しげな存在感は、まさにオンリーワン。
シナリオ、グラフィック、サウンド・・
あらゆる手段を駆使して作り出された空気感は、
プレイヤーを次々と魔界へと誘っていったのだった。
そんなWINGスタイルを最初に確立したソフトが
本作『魔界復活』と言えるだろう。
MSX用にゲームを発売していたソフトスタジオWINGが、
88市場に投入した第一弾タイトルが『魔界復活』だった。
当時MSXを持っていなかった俺様は、
当然ソフトスタジオWINGの存在も知らなかった。
88を購入したばかりで
「何かPCでしか遊べないような雰囲気を持つゲームはないか?」
と店頭を物色していたところ、
目に飛び込んできたのが本作のパッケージ。
そこから立ち昇る波動に操られるかのようにレジへと運んだのだった。

単色で塗られた取り込み実写画像の背景と、
ときおり流れる不安を掻き立てるBGM。
そして淡々と進む探索。
プレイしているだけで魔界へと迷い込んだ錯覚に見舞われる本作。
これを作った会社はタダモノじゃない!
そう感じた俺様は、その後もソフトスタジオWING作品のファンになった。
とはいえ、本作の完成度が高いかというと話は別である。
とにかく底抜けに難易度が高い。
何度もゲームオーバーになり、
とうとう購入当時はクリアする事が出来なかった。
それがずっと心残りだったので、ログ作成をきっかけに再挑戦。
公開に至る。


以下に書かれたものは、ゲーム中に表示されるシナリオを再現したものです。
一部の表現を修正した部分(読みにくいカナを漢字にしたり)以外は
基本的にゲーム上のものをそのまま掲載しています。

ログという構成上、完全なるネタバレですので、
未プレイの方はまずはゲーム本編を体験してからお読み下さい。

ゲーム攻略のためには何度も同じ場所へ行ったり、
同じセリフを聞いたりする必要がありますが、

ログの読みやすさを考慮し、シナリオ展開のみを追う形にしています。
そのため、下記の手順でコマンドを選択しても、
同じようにクリアできるわけではありません。

なお、本シナリオログはPC-8801版を元に作成しています。

 

 

~ゲームスタート~

 

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神城明は、九州・大分空港に着いた。
増永教授と待ち合わせている。待合室の前。
迎えに来ているはずの増永教授がいない。

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今着いたばかりのバスから増永教授が降りてきた。
教授「すまんすまん、バスに乗り遅れて遅くなってしまった。」
教授「遠路ごくろうだった。事件の鍵は君が持ってるように感じて来てもらった。」

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教授「例の写真だ。巨石の割れ目を見てくれ。住職が失踪前にあった巨岩が消えた。これは怪奇現象としか思えない。」
教授「さぁ、タクシーに乗って現場へ行こう。」
二人はタクシーに乗って霊願寺へ向かった。

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山頂に登り、岩の間に数珠を見つける。
教授「これは住職が使っていた数珠だ。消えた岩と住職の間に何か有るかも知れない。神城君、霊感で感じないか?」
神城「私の霊感なんて余興の様なものです。」
神城「数珠を持って帰ります。」

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山頂から境内に下りたとき、下の階段から僧侶が登って来た。
歳良「増永さん、大変な事に気づきました。本堂に来て下さい。」
教授「山頂の巨岩のところで数珠を拾いました。これは住職が持っていたものですね。」
教授「私の連れは元助手をしていた者です。歳良さん、大変な事とは何ですか?」

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歳良「昔から誰も見た事がない当寺の秘宝です。」
歳良「空海様がこの土地で修行された時、魔物を封じ込めた箱と伝えられ、倉を整理していましたら箱が壊れて中に書面が入っていました。古文で書かれている為、私には読めません。それで呼び致しました。」
歳良「読んではいけない事が書かれているのですか?」
教授「ここに封魔の経と開魔の経を置く。何人も見るを禁ず。但し世に悪しき者井でし時、この石と共に戦え。 空海
歳良「やはり空海様が残された者でしたか。悪しき者とは魔物の事でしょう。今の時代に居るわけがない。でも住職が二巻の経を持ち出したとしたら・・。本山にこの事が知れたら大変です!」
教授「歳良さん、丸石を貸して下さい。」
歳良「とんでもない!お見せしただけでも本山から咎められます。門外に秘宝を持ち出す事はお断り致します!」
教授「歳良さん、もう一度考え直して頂けませんか?」
歳良「何と言われてもお貸しする事は出来ません!」
神城「幾ら頼んでも駄目みたいですね。」

