マロウドインターナショナルホテル成田というところで開催されていた
「2019年世界ベンチプレス選手権大会」に顔を出してきた。
会場となるホテルへは成田駅や成田国際空港から無料のシャトルバスが出ている。
ホテルの正面玄関に入ると右手がすぐに会場となっていた。
選手権が行われる広間の前にはグッズ売り場がブースを広げている。
まるでプロレス会場みたいだw
ベンチプレス選手権とは、ベンチプレスに寝た状態でバーベルの重さを競う競技だ。
バーベルを肩に担ぎ屈伸を行う「スクワット」、
床に置いてあるバーベルを引き上げる「デッドリフト」も含めて
パワーリフティングと呼ばれているスポーツだ。
(今回は「ベンチプレス」だけだけど)
会場内にはスコット・ノートンみたいな外国人がウヨウヨしている。
剛力祭りの雰囲気が気持ちを盛り上げるぜ・・。
やがて審判団が整列し競技が始まる。
俺様の視察した会は女子の84kg以下級と84kg超級のようだ。
チャンスは3回あって、それぞれ予め申告した重さを持ち上げる。
軽い重さを申告した順番に持ち上げていく。
段々と重くなっていくので見ている方も力が入っていく。
この構成はいいね。
まっすぐ腕を伸ばして掲げたバーベル。
バーが胸につくまでおろし、再び最初の高さまで持ち上げられたらゴール。
手首が曲がったり、左右がアンバランスになったり、
判定の基準は色々とあるらしいが、
3人の審判のうち2人が「白」判定をしたら成功とみなされる。
当たり前だけど1回目より2回目、3回目と重く申告しているので、
最初のターンは全員だいたい成功するが、
2ターン目、3ターン目だと失敗が増えてくる。
そして最後の5人ぐらいはみんな世界記録に到達する重さに挑戦!
まさに限界突破のデッドヒート!
実際に目にする前は地味な競技なのかな?と思ってたけど、
世界レベルになると盛り上がるね~。
ちなみにこの階級に出場した日本人は一人だけで、6位入賞でした。
輝いてるね。
世界大会なので日本で開催される事自体がレアなんだとか。
よい経験をさせてもらった。
本当はこのあとに男子の最重量級があったんだけど、
シャトルバスが1時間に1本しか走っておらず、
このあとの予定に間に合わないので泣く泣く撤退。
非力な俺様も何かを持ち上げて見たくなったので、
帰宅後に猫を持ち上げて「うおーーーっ!」と叫んでみた。
猫は「ぶにゃーーーっ!」と暴れた。