2024年に全話観たアニメまとめ


魔法少女にあこがれて」
AT-X/2024年1月3日~3月27日放送/全13話
監督:鈴木理人、大槻敦史
脚本:木村暢、山田靖智
アニメーション制作:旭プロダクション
主演:和泉風花(柊うてな役)
魔法少女に憧れていた中学生の柊うてな。
ある日突然、悪の幹部の力を与えられてしまう。
不本意に思いながらも魔法少女と対峙するうてなだったが、
自身の中に眠るサディストの本性を目覚めさせていく。
プリキュア的な世界観をインスパイアしたエロアニメ。
基本的には魔法少女よりうてなの方が強く、
魔法少女はコスチュームを破かれて裸にされたり、恥部をまさぐられたりする。
モロなエロシーンを光の帯で隠す事で地上波に流す事に成功したアニメであるw

 


「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」
TOKYO MX/2024年1月5日~3月22日放送/全12話
監督:菱田正和
脚本:青葉譲
アニメーション制作:オクルトノボル
主演:内山昂輝(高遠夜霧役)
異世界に召喚された高校生達の乗った修学旅行バス。
ギフトという特殊能力を与えられずバスに残った高遠夜霧と壇ノ浦知千佳だったが、
高遠夜霧はもともと相手の殺気を読む事と、
「死ね」と思うだけで相手を即死させる事ができる能力を持っていた。

構造的には「ワンパンマン」と似ている。
どんなに凄い能力を持った相手が立ち塞がっても、瞬殺で終わらせるのが痛快。
第1話のバスのシーンがデッサン狂ってる感じで、
このアニメはもう見なくていいかなと思ったけど、つい全話見てしまった。
疲れない気軽さがいいのかも知れない。
世界観は荒唐無稽で何でもあり系。
やたら美少女キャラが出てきて安っぽい。

 


「佐々木とピーちゃん」
AT-X/2024年1月5日~3月22日放送/全12話
監督:湊未來
脚本:赤尾でこ、西久保明久、星野七海、西久保明
アニメーション制作:SILVER LINK.
主演:杉田智和(佐々木役)

商社勤めの中年サラリーマン佐々木は、
癒しを求めてペットショップで文鳥を購入するが、
その文鳥異世界から転生してきた賢者だった。
ピーちゃんと名付けた文鳥によって異世界へ行き来できるようになった佐々木は、
魔法をも使えるようになる。
異世界で商人として活躍する佐々木。
また、現世界では超能力者達の抗争に巻き込まれていく。

ライトノベルのアニメ化。
異世界転生モノの設定を変化球で構築した点が特徴。
異世界と現世界の両方で事件が起こる点がユニークで面白いが、
エピソード自体はイマイチ面白味に欠けるものが多く、だんだん退屈になった。
完全に第二期ありきの終わり方だが、あんまり時期が遅いなら観ないかも。

 


「外科医エリーゼ
AT-X/2024年1月10日~3月27日放送/全12話
監督:羽原久美子
脚本:赤尾でこ、静原舞香、平林佐和子、羽良俊馬
アニメーション制作:MAHO FILM
主演:石川由依(エリーゼ・ド・クロレンス役)

公爵家の長女だったエリーゼド・クロレンスは、
皇后まで上り詰めるも、悪行に明け暮れて、
愛する者たち全てを不幸に落とし入れた上に自らも処刑される。
2度目の人生ではその記憶を持ったまま日本人の女医となり、
前世の過ちを精算するために人々の命を救う人生を送るが、
飛行機事故で命を落とす。
目を覚ますとそこは15歳のエリーゼの世界。
再び舞い戻ったエリーゼは、同じ過ちを繰り返すまいと、
この世界でも医者を目指す。

韓国のウェブ小説が原作。
異世界転生モノの一種であるが、少女漫画的なお姫様の世界であり、
また医者という生き方が題材なのがユニークで面白かった。

 


「スナックバス江」
TOKYO MX/2024年1月13日~3月30日放送/全13話(最終話未放送)
監督:芦名みのる
脚本:芦名みのる
アニメーション制作:スタジオぷYUKAI
主演:高橋李依(明美役)

