パワースパイクスII
(ビデオシステム)
1994.10.19発売/価格不明/スポーツ
ビデオシステムは1989年に「スーパーバレーボール」という
サイドビューのバレーボールゲームをアーケード向けにリリース。
リアル頭身のバレーボールゲームはそれまで無く、
目立つ存在のゲームだった。
そして同社はこれをシリーズ化する。
1991年に「スーパーバレー'91」をリリース。
本作はそんなシリーズの3作目である。
当初は「スーパーバレー'94」というタイトルの予定だったが、
何らかの理由で「パワースパイクスII」となる。
3作目なのに“II”というのもおかしな話だが、
「スーパーバレー'91」の海外版の名前が「POWER SPIKES」であり、
その続編だから「パワースパイクスII」という事らしい。
日本人にしてみれば「海外の名前なんて知らんがな」なのだが、
本作は海外をメインにリリースしたかったのかも知れない。
ちなみに「スーパーバレー'91」のスーパーファミコン移植版のタイトルが
「スーパーバレーII」だから余計にややこしい(^^;
MVS版がリリースされたあと1995年3月17日にネオジオCD版がリリースされている。
基本的な建付けは前2作と変わらない。
真横から見た視点でバレーボールの試合を行う。
使うボタンは2つでAボタンがサーブ、スパイク、ブロック。
Bボタンは必殺サーブと必殺スパイク。こちらはハイパーモードの時のみ使用する。
ボタンと同時に方向スティックを倒す事で球種などが変化する。
敵のアタックを防ぐのは、ボールの落下位置に選手を移動させるだけ。
トスもボールの下に立っている選手が自動で上げる。
あとはボールが赤くなっているときにボタンを押すとアタックとなる。
この説明だけだと凄くシンプルで簡単なゲームに思えるが、
操作がシンプルなだけにタイミングがとてもシビアで、
一瞬でボールの飛んでくる位置を把握して移動させるのが特に難しい。
プレイモードは男子バレー、女子バレー、ハイパーリーグの3つ。
男子バレーと女子バレーはおそらく前2作からのマイナーチェンジ。
本作の特徴はハイパーリーグ。
ハイパーリーグはプロテクターを着た選手が試合をし、
審判もロボットという未来のスポーツだ。
前述したようにこのモードだけ必殺技を使う事が出来る。
サーブ時やレシーブ時に固有のコマンドを入力してからBボタンを押すと発動する。
必殺技はパワーゲージを消費するので、何度も無制限に使えるわけではない。
ここで各チームの必殺技コマンドをご紹介しよう。
見て頂ければわかると思うが、
さながら格闘ゲームである。
基本プレイをマスターしたあとだったら
これらをどう活用するかを考えて攻略法を編み出すのは楽しそうだが、
俺様は基本プレイ習得の時点で挫折してしまった。(^^;