新・世界の童話「王様の耳はロバの耳」

散髪屋は王様に呼び出されました。
髪を切るように言われたのですが、
なんと王様の耳はロバの耳だったのです。
仕事を終えたあと「他言無用」と告げられて帰されました。
しかしどうしても言いたくてたまらなくなった散髪屋は、
丘の上に登り、穴を掘り、
誰もいないのを確認してから穴に顔を入れて叫びました。
「惚れてまうやろーーーっ!!!」
その後、特に何も起きませんでした。

おわり