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豊後大学に戻り調べ物をしていると突然に電話のベルが鳴った。
教授「はい増永です。どうしたのですか?歳良さん。エッ!何ですって!」
教授「失踪した住職が丸石から血まみれの亡霊になって現れると言っている。行こう!」

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歳良「聞いて下さい!丸石を持って念仏を唱えていたら、丸石の周りに血塗れた住職が現れました。」
歳良「丸石に怨念が入っています。手に取って見て下さい。」
神城「丸石を持たせて下さい。」
すると突然、不動明王が光り輝いた。
三人とも金縛りになっている。
教授「魔界が復活した。お前達は選ばれし者。魔道を断て!・・と聞こえた。」
神城「私も声を聞きました!魔界は復活した、不動の力を信じ魔道を断て!丸石は照覧の石なり。」
教授「この世界に何が起こったのだ・・。この事を人に言うな。気違い扱いされるだけだ。」
本堂を出たところで会った村人から「住職を磨崖仏の近くで見た者がいる」という情報を得る。
磨崖仏の近くの農家で聞き込みだ。
教授「増永です。霊願寺の住職を見かけませんでしたか?」
村人「住職さんでしたら、今国東塔の近くで会いました。」
教授「先ほど国東塔に行きましたが居ませんでした。入れ違いになったのかな?」
村人「国東塔の林の中です。御案内しましょうか?」

案内を断り、二人で国東塔を探索すると、住職が出てきた。
教授「どうしていたのですか!住職さん。」
住職「久し振りだな増永教授。わしは黄泉の国に行き、そして帰って来た。」
住職「信じられないのか?愚か者よ。それよりわしの数珠と照覧石を返してもらいたい。」
教授「なぜ我々が持っていると分かるのか。」
住職「わしは開魔の経の力で魔道を開いた。おかげで魔界の力を得、不老不死の体となり、魔王になったのだ。」
住職「わしの数珠と照覧石をお前達が持てば魔界の敵となる。その前に殺す。覚悟しろ!」

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住職の体が震え始めた。
住職「しまった。やつが現れた。天角め!」

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天角「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
住職「天角、俺は昔からお前が苦手だった。魔王となった今もお前の法力が邪魔をするのか。また会おう。」

天角「危ない所でした。わたしは天角と申します。」
天角「英彦山で修行中、霊願寺の異変を感じました。やはり来てよかった。」
天角「私の見た所あなた方は魔界に敵対する力が隠されています。この世に魔物が復活したからには、科学兵器などでは倒せません。どうです?阿蘇にある私の寺『風林寺』に行かれませんか?」
教授「魔界と戦える力か。面白い、行きましょう。魔界の道が開かれた今、戦う力が欲しい。」
天角「風林寺の不動明王に会ってください。きっと何か起こると思います。私は霊願寺を調べて阿蘇に戻ります。では急ぎますのでこれにて。」

神城と教授はレンタカーで阿蘇に向かった。

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教授「天角が修行していた英彦山湯布院町から行けるが、寄ってみるか?」
神城「アレッ今気付いたのですが、天角が唱えた呪文がスラスラ言えそうだ」
教授「神城君。スピードが出過ぎている、気をつけなさい。」
スピードメーターは90キロを指している。
草原の中に寺が見える。

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異様な雰囲気を察した二人が車に戻ろうとすると・・。
神城「教授!車が消えた、いや道路や山も消えた、草原が果てしなく続いている!」
教授「魔界の結界に入ってしまった。助からないかも知れない。」
神城の持つ照魔石が光り始めた。
教授「照魔石は魔界の者が来る事を知らせてくれた。でもどうすればいいのか。」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
教授「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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「ウォー、俺様の結界が破れていく。いつの間にお前達に力がついたのだ。寺の中に引き入れ魔界に引きずりこもうと思っていたのに。」
神城達は魔界の罠を避けて阿蘇風林寺へとやってきた。

