アーケードゲーム一期一会(2)「シャドウフォース変身忍者」


シャドウフォース変身忍者
テクノスジャパン
1993年

 


起動直後に「くにお君の熱血宣言」が表示されるw

 


西暦2018年、急速に発展した科学力により、人類は繁栄の一途をたどるかに思えた。

 


しかし、その科学力を[悪]に利用しようと企む巨大組織[ティーサー]により、
人類は恐怖と絶望の縁に立たされた。

 


[ティーサー]の首領であり科学者の「Dr.WONG」は、
自らを「選ばれし者」と名乗り、
「新たなる人類創世のための魂の浄化」と唱え

 


その英知をもって作り上げた怪物達を使い、人類大虐殺を行っていた。
しかし、人々が生きる希望を失いかけたとき、
[ティーサー]壊滅のために立ち上がった4人の戦士がいた。

 


彼らは悪に立ち向かうためサイボーグとしてよみがえった忍者なのである。

 




六尺棒を使う[伊賀忍者]の末裔、以前の戦いで重症を負い、サイボーグ戦士となる。

 


紅一点、二刀流の使い手、4人のなかで唯一生身の人間だが、
その戦闘能力は他の3人に勝るとも劣らない。

 


日本古来の魔人[天狗]の顔と、紅色のボディーをもつサイボーグ戦士、素手で戦う。
レジスタンスのリーダー。

 


[ティーサー]の改造手術により、獣人となってしまったが、
洗脳される前に脱走し、その能力を復讐のために使う。爪を武器として使用する。

この4人から使用キャラを選ぶ。2人同時プレイ可能。

 


ゲームは全5ステージあるが、最初のステージは1~3より選択可能だ。

 


ゲームはテクノスジャパンが得意としていたベルトスクロールアクション
レバーで8方向移動、パンチボタン、キックボタン、ジャンプボタンという構成。
また位置やコンボなどの条件が揃うと投げ技などが発生する。
もともと武器を持っているキャラもいるため、
落ちている武器を拾って使うといった仕組みは無い。

このゲームの特徴的な仕組みとして、タイトルにもなっている「変身」がある。
これはザコ敵の近くでパンチボタンとキックボタンを同時に押すと、
相手の体に乗り移る事が出来るというもの。
変身は持っている巻物の数だけ実行できる。
実質キャラチェンジであり、
一度乗り移ると体力が尽きるまでそのキャラでゲームを進める事になる。
だが俺様は思う。
普通に倒せるザコ敵で戦うより、
デフォルトキャラで戦う方が強いんじゃねーの?と(爆)
実際のところはザコ敵で進んだ方が有利なシーンもあっただろうけど、わかりにくい。この仕様を採用するなら、
デフォルトキャラ側が出来ないようなアクションが使えないとダメだと思う。

 


天狗はマッチョ体型で使う技もジャーマンスープレックスとか
ジャイアントスイングとか、まるでプロレスラーである。
プロレス団体ZERO-ONEで活躍したテングカイザーもまだ存在していない年代で、
印象強くて記憶に残っている。

 


それにしてもこのゲームは敵が固い。
オマケにガードするし、増殖するしで、なかなか先へ進ませてくれない。
そのおかげで全体的に単調な印象が強まる。

 


難所。ブロックを2個一度に壊した隙にジャンプで飛び越さないと通過出来ない。
遅いと上からブロックが降ってきて元に戻ってしまう。

 


やっとの事で首領のもとへ到着。
こいつも全然体力が減らない上に、
近づくと化学兵器みたいなので体力をガリガリ削られる。

 


なんとか倒したかと思ったら、
「うむむ、決着は祭壇でつけるぞ」と言って大ジャンプ。

 


上空の祭壇では悪魔のようなボディが祀られており、
それに乗り移った首領とまた戦う。

 


体が大きい分、こいつには攻撃は当てやすいが、やはり防御力高すぎマン。

 


やっと倒したと思ったら
「これで終わりではないぞ、我が体内で本当の恐怖を教えてやる」
との事で、飲み込まれてしまうw
しつこい・・。

 


体内ステージを進む。

 


「うぬぬ、とうとうここまできたか、だがここで死んでもらうぞ」
首領はサナギみたいのに乗り移って攻撃してくる。

 


あれ?ここで攻撃してると一方的にダメージを与えられるぞ?
だけど全然倒せない。
体力バーも無いから、ひょっとしてハマりバグか?と不安になる。

 


1分ぐらい叩いてたら中から孵化w

 


やっと倒せた・・。

 


SHADOW FORCEよ・・・
人類が栄え続け、欲望というものがある限り、戦いは終わらないのだ。


今、ここで私を倒しても、第2、第3の、私の意思を継ぐものが現れるだろう。
そして、戦いは続くのだ。

永遠に、永遠に・・・。


なかなかの強敵だった、拙者の腕もまだまだ未熟、修行あるのみ。

PLANNER
TOSHINARI TAKAHASHI

OBJECT DESIGNER
SEIICHIROU ISHIGURO
KOJI OGATA
MICHIAKI ISHIDA
KOSEI OKAMOTO
MAKOTO SHIRAI
LONG HAIR MORI
INEMURI NAKAMURA
HIDEKI HOSHIYA
MANABU TANIGUCHI

BACKGROUND DESIGNER
SHINICHI SAITOH
KUNI BAYASHI
KOZUKURI OHSUMI
HIROYUKI KATO
YASUHIRO OHI
TAKAYUKI OZAWA

PROGRAMMER
TATSUMI SAITOH
T OBI
OIRA MATSUMOTO

KEY PUNCHER
MASAKAZU YOSHIDA

SYSTEM ENGINEER
YASUYUKI TARUKI
GENEI FUKUHARA

HARDWARE
KENZI NISHIKAWA

MUSIC COMPOSER
KAZUNAKA YAMANE

SOUND PROGRAMMER
MICHIYA HIRASAWA
ROBERT C ASHWORTH
TAKU

ADVISER
NARITAKA NISHIMURA

FIGHT CHOREOGRAPHY
TOSHINARI TAKAHASHI
BRUCE EBICHAN LEE

RADIO ACTOR
SHINYA TAKEUCHI
DAJARE HOSAKA
KOKOMADENONDE CHIKAKO
IZUMI TOKUTANI RX20
MAYUMI HACHISU
SAYURI MIYAMOTO

SPECIAL THANKS
TAKASHI HANYA
PINE AKUTSU
BAMBOO NEMOTO
PLUM OKADA

1993 TECHNOS JAPAN CORP
AMERICAN TECHNOS INC

 

このゲームはキャラクターごとにエンディングが用意されているらしいが、
また最初からこのゲーム遊ぶの辛いからやめとく(^◇^;)

ところで紅一点のBRUNETだけ生身の人間って設定にしたの何でだ?
全員サイボーグの方がまとまりが良くないか?
サイボーグだから相手の体に乗り移れるんじゃないの?とか。
まさかとはおもうが、


エンディングで水着姿を出したいからじゃないだろうなw

ちなみにこのゲームは2人プレイでのキャラクター組み合わせでも
エンディングが変化する。
変化と言ってもちょっとしたセリフが変わるぐらいだが、
天狗とブルネットの組み合わせにすると・・


二人がエンディングで結婚するww
え!?サイボーグ天狗と結婚!?

 

あと、エンディングで魁の素顔が露出するが、
ちょっとイメージ違ったw