灼熱地獄

今年の猛暑が始まった頃の話。
6月なのに30度を越す厳しい猛暑。
これはもうエアコンつけないと過ごせないぜ、
と今年初めてリビングのエアコンを起動。
ブオオオオオオォォォォォッッッッッ・・
くっせ!
エアコンから猛烈なカビ臭さが放出。
そこで俺様はカビ取りを敢行する事にした。

某ハンズでエアコン掃除キットを購入してくる。
キットを使う前にフィルターなどにこびりついたホコリ排除。
掃除機で吸ったあとに水洗い。
さらに本体に付着したカビを取り切る。
 
そしていよいよ内部の洗浄。
エアーの噴出口の下を覆うようにビニールを装着する。
(キットにはテープもついてる)
洗浄剤のノズルを噴出口に突っ込む。
万遍なくバブル状の洗浄液を吹きかける。
そのあとは30分ほど放置。
するとカビと一緒に泡がビニールへと落ち続けていく。
泥水みたいな色合いだ。
そのあとはすすぎ剤を吹きかけて、残った汚れを一緒に流す。
あとは送風状態にして乾燥させて完了。
 
冷房をつけてみる。
おお!カビ臭さが見事に取れている!
凄いぞ洗浄キット!!
 
・・だが。
エアコンから放出される風が・・
まったく冷たくない。
送風のまま吹き出すだけだ。
当然、部屋の温度は全然下がらない。
しかも10分ぐらいすると「もうダメだ・・」と言わんばかりにそっと運転停止。
コンセントを刺し直したり、リモコンを変えたりなど色々とやってみるも×。
 
仕方無くメーカーに調査依頼。
数日後にメーカーがやってきた。
調査して貰った結果、
ラジエーターが腐り果ててますね。ガス漏れてます。」
買ってまだ5年しか経っていないのに腐り果ててる・・。
「部品交換になりますが、部品は取り寄せになりますので今日はこれにてドロン」
帰っていくメーカーの人。
灼熱地獄は続く・・。