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教授「申し遅れました。私は豊後大学教授の増永と申します。若いのは教え子でルポライターの神城と言います。」
僧侶「私が住職の雲角ですが、何か御用かな」
神城「御住職。お寺の不動明王を見せていただけませんか」
僧侶「私どもの寺は見世物ではありません。どうぞお帰り下さい。」
教授「神城君、君は黙っていたまえ。実は天角さんからここに行くように言われたのです。どうかよろしくお願いします。」
僧侶「やはり魔道が開かれたと言った天角の言葉は本当だったのですか。どうぞ中にお入り下さい。」

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神城「すごく立派な護摩壇ですね。」
雲角「これは天角が本山から手に入れたもので、この寺の自慢の護摩壇です。」
神城「天角さんと風林寺はどんな関係ですか」
雲角「天角は私の息子ですが、本山での修行が終わっても寺に戻らず英彦山で修行ばかりしています。」
神城「教授、先ほどから不動明王に呪文を唱えているのですが、何も起こりません。」
教授「私もそうだ。天角さんが戻るまで待たせていただこう。」
雲角「そうしなされ。私は何ひとつ力が無いのでお役に立てません。」
神城「天角さんが戻られるまで庭を散歩したいのですが」
教授「神城君。雲角さんに照覧石を見せるから貸してくれ。」
雲角「照覧石ねぇ。私はただの石にしか感じません。お返し致します。」
雲角「汚い所ですがどうぞ御覧になって下さい。」

境内横の茂みの奥から女の悲鳴が聞こえる。

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神城「どうかしましたか?」
女「助けて下さい。化け物に追われています。」
神城「化け物とは痴漢か?妖怪か?」
女「妖怪です信じて下さい。どこかに隠れています。」
神城「妖怪だと!それなら何とかなるかも知れない。私は降魔調伏の呪文を知っている」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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「うわー!照魔石の力には俺達妖魔は勝てない。魔王様に報告しなければ。」
女「ありがとうございました。もう少しであの妖魔にとりつかける所でした。」
神城「もう家に帰っても大丈夫です。」
女「待って下さい!お願いがあのます!」
女「この輪宝鏡を貰っていただけませんか?あの妖魔はこれを村っています。また来るかもしれません」

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女「これは代々伝わってきた物ですが近頃悪い事ばかり起こり、昨日からこの輪宝鏡の回りに暗く妖気がただよいはじめました。」
女「今もお寺に預けようと、ここまで来て見ればこのような事になり、どうかこれを貰って下さい。」
神城「いいですよ、どうせ私は妖魔と戦う運命のようですから。取り憑かれてもともとです。」

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神城「茂みの中で妖魔が女性を襲いましたが、照覧石のおかげで何とか助ける事が出来ました。」
天角「魔界は少しずつ力をつけ始めたか。早い内に何とかしなければ」
神城「輪宝鏡というものを女性から貰いました...それより天角さん、不動明王に会いましたが何も起こりません。」
天角「不動明王から何も感じませんか?国東塔の前で何か起こると感じたのですが。」
神城「天角さん、貴方の力で何とかなりませんか。」
天角「私の知る限りの力を使ってみます。今その為の用意をします。」
天角は護摩壇の上に仏具を並べている。
天角「護摩祈祷の用意が出来ました。みんなで祈りましょう。」
神城「力の限り祈ります。天角さん、よろしくお願いします。」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
不動明王が輝いた。
天角「頭の中で何か」
神城「独鈷を剣に変え、不動の三鈷剣を持てば魔界に敵なし。使い方誤ればこの世は闇と化す...と言ったようですが。」
天角「私には三鈷剣の場所を言ってくれました。福岡県の篠栗霊場と...しかし独鈷は?」
神城「三鈷剣が手に入れば独鈷の秘密も解けるはず...教授早く行きましょう。」
天角「独鈷の秘密は貴方がたが知っていないとならば私は本山に行き調べてきます。篠栗には二人で行って下さい。」
神城「教授行きましょう。天角さんも頑張ってますから。」

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神城「お世話になりました。さぁ教授、出発しましょう。」

二人は霊願寺本堂へとやってきた。

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神城「不動明王にもう一度、独鈷の秘密をお願いします。」

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不動明王の声がした!「独鈷に秘密はない。お前は見たはず。自覚が足りない!」

