レビューの品格

俺様もついやってしまっているかも知れないので、
自戒も込めてメモしておく。
何かお気に入りのものがあったとする。
それについてレビューを書く。
そのときに
「◯◯◯は◯◯◯が凄い!◯◯◯とは比べ物にならない!!」
みたいな書き方はやめたい。
自分が良いと思うものをアピールするのに、他のものを落とすやり方。
人によってはその“落とすこと”自体が目的の人もいるかも知れないが、
いずれにしても感じが悪い。
感じが悪いという事は、そのアピールしているものにも伝染する。
「この“感じ悪い人”が薦めているモノだから、素直に受け取れないな」となる。
しかもその落としているモノが自分の好きなモノだった場合、
この人とは合わないから、この人の言うことも信用出来ない・・となる。
気をつけよ。

言い訳をするわけじゃないが、
大帝王通信の『88名作100選』は名作と迷作をセットで紹介するコーナーだった。
だがそれは迷作を落として名作を引き立てようとしているわけではなく、
“愛すべき名作の影には愛すべき迷作もあった”というコンセプトだったんだ。