平成最後のゲーム

平成も今日で終わる。
明日から令和元年である。
平成のうちにしておかないと意味が無い事をしたい。
そこで今日はこのゲームをエンディングまで進める事にした。

f:id:g16:20190430184431p:plain

平成 新・鬼ヶ島である。
新・鬼ヶ島」は任天堂が初めて発売したアドベンチャーゲームで、
(当時)ROMより大きな容量を使う事で出来た
ディスクシステムの目玉の一つとして登場した。
本作はそんな「新・鬼ヶ島」を平成の世に復活させたタイトルで、
最初はスーパーファミコン用衛生放送システム
サテラビューで配信されたゲームであった。
それがさらにリメイクされる形で
ゲームソフト書き換え販売システム「ニンテンドウパワー」のタイトルとして販売。
のちに通常のロムカセット版としてパッケージ販売されている。
本作及びオリジナル版を開発したのはパックスソフトニカという会社で、
設立当初は「ナナちゃんの禁じられた遊び」や「舞臓魔」といった
パソコンゲームをリリースしていたが、
ファミコン版「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」の開発で一目置かれ、
本作の開発するに至っている。
以後、「遊遊記」「タイムツイスト」といった任天堂アドベンチャーゲーム3部作
と言われてるタイトルを生み出したのもこの会社だ。
 
前置きはこのぐらいにしてゲームを始めよう。
クリアする前に令和になったら元の木阿弥だ。

f:id:g16:20190430184648p:plain

プレイし始めてすぐに気づいた事がある。
このゲーム。パッケージ版の発売日に購入しているのだが、
一度も遊んだ事が無かった(爆)
というのもその当時、オリジナル版もエンディングまで到達していなかったため、
「どうせならオリジナル版をクリアしてからにしよう」
と本作は棚の奥へとしまっておいたのだった。
それからオリジナル版はクリアしたのだが、本作が掘り起こされる事もなく、
発売日から21年間経過してやっと火が灯ったわけだ。
平成の間にプレイを思いついて良かったぜ・・。
 
オリジナル版は“桃太郎風の少年”と“かぐや姫的な少女”が
おじいさんとおばあさんに出会うシーンから始まるが、
そのあたりはプロローグとして流されるだけのようだ。

f:id:g16:20190430184816p:plain

まずはおじいさんに拾われ「りんご」と名付けられた犬になってゲームを進める。

f:id:g16:20190430184842p:plain

画面を東西南北に移動する全体移動、
画面内を歩きまわる画面移動、
そしてコマンド選択という構成で物語を進めていくようだ。

f:id:g16:20190430184908p:plain

最初はわらしべ長者的な展開で平和に進むが、
途中から鬼が村々に侵攻してくる。

f:id:g16:20190430184927p:plain

鬼から隠れながら進むシーンなどを経て、
りんごの活躍でなんとか村人を救うりんご。
 
次の章からは主役交代。
猿の「まつのすけ」を操作して進める。

f:id:g16:20190430185013p:plain

あ、わかった。
この「平成 新・鬼ヶ島」は「新・鬼ヶ島」のリメイクではなく、
新・鬼ヶ島」で主人公のお供として登場するどうぶつ達が
本編の物語に合流するまでを描いたスピンオフ作品なんだ。

f:id:g16:20190430185039p:plain

まつのすけ編はコマンド選択よりもタイミングゲームなどが多くなる。
ダンスの動きを覚えたり、山姥の攻撃を上下に避けたり・・。

f:id:g16:20190430185112p:plain

この山姥はのちの「青鬼」の元ネタなんじゃないか?とか思ったw

f:id:g16:20190430185144p:plain

山姥から逃げ切るとエンディングへ。
実はこのあと目次にオリジナルの「ディスク版 新・鬼ヶ島」が出現するのだが、
ファミコン版はクリア済なので引き続き「後編」を遊ぶ事にする。
早くしないと平成が終わってしまう!

  

f:id:g16:20190430185220p:plain

次の章はキジの「おはな」が主人公。
猿の文吉にさらわれた乙姫を助け出すため、
森のどうぶつ達に声をかけて作戦を立てる。
今度の移動は上空マップだ。

f:id:g16:20190430185302p:plain

文吉を懲らしめてなんとか乙姫を助けると、
続いて乙姫の首飾りを探すために魔物の森に向かう。

f:id:g16:20190430185409p:plain

相手の心を読める「さとり」との「あっちむいてホイ」勝負は厳しかった・・。
何度も負けてやり直し。
 
第四話の主人公は浦島の太郎さん。
村をいったり来たりしながら魚釣ったりする。

f:id:g16:20190430185333p:plain

最後は渦巻きの向こうの竜宮城を目指す。

f:id:g16:20190430185455p:plain

障害物にぶつかるとやり直し。
こうしてやっと竜宮城へ。

f:id:g16:20190430185520p:plain

 
次はいよいよ決戦。鬼ヶ島へ。
鬼ヶ島では鬼との戦闘になると
RPG風のバトルになる。

f:id:g16:20190430185547p:plain

目押しで正解のコマンドで止める。
鬼を倒すと体力最大値が上がるので後で楽になる仕組みみたい。

f:id:g16:20190430185616p:plain

おなじみの隠れて進むシーンもありつつ、
いよいよ龍との決戦。

f:id:g16:20190430185746p:plain

最後は崩れる鬼ヶ島から逃げるジャンプゲームなどありつつ
めでたしめでたし。
 
昨日の夜から続けてきた「平成 新・鬼ヶ島」。
なんとか平成のうちに終える事が出来た。(現在4月30日の19時)
アドベンチャーゲームだから、
コマンド選択シーンで煮詰まったりするかなーとか思ってたけど、
それよりも途中に挟まるタイミングゲームが難所だったね。
終盤もタイミングゲームの連続で、
なんだかストーリーは御座なりになったような感じだったなー。
もともとストーリーが面白いタイプのゲームじゃないけど、
印象に残る終わり方でも無かったよね。
なんにしても疲れた。
さらば平成。
ウェルカム令和。

 


シナリオ
 荒木 泰介
 桜井 邦子
 小林 秀人

紙芝居シナリオ
 菱田 達也
 荒木 泰介
 桜井 邦子

デザイナー
 神山 孝
 梶ヶ谷 礼子
 榎 紀行
 渡辺 直樹

プログラマー
 荒木 泰介
 住 知之
 加藤 博孝
 中島 成己

サウンド
 尾崎 裕一
 中塚 章人

アシスタント
 村上 勝憲

スペシャルサンクス
 立本 正博
 高橋 英子
 若林 勝彦
 藤ノ木 恵子
 橋下 友茂
 鈴木 彦孝
 山下 智美

デバッガ
 任天堂デバッグチーム

コーディネーター
 菱田 達也

プロデューサー
 川口 孝司

ディレクター
 荒木 泰介

制作
 任天堂
 PAX SOFTNICA