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神城「このまま篠栗英彦山に行きますか?」
教授「英彦山に行こう。天角の仲間が居る筈だ。」

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教授「待て!雷鬼仁王の手に石の独鈷が!もしかしてこれかもしれない。」
神城「手が上を向いて開いている。照覧石を置いてみます。」
教授「雷鬼仁王の石の独鈷にヒビが入った。」
神城「やった!独鈷が手に入った。仁王の独鈷が元通りになっています。」
神城「さあ行きましょう。独鈷が手に入れば妖魔に勝てる。」

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ここは英彦山の修験場だ。
教授「修行中おそれいります。天角さんを知りませんか?」
心覚「おぬし達、この私が見えるのか!残念だ、結界が破られているのか。」
教授「修行の邪魔をしたようですね。」
心覚「天角を探しているのか。あいつが修行している時は結界を張って、私には何処にいるのかわかりません。」
心覚「天角は魔界と戦っている。何処にいるのかわからない。もしかして天角が言っていた不動明王の力を持つ方ですか?」
心覚「そんな方とは知らず御無礼しました。私も妖魔の一匹でも退治しようと、今も修行していた所です。」
心覚「天角を指導していた大観さんも何処にいるやら。修行が足りなくてすみません。」

二人は篠栗霊場へ向かったのだが・・。

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神城「検問です。事故でもあったのでしょう。」

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警官が近付いてきた。
神城「免許証ですか。ちょっと待って下さい。」
教授「待て、そいつは妖魔だ!照魔石が光らないが間違いない」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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神城「呪文が効かない」
教授「輪宝鏡を妖魔に向けろ!風林寺で私の力が増した様だ。」
神城「輪宝鏡から光が..妖魔が消えた!」

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教授「大宰府天満宮菅原道真を祭っている。お参りすれば頭が良くなるそうだ。」
神城「魔界の最終目的はどうする事でしょうか?」
教授「魔界の者は我々よりも先に地球に居た先住者かも知れない。だが何千年と生きられる力があっても繁殖力が無い為、いつしか人間に追われてしまった。」
教授「魔界は超能力者に掛けられた封印が解けたので、彼等は人間に取り憑いて、都合の良い世界に変え、人間を奴隷として使う様だ。」

教授「いやー疲れたよ。緊張が解けたせいか腰が痛くなった。」
神城「後少しです。もう篠栗霊場の結界に入っていますから、妖魔も出ないでしょう。」
ズズーーーンッ!!

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車は側溝に落ちて動かない。
神城「真っ直ぐに運転していたのに、何故落ちたんだろう。」
教授「よそ見していたのだろう。こんな所でどうする。」
神城「教授一人では抱えられないし、誰かいないかな。」

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村人「車が落ちてしまった様だな。わしが持ち上げてやろう。」
村人「わしは村一番の力持ちだ。こんな車なんか、軽い軽い。」
教授「旅先の為失礼ですが、お礼にお金を受け取って下さい。」
村人「お礼を頂けるなら他の物が欲しいのだが。」

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「俺が欲しいのはお前達の命だ!篠栗の三鈷剣を取りに行くのだろう。取らしてなるものか。」
神城「またしても妖魔め、この独鈷剣を受けてみろ!」
魔王「ちくしょう、独鈷剣を手に入れていたか、大魔王様に報告だ。」

延命寺へと辿り着いた頃、教授が気づく。

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教授「神変寺の方で騒ぎが起こっている」

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信者「大日寺で何か起こった様です」

 

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信者「閻魔大王の顔が醜い化物に変わった」
教授「呪文を唱えてみよう」
教授「これも三鈷剣を見つけさせないためか!」

 

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教授「おかしな妖魔だ。閻魔に乗り移って罰があたったのかな。」
教授「妖魔が姿を見せても消す事が出来ない。霊願寺で何かやり残したのか?」
教授「浮かぬ顔をして、何かあったのですか?」
信者「信者の娘さんがいなくなったのです。」

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大日如来の後ろに穴の様なものが見える。
教授「穴が開いている。もしかすると魔道か!」
教授「魔道が小さい。一人しか行けない。」

一人、魔道の中に入っていく増永教授。

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教授「おまえは妖魔!何をしている。」
教授「おまえが触っているのは人間の様だが。」

