バカ映画大研究(58)「香港版プレイガール ヤムチャ・ガールズ 地獄の鉄観音」


香港版プレイガール ヤムチャ・ガールズ 地獄の鉄観音
ジャンル:アクション
上映時間:90分
1983年香港
監督:チェン・チー・チュー
出演:ヤン・ホイサン
日本劇場未公開

『香港- 冒険にあふれ 廃退に満ちた街』
そんなナレーションから、突然ピンクのスポットライトに照らされて踊る全裸の男女。
映画開始早々にボカシ見せられるとは思わなかったぜw

 

そしてオープニング。
テーマ曲はどこかで聴いた事があるぞ。
香港映画では、著作権無視のパクリBGMは珍しくないが、
まさかこの手のバイオレンス映画のテーマ曲で
六神合体ゴッドマーズ』を起用するとはな!(^^;

この映画は暗黒街の二大勢力が台頭する仁義なき業界を舞台にしている。
一方のボスが暗殺され、その娘ミス・ラオは復讐を誓う。
やがてミス・ラオはエンジェルと名乗り、
エンジェルズなる謎の女武闘集団を結成する。
同じ頃、賭博場ではアマゾンズと名乗る別の女武闘集団が暴れていた。
彼女らは
「博打で金を全部すったのだが、それ以上金を貸してくれないと言うので暴れた」
というジャイアニズムを爆発させたらしい。
彼女達は自己紹介がわりに背中のイレズミを見せる。
リーダーは鷹のイレズミだ。どうやら鳥で統一しているらしい。
他のメンバーは、インコ、シャモ、カモメ、フクロウのイレズミだ!
…あり得ねぇだろ。特にインコ。

さて、エンジェルズが水着で空手の特訓をしていると、
そこにアマゾンズのメンバーがイチャモンをつけにやってくる。
3回ぐらい殴りかかって軽くいなされると、アマゾンズのリーダーは言った。
「やるわね。あんたについていくわ。」
こうして勢力が拡大したエンジェルズは
股間を中心としたカメラアングルで水着特訓をダラダラ続けるのだった(^_^;


なぜ水泳帽だ?

それから復讐劇へと走っていくのだが、
どうせ支離滅裂なので説明しても意味が無いw
とにかくこの『ヤルチャ・ガールズ』というタイトルや
ビデオパッケージから受けるコミカルな印象はほとんど無く、
終始バイオレンスな展開の中におバカな演出がなされている事から、
真性バカ映画としての素質は十分だ。
例えて言うなら、哀川翔任侠映画
志穂美悦子が女必殺拳の役回りで登場したようなものを…って無理矢理な例えだな…。
ちなみに副題の『地獄の鉄観音』の意味はまったくわかりません。

 

 

警戒レベル:
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