ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(14)「キング・オブ・ザ・モンスターズ」

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キング・オブ・ザ・モンスターズ
(SNK)
1991.2.25発売/19800円/格闘アクション
モンスターの王者は俺様だ。怪物級バトル、日本で激突。

 

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怪獣の中から一体を選んで『高層ビル街』や『港』などの
お馴染みのシチュエーションで怪獣同士の格闘戦を行なう。
パンチボタン、キックボタン、走りボタンがあり、
パンチとキックを同時に押す事でジャンプする。
怪獣は正方形のバトルフィールドで前後左右に移動する事ができる。
このゲーム、実は(システムは)プロレスゲームなのである。
怪獣同士が近づくと組み合いになり、投げ技を行なうし、
相手をロープ(境界線)に振ったりする事もできる。
しかも体力が無くなっても勝負は決まらない。
相手の上に乗ってスリーカウントを取らなければならない。
システムはタイトーの『チャンピオンレスラー』などとほとんど変わらない。
プロレスゲームのシステムを怪獣の世界観に置き換えたゲームと言っていいだろう。
また、戦車を掴んで投げたりといった独得の演出も生きている。
ただし、投げ技使用時やフォールを返すときなど、
レバーガチャガチャプレイが要求されるため、
ゲームが大味になってしまっているのが残念。
格闘ゲームの心積もりでこのゲームに挑んだプレイヤーは、
ますます大味に感じただろう。

選択できる怪獣は6体。
中には怪獣だけでなくキャプテン・アメリカのような容姿をした
アストロガイというヒーロー風のもいる。
この6体と順番に戦い、2ループしたらエンディング。

このゲーム、それほど人気があったようには感じなかったのだが、
スーパーファミコンメガドライブに移植されている。

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