新宿あぶらそば短期集中調査

俺様が隠れ焼きそばファンである事は周知の事実である。
そんな俺様がふと頭に浮かんだこと。
待てよ・・。
“油そば”も焼きそばなんじゃないか?
おいおい、まてまて。
油そばは麺を焼いていないじゃないか。
そういうツッコミは想定済である。
日本を代表する焼きそばであるペヤングだって焼いてないだろ!

 

そんなわけで油そばを短期集中調査する事にした。
油そばの発祥は東京の多摩地区と言われている。
戦後まもなく、学生に安くラーメンを提供するため、
まかないで食べられていた
スープなしで油とタレを絡めて食べる麺を出したのが始まりという説。
いずれにしても学生の集まる場所で広まったガッツリB級グルメだ。

そんな油そばだが、代々木・新宿周辺に多くの油そば店舗が存在する。
もともとラーメン激戦区の新宿。
多摩・中央線文化が流れ込みやすい土地。
そこに提供が早く安くてボリュームのある油そばは相性が良く、
忙しい学生やサラリーマンのハートをキャッチ。
多くの店舗が広がったと言われている。

 

1軒目:


武蔵野アブラ學会 代々木店
調査した油そば「代々木スペシャル(大盛)」


油そばの上に大量のもやしが盛られている。
その上にチャーシュー、刻みネギ、卵黄、かいわれ。
サイドに海苔が5枚。
油そばって最初に下からひっくり返すようによく掻き混ぜて食べるものだけど、
もやしが盛られ過ぎてて不可能(^^;
仕方無いのでもやしを先に平らげる事に。
正直、モヤシいらんw
極太麺に到達すると急に味が濃くなって旨味に歓喜。
あとチャーシューも美味いなぁ。
今度来たらモヤシ無しでチャーシューの多い油そばを選択しよう。
スープ無料。
ちなみにこの代々木スペシャル、
以前は980円だったのだが、現在はなんと1200円。
世知辛い物価高ですなあ。

 

2軒目:


油そば専門店ぶらぶら 新宿店
調査した油そば「カレー油そば(特盛/温玉&マヨトッピング)」


「カレー油そば」は新宿店限定らしい。
カレーメニューがあったら頼んでしまうのがカレー番長を目指す者のサガ。
ギャラクシアンエクスプロージュン!
なぜか油そばの店って大盛とか特盛とか量を増やしても値段変わらない店多いよなw
カレーと聞いてつい特盛にしてしまった。


まずは全体を混ぜてそのまま食べる。
なんとなく小学校の頃に給食で食べたカレーうどんを思い出す味w
油そばはここからがスタート。


卓上にある豊富な調味料で味を自分好みに寄せていくのだ。


刻みネギ、白ごま、にんにく、ふりかけを投入。
かなり自分好みに進化!
さらに中盤以降に最初はどけていたマヨを全体に和える。
うむ、まろやかになってもっと美味い!
最後の一口が一番美味いというのが油そばの真骨頂だ。
だがこれでは終わらんよ!


卓上ポットから鶏白湯スープを丼に投入。
ライスも投入してシメとする。
激ウマウマ!!
カレーラーメンのスープみたいになる。
このシメを食べるためにまた来たい店になった。

 

3軒目:


日本油党 新宿東南口支部
調査した油そば「味噌油そば(大盛/Cセット)」


この店は「らぁ麺 はやし田」を中核ブランドとする
「はやし田グループ」の油そば専門ブランド店だ。
種類は「油そば」「ブラックジャンク油そば」「釜玉油そば」
「味噌油そば」「限定油そば」とある。
味噌の油そばは食べた事が無かったので「味噌油そば」を選択してみた。
大盛(300g)無料、Cセットはフライドオニオン、卵黄、
パルメザンチーズ、チャーシュー2枚がつく。
トッピングがそれぞれ別皿になっているのは味変に便利だね。


卓上には魚粉、カレー粉、お酢、ラー油、おろしニンニク、刻みネギなど。
無料の調味料はそれほど種類は多くなく、マヨなど有料になっている。
ルイボスティとジャスミンティが無料。


