ジャッキー・チェン烈伝「カンフー・ヨガ」


カンフー・ヨガ
2017年制作
中国&インド(KADOKAWA)
[原題]功夫瑜伽
[英題]KUNG FU YOGA
監督:スタンリー・トン
製作総指揮:ジャッキー・チェン
脚本:スタンリー・トン
上映時間:107分
日本公開日:2017年12月22日
出演:ジャッキー・チェン(ジャック役)、アーリフ・リー(ジョーンズ役)、
レイ(シャオグァン役)、ソーヌー・スード(ランドル役)、
ディシャ・パタニ(アスミタ役)、アミラ・ダストゥール(カイラ役)、
ムチミヤ(ヌゥオミン役)、エリック・ツァン、チャン・クオリー
製作年度のジャッキー年齢:63歳頃

 

考古学者のジャック(ジャッキー)は、
インドから来た美人考古学者アスミタ
1000年前にインドから中国へ運ばれていた財宝探しを依頼される。
探索チームを結成し、財宝探しに出掛けるジャック達であったが、
財宝を狙うインドの富豪が動き出す。
 
カンフー・ヨガ」というタイトルから、
カンフーとヨガを組み合わせた新たな戦闘スタイルでジャッキーが大暴れ!?
というシャウ・シンチーばりの
おバカカンフーエンターテイメントを想像してしまったが、
実際には「ヒロインがヨガの達人」というだけ
いつものジャッキー映画だった(^^;
 
高級車を惜しみなく破壊するカースタント、
インディ・ジョーンズばりのアドベンチャー
様々なシチュエーションのカンフーアクション。
往年のジャッキー映画の要素は一通り揃ってる感じなんだけど、
なんだか全てこれといった見せ場になっていない。
CGを使わない肉体スタントが少なくなったのと、
最初から最後まで流れるアットホームな空気が全体をユルくしている気がする。
そして最後の大乱闘の途中で「もういいだろ!」みたいな感じで全員でダンスw
なんだそりゃーと思ったけど、
笑顔でお道化ながら踊るジャッキーを見ると全てを許せてしまう。
今回の映画でジャッキーがやりたかったのはこのシーンだったと理解。
 
監督はジャッキー映画7回目のスタンリー・トン
いっそボリウッドのインド人監督に任せたら
もっと雰囲気の違った映画になっていたんじゃないかなとも思う。
(それが現実的かはさておき)
 
オープニングのCG丸出しの(三国無双みたいな)シーンは蛇足。
ここでそんな人間離れしたアクションをやったら本編が見劣りするしw
 
エンドロール中に音楽が途切れるという粗い編集。
NG集も今回は無し。