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妖魔「おうさ俺は妖魔だ!おまえは魔界に敵する者達だな。魔道に入れるとはたいした力だ。」
教授「おのれ妖魔!人間を喰っているのか。」
妖魔「俺達が人間を喰って当たり前。特に女の生き血は力がつくのだ!」
教授「おまえは大人しそうだが見逃すわけにはいかない。呪文を受けてみろ!」
教授「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
妖魔「待ってくれ。女を返す。」
妖魔「そのかわり、住職の数珠をくれないか。」
妖魔「俺は魔王になった住職が嫌いだ!あいつに数珠を持たせれば大魔王の力がつく。おまえ達も困るはずだ。」
妖魔「数珠はもらった!女の血を吸ったが体に傷は無い。ほら、渡すぞ。」

ここは札所四十五番・浄土の滝の不動堂だ。

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教授「私が独鈷剣をかざして呪文を唱えてみよう。」
教授「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
教授「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
教授「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
三鈷剣が消えて不動明王が、ただの三鈷を持っている。
教授「これが三鈷剣だ。独鈷と同じ魔界に対した時武器になるだろう。私が取ろう。」

篠栗霊場の本堂南蔵院前へやってきた。

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教授「三鈷剣が見つかりました。今お知らせしようと本堂へ行く所でした。」
南覚「三鈷剣が見つかりましたか。丁度良かった。英彦山に妖魔が大勢出て被害がでたそうです。」
教授「妖魔が麓に下りる前に退治しないと大変だ!」
南覚「お願い致します。貴方がたにおすがりするのみです。」
南覚「私は本堂で降魔調伏の経を唱えます。頑張って下さい。」

英彦山・修験場にやってきた。

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教授「妖魔や魔王が何処かにいるはず。気をつけろよ!」
神城「天角さんは戻っていない様です。それに心覚さんもいません。」
教授「我々だけで戦うしかないようだ!」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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「餓鬼を倒した!」
岩の上に餓鬼が見える。
「餓鬼を倒した!」

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天角「間に合ったか!私が新たに本山から授かった呪文を唱える。」
天角「間に合った!貴方がたが英彦山に向かったと連絡を聞き、急いで登って来ました。」
教授「独鈷と三鈷剣の使い方が良くわからないせいか。餓鬼の相手で疲れてしまった。」
天角「ここに来るまで妖魔にあったが、呪文では殺す事は出来ません。一匹ずつ剣で殺すしかないでしょう。」
教授「餓鬼が逃げた場所を探そう。」
天角「餓鬼は魔道に逃げた。まだ魔道が開いていれば入れるぞ。」

天角「奴らは結界を張っている。だかせ魔道が見えないだけだ。」
教授「全ての妖魔を殺すのは不可能だ!開魔・不封魔の経を取り戻せば、なんとかなるのだが。」
天角「もし大魔王が持っていれば取り戻す事が難しいぞ。」
教授「魔道をいくつも開けられる開魔の経は、大魔王が持っているはずがない。」
教授「みんなで呪文を唱えて結界を破るのだ!」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
教授「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
天角「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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岩が地割れの中に消えた。

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心覚が地割れに落ちそうになっている。
心覚「手がしびれて落ちそうだ。」
心覚「助けてくれ!俺は妖魔と戦っていたのだ。」
心覚「妖魔と戦って疲れている。手を貸してくれ!」
天角「待て、心覚は妖魔だ!目を閉じても地割れや心覚が見える。これは妖魔が仕掛けた幻術だ!」
心覚「天角、何を寝ぼけた事を言う。早く助けてくれ!」
天角「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
天角「妖魔め、とうとう正体を現したな!魔道に逃げないとはたいした奴、覚悟しろ!」

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天角「結界が消えたのか。岩場に魔道の様なものが見える。」

魔道の中へと入っていく三人。

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天角「このまま魔道に入るのは危険だ!」
神城「魔道の中を輪宝鏡で照らしてみましょう。何か起こるかも知れません。」
天角「何も起こらないはず。その仏具の事で本山で調べてみたら、独鈷と三鈷に宇宙エネルギーを送り武器に変えるものです。」
神城「独鈷と輪宝鏡を手にすれば、誰でも独鈷を武器に出来るのですか?」
天角「それは貴方達の様な選ばれた者しか使えません。それに魔界の者しか武器として効果がありません。」
神城「では、このまま入って戦うしかないのですか?」
天角「選ばれた者が二人、剣が二本、エネルギーが二人分、それに呪文、この組み合わせを間違えなければ魔界に勝てるはずだ。」
神城「私が中に入り様子をみましょう。」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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妖魔を倒した!