まずはよく掻き混ぜたあとにそのまま食べてみる。
おお~。これは想像以上に味噌が濃厚だ。
新感覚の油そばだね。


少し食べたら刻みネギ、卵黄、フライドオニオン、チャーシューを投入。
卵黄と味噌が合う。


半分食べたらカレー粉とパルメザンチーズで味変!
匂いからして解かったw
食べて確信w
これはカールのカレー味だ!ww
なるほど美味いよカール。


麺を食べ切ったらライスを投入してシメ。
ここの油そばは残り汁がドロドロ系だね。

「油そば専門店ぶらぶら」は食べながら美味くしていくスタイルだが、
ここは味変していく振り幅系スタイルだなー。

 

4軒目:


東京油組総本店 代々木組
調査した油そば「油そば(W盛/スペシャルトッピングA)」


この店は「油そば」と「辛味噌油そば」の2種から選択。
並盛、大盛、W盛は全て同じ値段だ。880円。
スペシャルトッピングAは180円で半熟たまごと胡麻ねぎがつく。
また最初からついている具にメンマ、チャーシュー、刻み海苔、白ねぎ。
全てが丼にオールインしている。


卓上調味料は少なめ。
ラー油、お酢、刻み玉ねぎ、辛味、胡椒。
この店では「油そばにお酢とラー油は欠かせない」としている。
それに従って混ぜる前にお酢とラー油を4周かける。


混ぜて実食。
今まで食べた油そばの中で一番麺がモチモチしているかも知れない。
なんでもここの麺は一粒の小麦から約6%しか採れない、
“アリューロン層”という貴重な部位を多く使っているんだとか。


半分食べたら辛味と刻み玉ねぎを和える。
この辛味がガツンと変化をもたらす!
アジアンフードな感じになったなぁ。

この店は油そばを食べながら育てる要素は無く、
基本の油そばを確認できる標準店と言えよう。
食後に醤油ダレの余韻がしばらく残る。

 

5軒目:


駄目な隣人 新宿店
調査した油そば「青山椒油そばSupreme(味玉トッピング)」


低温調理の大きく切られたチャーシュー。
めんま、青ネギ、白ネギ、かいわれ。
あともともと味玉がついていたらしく、トッピングで2個になってしまった(^^;
しかもこの店、生卵が食べ放題。
味玉追加はまったくの蛇足であった(T_T)


平打ちの中太麺。
これをすすると他店の油さばとは一線を画す味わい!
これは山椒の効果が高い。繊細に仕上がっている。
ジャンキーなイメージが薄い油そばだ。
うまーい。


生卵の他、焼き海苔、辛味ニラも食べ放題。
海苔を巻いて食べても美味いね。
後半は辛味ニラを投入。
かなり刺激的な油そばに大変身。
これは凄い味変。

油そばはめちやめちゃ美味かったけど、
この店の使い方を間違えた感じ。
ここは食べ放題の生卵、海苔、辛味ニラを
最大限に利用する事を前提に組み立てるべきだった。
近いうちに再訪してスープ麺とライス系サイドメニューを注文したいと思う。

 

6軒目:


アジアンスマイル
調査した油そば「タイ油そば(大盛)」


以前にカオマンガイを食べに来たこの店、
油そばもあったのを思い出して再訪。
タイ人の解釈で考えた油そばなのか???
麺が中華麺か春雨で選べたのだが、
春雨だともはや油そばの範疇では無くなる気がするので中華麺にしたw
麺の上には豚バラ、鶏そぼろ、青菜、パクチー、万能ねぎ、もやし、崩しナッツ。
レンゲの上のレモンは混ぜたあとに絞りかける。
スープつき。


極細縮れ麺に絡んだ油ダレうまっ!
例えるなら上海塩焼きそばみたいな感じ!?
これは今まで食べたどの油そばとも違うぞ。
うまいうまいうまい。
味変は卓上のナンプラー(魚醤)、ム・ソム・プリック(唐辛子入りの酢)、
ナムターン(砂糖)、プリック・ポン(粉唐辛子)を使う。
使えば使うほどタイが濃くなるw
これは油そばというより油そばを参考にしたタイ料理ですww

