ジャッキー・チェン烈伝「スキップ・トレース」


スキップ・トレース
2016年制作
アメリカ&中国&香港
[原題]絶地逃亡
[英題]SKIPTRACE
監督:レニー・ハーリン
製作:ジャッキー・チェン、チャールズ・コーカー、ダミアン・サッカーニ、
ウー・ホンリャン、エスモンド・レン、デヴィッド・ガーソン

原案:ジェイ・ロンジー
脚本:ジェイ・ロンジーノ、ベンデヴィッド・グラヴィンスキー
上映時間:107分
日本公開日:2017年12月22日
出演:ジャッキー・チェン(ベニー・チャン役)、
ジョニー・ノックスヴィル(コナー・ワッツ役)、ファン・ビンビン(サマンサ役)、
エリック・ツァン(ヤン役)、イヴ・トーレス(ダーシャ役)、
ウィンストン・チャオ(ヴィクター・ウォン役)、シー・シー(レスリー役)、
ヨン・ジョンフン(ハンサム・ウィリー役)、リチャード・ン(バスの乗客役)

製作年度のジャッキー年齢:62歳頃

ジャッキーはお馴染みの香港警察捜査官。
かつて相棒を殺された彼は、犯罪組織のボスを追うことに全てを費やしていた。
あるとき詐欺師のアメリカ人コナーが組織の秘密を掴んだと知り、
コナーを追ってロシアへ。
そのあとコナーとともにロシアマフィアから逃げ出すわけだけど、
コナーをゴミバケツに入れて転がしたり、
マトリョーシカ工場みたいなところで追っ手と戦ったりと、
ジャッキー映画らしい展開が素敵。
(序盤の水上ハウスドミノもジャッキーらしいね)
 
そこからモンゴルを通って香港に帰ろうとするんだけど、
ここから本格的なバディロードムービーに。
ジョニー・ノックスヴィルの演じる典型的なアメリカ人が
ジャッキーとの相性バッチリ。
もしかしたらクリス・タッカーオーウェン・ウィルソンよりも
名コンビなのかも知れない。
追ってくる悪漢達がどこかノホホンとしているのもジャッキー映画流。
ジャッキーとの相性という意味では、
「ダイハード2」や「ドリブン」などの大雑把ハリウッド映画を生み出して来た
レニー・ハーリン監督との相性も良かったのかもなあ。
 
そんなわけで本作は、
久しぶりにジャッキー映画らしいジャッキー映画を楽しめる
お気楽系アクションコメディなのであった。
 
最後、組織の黒幕が突然あんな行動を取ったのはポカーンだけどねw
 
2017年は6月の「レイルロード・タイガー」に始まり、
本作の「スキップビード」、
そして12月には「カンフー・ヨガ」と、
3本もジャッキー映画が日本で劇場公開するというジャッキー年となった。