AKB48総選挙見て思ったこと

圧倒的投票数で1位になった指原がスピーチで言った。
「どうか、どうか、私を1位として認めてください。」
「どうか私に、心からのおめでとうをお願いします。」

これ聞いて「おや?」って思う人はいるはず。
投票数が多いという事は“みんなが認めている”からじゃないの?と。
ご存知のようにAKB48総選挙は一人一票じゃない。
一人が頑張れば何票でも投票できる仕組みだ。
つまり、総選挙の票数は「どれだけ人気があるか?」ではなく、
「どれだけ太い客を抱えているか?」であり、
「票数=全てのファンの総意」では無いことを明言しているのだ。
(でなければ1位になった上で上記の訴えは矛盾してしまう)
以前、前田敦子が総選挙で1位になったときのスピーチで、
「私のことは嫌いでも、AKBは嫌いにならないでください!」と言った。
これも同様の違和感があった事を思い出す。
ここ勘違いしやすいとこだ。
圧倒的な票数を集めたから人気があるものだと思って、
主演映画を作ったり、シングル曲をリリースしたりして大コケする。
もし総選挙の結果でリンクしたビジネスを繋げたければ、
太い客がいくらでも投資したくなるようなラインにのせないとダメだと思う。