 

7軒目:


元祖油堂 新宿西口店
調査した油そば「辛味噌油そば(特盛、マヨ、納豆、卵黄、明太子トッピング)」


この店は有料トッピングと無料トッピングの種類が多いので、
単品トッピングを自分セレクトで色々とつけてみた。
まずは辛味噌も除けて、酢とラー油だけかけて頂く。
うん、小麦粉の味はすれど、色々と味が足りない気がする。
続いて辛味噌を合わせる。
だいぶ味が強まってきた。


卓上にずらりと調味料が並ぶ。
ゴマ、黒胡椒、カレー粉、ケイジャン、一味唐辛子、青のり、魚粉、カエシ、
ニンニク、玉ねぎ、紅生姜。
有料で追加したものと一緒に一口ずつ味を変えていくのが油そばの醍醐味よ。


ゴマ→黒胡椒→マヨ→カレー粉→納豆→明太子→玉ねぎ→青のり・・と変化させていく。
マヨと明太子は美味いけど味が強すぎて引っ張られちゃううな。
納豆と青海苔が意外と良かった。
そして最後に少しだけ麺を残して割スープを投入!


マヨを多めに入れたからなのか、
クリィーミーで博多ラーメンみたいな味わいになった。
こういう選択肢があるのがこの店の魅力だ。

 

8軒目:


油そば総本店 新宿東口アルタ裏
調査した油そば「油そば(Lサイズ、味玉ばくだんめしセット)」


この店、毎月15日は油そばが619円なのだった。
この日はちょうど15日。Lサイズでも619円。お得!
チャーシューが角煮タイプなのイイネ♪
何も追加しなくても味の濃い醤油ベースのオーソドックスな油そばだが、
味変用の調味料が一箇所にしかなくて、
食べながら育てるのに向かない店なのはかなり減点。
中盤でマヨ、黒酢、ラー油、白ゴマ、ニンニクを投入したら、
かなり自分好みの味になったぜ。


うまーい!
あと何気に味噌汁ついてくる油そば屋は珍しい。
「味玉ばくだんめし」はさっぱりしててシメに良い良い。

 

9軒目:


らあ麺 やったる 新宿店
調査した油そば「油キムチマヨネーズ(大盛り無料)」


育てるための調味料は最低限。
マヨやキムチも最初から盛り付けられている。
トッピングは他にもやし、チャーシュー、なると、メンマ、刻み海苔、ネギ。
卓上の酢、ラー油、ニンニクを投入してシェイク。
油そばとキムチマヨの組み合わせが鮮烈!
キムチの酸味が油そばと合うーーっ!!
これは発明。他店も真似した方がいい。
残った汁も飲み干してしまうほど美味かった。

 

10軒目:


中華そば 流川 新宿店
調査した油そば「特・牛出汁まぜそば(大盛)」


チャーシューは薄切り。豚肩ロースと鶏の低温調理。
だがメンマは極太。
その他はネギ、玉ねぎ、味玉、卵黄、焼海苔。


麺はコシのある太麺。
(麺を全粒粉に変えるのも可能らしい)
牛の旨味と醤油でガツンと来る王道ジャンク系油そばになっている。
調整できる調味料は酢と胡椒ぐらいしかなく、育てる事は不可。
だされたまんまを食べるスタイルなのは残念だが、
油そば専門店ではないからその点は仕方無いか・・。

 

 

さて、10軒紹介する事が出来たので短期集中調査を完了したいと思う。
どうせなら「新宿の油そばを全部洗い出すか?」とも思ったのだが、
油そば(またはまぜそば)をメニューに加えている専門店以外の店も含めると、
新宿は途方もない店舗数となっており、短期集中の範囲を越えてしまうので、
今回は区切りの良いところでまとめさせて頂いた。
まだまだ美味い店はあると思うので、それらを見つけたら個別に紹介したいと思う。
油そばは腹持ちが良く、食べたその日は全然腹が減らないw
そして毎日油そばを食べ続けると“胸焼け”と血糖値上昇による“眠気”がハンパ無い(爆)
油そばもラーメン同様に“たまに”で良さそう(^_^;