お伊勢参り


伊勢神宮は天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る、日本で最も重要な神社だ。
江戸時代には日本中で大流行し、一生に一度は行くべき場所と言われていた。
当時はほとんど徒歩なので、まさに人生最大のイベントだった。
それが“お伊勢参り”なのである。
余談だが、どうしても伊勢参りが実現できない人は、
代わりに犬に伊勢参りをさせる風習もあったという。
首にお金や札をつけて放すと、
道中でそれをみかけた人達が面倒を見て伊勢まで犬を連れていくというものだ。
海外でやったらまず盗まれてゲームオーバーだと思うが、
民度の高い日本ならではのエピソードだよなあ。

そんなお伊勢参りであるが、俺様はまだ一度も行った事が無かった。
一生に一度は行っておかないとというわけでやってきた。


伊勢市駅を降りてまっすぐ進むと参道になっており、
そのまま伊勢神宮へ入る事ができる。
伊勢神宮は“外宮(げぐう)”と“内宮(ないくう)”に分かれており、
天照大御神が祀らているのが内宮、
生活の神様・豊受大御神が祀られているのが外宮。
外宮のあとに内宮を参るのが礼儀と言われている。

 


伊勢神宮は20年ごとに神社を丸ごと建て替える事になっている。
これは神様を常に新しく保つ、技術を次世代に伝える、という意味合いを持ち、
1300年以上続く伝統なのだそう。(これを「式年遷宮」という)
詳しく知りたい場合は、
外宮に入ってすぐの「せんぐう館」(式年遷宮を紹介する博物館)に入ると良いだろう。
館内は撮影禁止なのが残念だが。


ちなみにこの施設の前には池があり、水鳥が泳いでいる。
眺めているだけでも癒されるぜ。

神宮内はいくつかの宮があり“正宮”が最重要。
そこからルートが枝分かれして“別宮”がある。
一応全部まわってみた。

ちなみに正宮は「お願い」をする場所ではなく「感謝」を伝える場所だ。
正宮のみ写真撮影はNGとなっている。

 

さて、礼儀に従って次は“内宮”へ向おう。
実は“外宮”と“内宮”は6km以上離れており、徒歩で行くのは無謀だ。
バスを使う事になる。片道520円。


バス亭の近くにポケモンマンホール発見。ゲットだぜ!

 


“内宮”に到着。


川にかかる橋を渡って境内へ。

 


手や口を清める「手水舎」は、リアルな川が利用されている。
豪快な設計だ。


さて、再び宮を全部まわる。

 




お参りが終わったら、参道を冷やかす。
伊勢市駅前の参道よりもこっちの方がメインみたい。
賑わい方が違う。




お豆腐屋さんの「おとうふソフト」を食べて疲れを癒やす。
口に入れるとミルクっぽいんだけど、しばらくすると豆腐の味が広がる。
なんだか健康そうw

 




造り酒屋「伊勢萬」で有料試飲。


日本酒ベースのリキュール「にごり柚子」をいただきマンモス。
柚子おいしいー♪

 




碧志摩メグを発見。
このキャラは当初、志摩市の公式キャラだったが、
「セクシー過ぎる」などの理由で非公認キャラになった経緯を持っているw

 


「ゑびや商人館」というところに入る。


せっかく三重県に来ているのだから、松阪牛も食べておこう。
こちらは「松阪牛霜降り握り」
食べてみたけど、肉質は平凡かなぁ・・。
スーパーで売ってる国産カルビのせても同じ味になりそう。
飛騨高山で食べた「飛騨牛トロさしにぎり」は感動したけど、こちらは残念だった。
松阪牛も値段によってピンキリって事か。

参道めぐりを十分に楽しめたのでバスで同じルートを戻り、
ホテルへチェックインしたのだった。

 

さて、このホテルにちょっとしたトラブルがあったので記しておこう。
このホテル、なんと信じられない事に
“おばあちゃんがワンオペで運営”していたw


そんな事が可能なのか・・。
ホテルっていうより旅館て感じの建物だったけど。
フロントに誰もいないから何度も呼んでやっと出てきてくれた。
ところが俺様が泊まるはずの部屋のルームキーが見当たらないらしい(^^;
フロントの机中を一緒に探しまわるw
「あんた部屋行って置き忘れてないか見てきて!」
と言われて階段で3階まで見に行くが、どこ探しても無い。
結局見つからず、まだ片付いていない空いている部屋に移動となる。
「このあと飲みに行くんでしょ!
あんたが出かけている間に部屋の準備しとくから!いってらっしゃい!」
「えーと、宿泊費の支払いは・・」
「大丈夫!あとでいいから!」
急き立てられるように外へ。
そして翌日。俺様は6時24分の特急へ乗るため早朝に起床。
5時40分にフロントへ下りていったが、
案の定、おばあちゃんはまだ起きていない。
6時まで待ってみたがずっと来ない(^^;
このままだと電車に乗り遅れるけど、宿泊代払ってないよ・・。
走って駅まで間に合うギリギリまで待ち、最後の手段に出る。
メモを残して代金をフロントに置いて去る。
サイフを見ると1万円札しか無い・・。
「もうお釣りはチップでいいよ!」
他の客に見つからない場所に1万円札を忍ばせて特急に飛び乗った。
そのあと電車の中から何度かホテルに電話。
7時半頃にやっとおばあちゃんが出た!
1万円を置いた旨を説明し、なんとか「無銭宿泊者」にならずに済んだよ・・。
おばあちゃん、いつまでもお元気で。