 

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教授「何かある。魔王は私が殺す!」
教授「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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教授「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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妖魔を倒した!

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天角「幻覚の魔王を作り出しているならば、私の呪文でなんとかなる。」
天角は魔道に入った。
天角「呪文を唱えると、幻の影にいた魔王が逃げだしたら、幻も消えた。」

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魔道に住職がいる。
天角「俺達には不動明王から授かった魔剣がある。おまえの様な奴は魔物として死んでしまえ!」
住職「教授、この数珠に見覚えがあるはず。今は我が手にあるこの数珠には、俺の人間としての魂が入っているのだ。」
住職「この数珠がある限り、俺は人間と魔王と同時に生きられる。魔剣の力は人間には使えない。ただの飾りだ。」
神城「三鈷剣が効かなければ、俺がきさまの首の骨をへし折ってやる!」
住職に戦いを挑む天角。
住職「うーむ、おのれ天角!また一段と力をつけたな。数珠がなければ押し流されるとこだった。」

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天角「取った!金剛杖で数珠を引っ掛けた!もうおまえは人間ではない。ただの魔王だ。」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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住職「うわー!魔物で死ぬと二度と転生出来ぬ。」

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神城「勝った!さあ魔界に行きましょう。」
天角「仏に身を預けながら欲望にかられた天罰だ。さあ行こう!」
開魔の経が落ちている。
教授「住職の消えた跡に巻物が落ちている。」
神城「開魔の経だ!教授が取って下さい。」

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神城「魔道開けた!!魔界が見えてきた!」

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神城「これが魔界か!」

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魔界の入り口か?大魔王が立ち塞がっている。
天角「住職が持ち出した経を返していただきたい。」
大魔王「経を返せだと。何をぬかす!我が一族の者を殺しておきながら勝手な事をぬかすな。」
天角「あなたと争って勝てたとしても不動明王は喜ばないでしょう。封魔の経を返して頂きたい。」
大魔王「不動明王か。遥か昔語りあった事がある。しかし彼はお前達に武器を与え裏切った。」
大魔王「ゆるせぬわ。それはこちらの言う言葉。事の始まりは人間が持ちかけた事を...お前達を殺してやる!」
天角「現界と魔界は相容れぬもの。話し合おうとしたのが間違いだった。みんなで一緒に攻撃しょう」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
教授「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
天角「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」
大魔王「うおー!人間の力も三人集まれば負けそうだ。ここは封魔の経で魔道を閉じよう。」

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魔道が閉じた!!
神城「俺達には開魔の経と不動明王から授かった武器がある。後戻りはない!!」
神城「開魔の経に呪文を唱えましょう。」
神城「オン・バサラギニ・ハラジ・ハッタヤ・・・・」

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魔道が開いた!!

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魔界の入り口か?大魔王が立ち塞がっている。

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神城が大魔王に三鈷剣を光らせた時、魔道は消え、霊願寺の不動明王の神体が現れた。
不動明王「待て!大魔王を倒してはならぬ。私は封魔・開魔の経を取り戻す様に伝えたはず。大魔王を倒せとは言っていない。」
不動明王「魔界はここだけではない!魔道は世界中につながっている。二巻の経を無くしてどうして魔道を封じられる。」
不動明王「大魔王にも言おう。なぜ約束の99年後を待たぬ。今地球は人間が支配する時、いずれ人間の手によって人間の住めぬ世界になる。」
不動明王「その時地球を支配するのが魔界の者。人間と魔物は一緒に住む事は許されぬ事。大魔王!封魔の経を彼等に渡せ!」
不動明王は消えた。大魔王は封魔の経を神城に差し出して言った。

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大魔王「封魔の経を渡す。2度と魔界に近づくな。1300年待ったのだ。後99年待とう。さらばだ。」大魔王は消えた。

