今日のチョイ呑み(322)「四国三郎よしの川」

松山の夕暮れ前。俺様はリフトに乗って揺られていた。


目指すは高松城
高松城へはリフトかロープウェイで登る事ができる。
隣を見るとロープウェイが通過していったが、リフトの方が人気だ。


風が心地良いもんなあ。

そしてもはや芸術の域の石垣の中を進む。

やがて目の前に天守閣が顔を出す。


おお!素晴らしきご尊顔!
さらに近づく。


周囲を何度もまわってその美しさを目に焼き付ける俺様。
松山城は江戸時代に築城された伊予松山藩の藩主居城。
現存12天守の一つで、別名は金亀城、または勝山城とも呼ばれる。
それではいよいよ城内へと攻め入るとするか!


「本日の城内見学は終了致しました」
ズコーーーーーっ!!
なんてこった・・。
肩を落として繁華街へと降りていく俺様。

 


今回のチョイ呑みはコチラ四国三郎よしの川」に決めたっと!

 


まずは地ビールである「道後ビール」で乾杯。

 


そして「刺し盛り」ドーン!
真鯛、ハマチ、ミルガイ、金目鯛、さわら。
どれも松山の地魚。
新鮮プリプリ!

 


お次は「牛すじ煮込み」
このところ魚系が多かったから、肉の脂が染みるー!

 


続いて「アワビのバター焼き」
キノコと和えられてる。
アワビとバターの相性っていいよねぇ。
せっかくのアワビをバター味にしちゃうの勿体無いと思うのは貧乏症のサガ。

 


次は「三郎なす」
揚げたナスに肉味噌をかけた料理。
肉味噌うめーーっ!!
ゴハンにかけて食べても美味いだろうなあ。

 


そして松山といえば「じゃこ天」
でもこれあまりにポピュラー過ぎるのか、味に驚きは無いんだよな。

 


「天ぷら盛り合わせ」いってみよー。
瀬戸タコ、ほうたれ、野菜をセレクト。
ほうたれはカタクチイワシのこと。
タコの天ぷらはやっぱり絶品だった。
謎の草は根っこついたまま揚げてるw

 


そろそろ炭水化物の時間という事で「漁師ごはん」
鮮魚が胡麻で和えられている。
これはナンボでも食えるやつ!

 


この店のシメは「鯛そーめん」
出汁の効いた汁にほぐした鯛が入ってる。
そーめんと呼ぶわりに太麺。
こんなの美味くないわけないやろ!
あっという間にチュルチュル。

 

さて、満腹ではあるがアルコールはまだまだ足りないぜ。
そこで角打ちの出来る愛媛の蔵元アンテナショップ「蔵元屋」へチェックイン。


この店は愛媛の28蔵、約150銘柄の地酒を取り揃えており、
愛媛の日本酒はここでほぼほぼ全て体験できる夢のような場所である。


立ち呑みスタイルで頂く。
ほとんどの地酒が3種飲み比べが出来る。
なるべく多くの愛媛地酒を確かめたいので、
3酒飲み比べで少しずつ味わう事にするぜ。

 


・千代の亀 袋しぼり 純米大吟醸 生酒(喜多郡、千代の亀酒造)
開明 合鴨純米酒 自然派(西矛市、元見屋酒店)
・名門サカイ 純米吟醸 芳醇(宇和島市、名門サカイ)

一番好きだったのは千代の亀。
合鴨純米ってなんだ?と思ったら、合鴨農法で作った米の事らしい。
田んぼに合鴨の雛を放して害虫や雑草を食べてもらう事で、
農薬を極力使わないで作るとのこと。
知らない事って色々あるなあ。

 


・雪雀 純米大吟醸 生酒 宵い媛(松山市、雪雀酒造)
・酒仙栄光 Laugh with SAKE 純米大吟醸40(松山市、栄光酒造)
・初雪盃 松山三井媛育71号 特別純米 無濾過生原酒 おりがらみ(伊予郡、協和酒造)

愛媛のお酒は甘めなのが多いんだなあ。
どれも特別な日に飲むやつ!
初雪盃が一番すきかな?
もう二度と出会えないくらい長いタイトルだけどw

 


・初雪盃 純米大吟醸 さくらさらさら(伊予郡、協和酒造)
・石鎚 純米吟醸 さくらひめ(西条市、石鎚酒造)
・千代の亀 純米大吟醸 媛酒 himeshu(喜多郡、千代の亀酒造)

愛媛さくらひめ酵母Type1からセレクト。
愛媛県オリジナル品種の花「さくらひめ」から分離された清酒用花酵母を使ったお酒。
優しい口当たりで甘味と酸味のバランスが見事!

さくらひめはType4まであるんだけど、残念ながらお店が閉店時間
もし松山に住んでいたら、このお店の地酒全て味わうまで通い詰めるだろうな。
楽し過ぎる。