バカ映画大研究(50)「ブルース・リー 死亡の塔」


ブルース・リー 死亡の塔
ジャンル:アクション
上映時間:86分
1981年香港
監督:ウー・シーユェン
出演:タン・ロン
1981年6月20日日本公開

ブルース・リー死の直前に企画されていた映画を無理矢理完成させたトンデモ映画。
その手法は3分あまりの『燃えよドラゴン』未公開シーンを、
そっくりさんの見切れ映像で繋ぐというものだが、
これがまたギャグにしかなっていない。(^^;
そっくりさんのシーンは顔が映らないように涙ぐましいカメラワークを見せているが、
不自然極まりない上に、髪形や着ている服が違うという徹底の無さ。
なにより映像の解像度が全然違うんですけど・・。(爆)
ここまで来ると映画というよりブルース・リーのMADムービーだ!

「これ以上映像をゴマかすのはさすがに無理」
クランクイン後に気付いたスタッフは、
劇中で主人公ビリー・ロー(ブルース・リー)が殺される事にし、
その弟に仇討ちをさせる展開にした。
死亡後のシーンで本物のリーの葬式映像を流すのだが、
大過ぎて違和感がある。(^^;

日本で命を失ったビリー・ロー。
その足取りをおって日本にやってくるボビー・ロー。
庭でクジャクやライオンを飼っている欧米人武道家ルイスのもとへ。
そこで影の支配者の正体を知るのだが、後半に行くほど超展開にド肝を抜かされる。
カンフーアクションは割と頑張っているものの、ボビー・ローの顔にスター性が無く、
ヘタにブルース・リーのマネをしているので苦笑は必至だ。
ちなみにこの映画に塔は存在しないw
(地下の敵アジトを「塔」という事にしているw)

デタラメもここまで突き抜けると逆に面白い(爆)

 

 

警戒レベル:
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