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天角「おかげで英彦山も元通りになりました。これで心おきなく修行に励みます。二巻の経は本山に封印しておきます。」
神城「教授、魔物が居なければ、この仏具はただの美術品。私は三鈷杵と輪宝鏡を神城家の宝として頂きます。」
教授「私も独鈷杵と照覧石を持っていよう。しかし不動明王が言った99年後に魔界が復活する言葉はどう解釈する...すでに定められているのか?」

 

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現界と魔界を結んだ魔道は閉ざされた!!
人間に乗り移った妖魔達は魔界に帰る事が出来ずさまよい続ける。
もしかして今夜、貴方の生き血を求めて来るかもしれない・・・
ソフトスタジオWING

 


編集後記
このログを作成するにあたって、念願の『魔界復活』クリアを果たす事が出来た。
中学時代以来の悲願が叶えられ、肩から1つカルマが解き放たれた思いである。
いざプレイを再開してみると、このゲームの難易度設計はひどいものだった。
コマンド選択式アドベンチャーゲームなのに、なにがそんなに難しいのか?
このゲームの場合、コマンドの選ぶ順番、
移動した場所の順番などが正しくなければ先に進めない場面が多数存在する。

また、とある選択を誤ったり、アイテムを持っているべき人物を間違えたりすると、
先に進んだところで必ずゲームオーバーになったりする。
(下手にセーブすると最初からやり直す事になる)
それだけでなく、上記の場面はシナリオとリンクしていない事が多く、
自分がなぜハマっているのか?といった事がわからないまま
永遠にさ迷う結果になるのだ。

これは悪い意味で魔界に迷い込んだと言わざる得ないだろう。(^-^;

それでもチャレンジせずにいられないのは、
WING作品に共通する禍々しい魅力ゆえだろう。

単色取り込み実写画像の背景と、
手描きイラストのキャラクターという組み合わせが絶妙な雰囲気を作っている。

場面に合わせて背景の色(単色)を変えているのも良い工夫だ。
プレイヤーが登場人物達の背後霊という設定で、
コマンド名が「~させる」となっているのも何気に凄いセンスだと思う。

何より本作が試金石となって『波動の標的』や『怨霊戦記』が生まれたのだから、
大いに価値のある一本と言えよう。

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『魔界復活』実用辞典


≪あ行≫

宇宙エネルギー
天界や神界からのエネルギー。超能力の根源となる。
閻魔大王
地獄の王、死者の生前の罪悪を調べる裁判官。別名、閻羅大王ともいう。
オーラ
霊光、霊気。超能力者や霊能力者の中には、
人間や動物などの周りを囲む様な光が見える。
健康や感情の状態が解る。

人間の体に角をはやし、恐ろしい形相をしている。
世界各国に出没する、オーソドックスな怪物。
日本では、酒呑童子が有名である。
怨念
怨みを抱いて死んだ人のおもう気持ち。
それが、霊となって怨霊となる。
小角(オヅヌ)
7世紀ごろの仙人で役の行者といわれ、
日本の法術師の元祖ともいえる修験者である。

 

≪か行≫

餓鬼
餓鬼道に落ちて、飢えと渇きに苦しむ亡者。
魔界では、低級クラスの魔物。但し、集団で行動するから要注意!
怪奇現象
この自然界に、怪しく不思議な物事が起こる事をいう。
UFO、心霊、四次元、その他等の現象。
開魔・封魔の経
密教に使用する仏具のひとつである。使用法は謎である。
<参考>密教
合掌
両手を合わせて拝むこと。特に、集団で拝むと効果がある。
金縛り
霊的な現象や気合などで、体がしびれて動けない状態をいう。
ちなみに、驚いて動けない状態を、腰が抜けたという。
行者
仏道修験道の修行者。代表的に、役の行者がいた。
空海【人物】
1300年前、中国からわが国へ密教を伝えた人。
特に、九州の修行中には謎の部分がある。
<参考>密教
国東塔(クニサキトウ)
大分県の国東地方にある宝塔の一種で、
納経、供養、逆修、墓標のため建てた。
結界
他のエネルギー体又は、人間が入れない様にバリヤーを張る事をいう。
特に、魔物や行者達は結界を張る力が強い。
降魔調伏(コウマチョウフク)の呪文
魔物を退散させる呪文である。
低級な魔物には効果があるが、上級クラスの魔物には効果がない場合がある。
<参考>呪文
護摩祈祷(ゴマキトウ)
密教で、火をたきながら仏に祈る儀式をいう。
<参考>密教
護摩壇(ゴマダン)
護摩祈祷する時に使用する壇。
<参考>護摩祈祷
金剛杖
修験者が持つ、八角又は四角の白木づえ。