札幌の場末スナックを舞台にしたギャグアニメ。
スナックにありがちな中身の無い会話劇がダラダラ続いて、
最後はカラオケを歌って終わるという、
ある意味スナックの空気感を再現しており、
「つまらないけどつい最終話まで見続けてしまった」というアニメだった。
第二期があってもきっとまた見てしまうw

最終話は性器の名前を連呼する回で、
テレビ放送は見送られ、ネット配信のみとなった。

 


「喧嘩独学」
フジテレビ/2024年4月11日~6月27日放送/全12話
監督:菱田正和
脚本:大野敏哉、何万字角蔵
アニメーション制作:オクルトノボル
主演:丹羽哲士(志村光太役)
いじめられっ子がいじめっ子に喧嘩を挑む場面を
動画配信して大金を稼ぐという今風の設定が面白い。
しかし、このアニメ見るとユーチューバーって全員半グレか変人だよなw

 

 


鬼滅の刃 柱稽古編」
フジテレビ/2024年5月12日~6月30日放送/全8話
監督:外崎春雄
脚本:ufotable
アニメーション制作:ufotable
主演:花江夏樹(竈門炭治郎役)
竈門炭治郎らが各柱のもとを巡って強化訓練を行う。
そして無惨が耀哉のもとへ。屋敷の爆破、耀哉の死、そして鬼殺隊は無限城へ。
最後の決戦となる「無限城編」に繋がる盛り上がりを作るためのシーズン。
その役割は果たした。

 


「推しの子(第2期)」
TOKYO MX/2024年6月27日~10月3日放送/全8話
監督:平牧大輔
脚本:田中仁、大内珠帆
アニメーション制作:動画工房
主演:大塚剛央(アクア役)
2.5次元舞台「東京ブレイド」にアクアが出演する前半と、
B小町のMVを撮影するため宮崎県高千穂に行く後半で構成されている。
この前半と後半は全く色合いが違い、
東京ブレイドのパートはアイにまつわる本筋から離れて、
役者論みたいなテーマが描かれていた。
アニメで舞台上のやりとりを描くって挑戦的だったな~。
後半は本筋に戻ってゴローの死体が見つかったり、ルビーが闇落ちしたり、
事件の謎に迫る展開になり、第3期へ期待を持たせつつ終わる。

 


「グレンダイザーU」
テレビ東京/2024年7月6日~9月28日放送/全13話
総監督:福田己津央
監督:久藤瞬
脚本:大河内一楼樋口達人
アニメーション制作:GAINA
主演:入野自由(デューク・フリード役)
キャラデザが低予算深夜アニメのヘタウマ系になってて、
そのキャラデザに引っ張られるようにエピソードも緩くなってる。
ダイナミックプロ特有の熱血な作風はまったく引き継がれていなかった。
終盤はベガ星王女姉妹とデュークフリードとの
三角関係が中心のメロドラマになっている。
(宇宙人同士のセックス描写もw)
オリジナルの「グレンダイザー」にはマジンガーZは登場しないが、
本作では改良型マジンガーXで再登場したり、スペイザーと合体したり、
おいしい役回りで活躍する。これは良い再構築。
最終回のグレンダイザーとマシンガーの激突からの共闘はちょっと熱かった。

 

 


機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」
Netflix配信/2024年10月17日~/全6話
監督:エラスマス・ブロスダウ
脚本:ギャビン・ハイナイト
アニメーション制作:サンライズ、SAFEHOUSE
主演:森なな子(イリヤ・ソラリ役)
機動戦士ガンダム」の1年戦争を舞台に
ジオン側の時点で戦場を描いたCGムービー。
ジオン側の視点にする事で、
ガンダムがいかに脅威の存在であったかわかるという仕掛けは斬新だった。
CGはビデオゲームレベルのチープさである事は否めないが、
観ているうちに慣れた。
CGガンダムはこういうものという認識さえ出来れば、
今後この路線もありかも知れないと思った。