2021年公開ベスト映画

ノミネート作品は以下の23本となっている。

01月01日日本公開【ホラー】新感染半島 ファイナル・ステージ
01月01日日本公開【アクションコメディ】燃えよデブゴン/TOKYO MISSION
03月08日日本公開【アニメ】シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
04月02日日本公開【サスペンス】ホムンクルス
05月07日日本公開【アクション】プロジェクトV
06月04日日本公開【パニック】グリーンランド ―地球最後の2日間―
06月11日日本公開【アニメ】機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
06月18日日本公開【アクションコメディ】ザ・ファブル 殺さない殺し屋
06月18日日本公開【ホラー】クワイエット・プレイス 破られた沈黙
06月18日日本公開【アクション】モータルコンバット(2021年版)
07月02日日本公開【SFアドベンチャーゴジラvsコング
07月16日日本公開【アニメ】竜とそばかすの姫
07月16日日本公開【アクション】ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結
08月20日日本公開【クライム】孤狼の血 LEVEL2
08月27日日本公開【パニック】白頭山(ペクトゥサン)大噴火
08月27日日本公開【ホラー】オールド
10月01日日本公開【アクション】007 ノー・タイム・トゥ・ダイ
10月15日日本公開【ホラー】キャンディマン(2021年版)
10月29日日本公開【ホラー】ハロウィン KILLS
11月12日日本公開【ホラー】マリグナント 狂暴な悪夢
12月03日日本公開【アクション】ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
12月09日日本公開【ドラマ】浅草キッド
12月17日日本公開【SFアクション】マトリックス レザレクションズ

 

2021年は前年から8本増えて23本!
前年は世界的なコロナ感染拡大で映画も公開延期になったり、公開中止になったり。
観たくても劇場で観る映画が無い状況が続いたが、
少しずつ平常に戻りつつある本数になってきたな。
いいぞ、いいぞ。

さて、ベスト映画の選出方法だが、例年同様に消去法で行った。
単純にネガティブな印象の残っている映画をリストから削除していくのだ。
そして5本まで絞り込まれた。
2021年公開のベスト5はコチラ…

 

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グリーンランド ―地球最後の2日間―
地球への彗星衝突を題材としたデザスター映画。

 

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クワイエット・プレイス 破られた沈黙
前作「クワイエット・プレイス」の続き。
「ラスト・オブ・アス」と似た雰囲気の終末世界。

 

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ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結
2016年の映画「スーサイド・スクワッド」のリブート作品。

 

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オールド
1時間で2年が経過するビーチに監禁された人々のお話。

 

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マリグナント 狂暴な悪夢
クラシックで新しいジェームズ・ワン監督のフリークス系ホラー。

 

さて、いよいよこの中から2021年のベスト映画を発表しよう。
2021年、最も帝王幻一郎を楽しませた映画は…

ダカダカダカダカダカ…(ドラムロール)

 

 

グリーンランド ―地球最後の2日間―』である!!
地球への彗星衝突って突拍子も無い話じゃなくて、
何年か前にも小惑星が地球に衝突する計算結果が出たなんて騒ぎになった事もある。
(その後、計算し直したら衝突しない事がわかった)
実際、それで恐竜は滅亡しているわけで、地球に起こらないファンタジーではない。
そんないつか来るかも知れないその日を描いたデザスター映画だが、
アルマゲドン」や「2012」と違うのは、その視点が一般人である点。
一般人の視点でそのときに何が起こるのか?
そしてどうすれば家族を生き残らせる事が出来るのか?
そんな視点の物語を追うが面白い。
我々日本人は東日本大震災を経験しており、
スマホへのアラートも体験している。
実際、有事の際にはスマホにこういうメッセージが来るのだろうか?
特別避難者を示すバンドを奪おうとするヤツがいたり、
そのバンドを持つ子供を誘拐してズルして特別避難者になろうとしたり・・
この映画ではデザスター描写よりも、
こういうパニック時の人間同士の混乱の方に焦点を当てられている。
(デザスター描写が少ないのは予算的な側面もあるんだろうけど)
実際自分だったらどうするかな?
深いトンネルとか鍾乳洞とかに避難したら九死に一生でも拾えるかしら?

地球が壊滅して9ヶ月後。
生き残った人々はシェルターから顔を出す。
大地はすっかり姿を変えていたが、そこに複数の鳥が羽ばたくのを目撃。
また、各地シェルターから生存の通信も入る。
しかしこれハッピーエンドには思えなかったんだよね。
灰となった大地で動植物はほとんど死滅した中で、
生き残った人々は再び文明を取り戻す事ができるのか?
そもそも生き長らえる事ができるのか?
ネイサンが必要とする糖尿病の薬もいずれ尽きるよね・・?
少なからず絶望を感じたエンディングであった。

こういう映画を観たあと。
この映画館を出たら、外は壊滅してるんじゃないか?という錯覚に陥る。
本作もそんな不安感に包まれて映画館を出た。
それが感じられるという事はデザスター映画として成功なのだろう。