 

≪さ行≫

三鈷剣(サンコケン)
密教に使用する仏具のひとつである。不動明王が持っているのが有名だ。
使用法は、謎である。
<参考>不動明王密教
数珠
たまを糸で、輪につらねたもの。仏を拝む時などに用いる。
ここでは、使用法は謎である。
呪文
まじないの文句。呪いの文句。
ここでは、魔界の者達を退治する時に使用する。
<参考>魔界
修験場(シュゲンジョウ)
霊験を修得するために、山中にこもって難行苦行をする。
日本各地の霊山が、修行場に適している。
<参考>霊場
守寺者(シュジシャ)
寺を守っている人。先祖代々、守っている場合が多い様だ。
菅原道真【人物】
平安時代の学者・政治家。
九州・大宰府市に祭られていて、勉強の天神様で有名。
生体エネルギー
生き物の周囲にある「力の場」の事で、
東洋では「気」、西洋では「オーラ」とも言われる。
<参考>オーラ

精神を統一して、真理を悟る修行をいう。
先住者
人類が初めて、地球に誕生する前に支配していた者達。
ここでは、魔界の者達である。
<参考>魔界

 

≪た行≫

大日如来
真言密教の本尊。宇宙万物を照らしてはぐくむ太陽にたとえたもの。
<参考>密教
転生
生まれ変わる事。仏教用語に、輪廻転生がある。
伝奇
逸話や奇談。異常な事件や奇異な事をいう。
伝奇小説の人気作家といえば、夢枕・菊池先生がいます。
独鈷剣(ドッコケン)
密教に使用する仏具のひとつ。使用法は謎である。
<参考>密教

 

≪な行≫

仁王像
寺の門に左右におく、一対の寺法守護神である。
風鬼・雷鬼仁王が有名である。
ノアの方舟
旧約聖書」の創世記の伝説のひとつである。
大洪水の時、神の命でノアが作った方舟。
その時に、たどり着いた所が「アララット山」山頂であった。
納経
神社や寺に、経を納める事。


≪は行≫

封印
神聖な物や邪悪な魔物を封じ込める事をいう。
ここでは、魔界の者達です。
仏罰
仏が、悪行に対してこらしめる。天罰と同じである。
不動明王
怒った顔で右手に三鈷剣、左手に縄を持ち、
炎を背にしている大日如来の化身である。
不老不死
いつまでも年をとらなくて、死なない事である。
中国では、仙人達がその術を会得しているといわれている。
法力
仏法修行で得た、不思議な力。超能力と同じである。
印・呪文・仏具などを用いる。
<参考>呪文

 

≪ま行≫

魔界
魔物達が住む、異次元世界。弱肉強食で人間の常識では、考えられない世界。
いまだ人間達は、その世界に行った事がない。
魔崖仏(マガイブツ)
崖に、不動明王や仏などを彫って祭っている。大分県の国東半島が有名です。
魔道
魔界と現界(人間が住んでいる世界)をつなぐ道である。
結界を張っているので、普通の人間は見えないし、入れない。
<参考>結界
密教
仏教のひとつで、大日如来が説いた、奥深い教法で加持・祈祷を重んじる。
真言宗東密天台宗台密の二種類がある。

 

≪や行≫

妖気
不気味な気配。
魔界の者達が放つ「気」で、超能力者や霊能力者なら、その気配が解る。
黄泉の国
死人の魂が行くというあの世。又は、冥土。


≪ら行≫

輪宝鏡(リンポウキョウ)
密教に使用する仏具のひとつである。使用法は、謎である。
<参考>密教
霊感
不思議な力で、霊能力のひとつである。
第六感とか、インスピレーションとかいわれる。
霊場
神仏を祭ってある神聖な土地。霊地で主に、山などに多い。

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