オヤジギャグ考察

オヤジギャグの意味を調べると、

主に中高年層の男性が頻繁に使う、
駄洒落や地口の要素をふんだんに含んだ安直なギャグのこと

とある。
オヤジギャグ特徴は「まわりを白けさせる」事にあるのではないかと思う。
なぜなら「そのオヤジギャグ面白いですねぇ〜」といった会話に矛盾を感じるからだ。
逆に言えば、そのギャグそのものよりも、
それにより起こる状態の事を「オヤジギャグ現象」と呼ぶ方が言い得ているように思う。
 
例えばオヤジギャグ傑作選の一つに「アイムソーリー、ヒゲソーリー」がある。
これを小学5年生の男子が使っていてもオヤジギャグにはならない。
 
次のようなシチュエーションを想像してみてくれ。
 
50代男性。
部長職。
小太りでバーコード頭。黒縁メガネ。
そこへ現れる20代OL。
OL「部長、この書類間違ってますが・・」
部長「おお!アイムソーリー、ヒゲソーリー!」
と高らかに言い放ちながら電気カミソリを顎に当てるポーズをする。
一瞬で空気が凍りつく。
するとすかさず
部長「・・なんちゃって、たはは。」
と右手をオデコに持っていってポリポリと掻く。
 
ここまでのシチュエーションを再現して初めて「オヤジギャグ」と言えよう。
中年男性の諸君。日本の誇るコミュニケーション術「オヤジギャグ」をマスターしよう!