2025年に全話観たドラマまとめ

「ワカコ酒 Season8」
テレビ東京/2025年1月9日~3月27日放送/全12話
監督:久万真路、若林将平、窪田太郎
脚本:阿相クミコ、女里山桃花、久万真路、若林将平
主演:武田梨奈(村崎ワカコ役)
基本的にはいつもと変わらぬワカコ酒。
この番組はそれでいい。
ちょっと気になったのはオープニングナレーション。
「村崎ワカコ26歳。酒飲みの舌を持って生まれたがゆえに、
今宵も居場所を求めてさすらう、女ひとり酒。」
Season1からずっと26歳。
つまり8シーズン分のエピソードは1年以内の出来事という事になるw
武田梨奈ちゃんがSeason1に主役で抜擢されたのが24歳。
そして現在は33歳。
一体いつまでこの設定のままで行くのか気になるよねw
常連の店「御膳処 逢楽」での最終回はホッとして良かったよ。

「クジャクのダンス、誰が見た?」
TBS/2025年1月24日~3月28日放送/全10話
演出:田中健太、青山貴洋、福田亮介、棚澤孝義
脚本:金沢知樹、長花枝薪、萩森淳
主演:広瀬すず(山下小麦役)
浅見理都のサスペンス漫画を実写ドラマ化。
元警察官の父親を持つ女子大生の山下小麦は、自宅への放火によって父親を失う。
放火犯として逮捕されたのは、
22年前に父親が捜査を担当した「林川一家殺害事件」の犯人・遠藤力郎の息子だった。
小麦は馴染みのラーメン屋台店主から、
生前に父親から預かっていたという封筒を渡される。
そこには「もし自身が殺され、名前を挙げた人物達のうち誰かが逮捕されたら
冤罪であるため、弁護を依頼して欲しい」と記されていた。
小麦は父親が指名した弁護士・松風義輝とともに事件の真相を追う事になる。
近年、クセのある役の多い広瀬すずだが、
この役はそれほどクセが無く、純粋にかわいい。
飄々とした弁護士役の松山ケンイチも適役。
サスペンスとしてはそれほど重くなく、
終盤への盛り上がりは不足していたように思った。
それにしても近年リリー・フランキーの役者業が狂い咲いてるなあ。

「笑ゥせぇるすまん(テレビ東京版)」
Amazon Prime Video/2023年7月18日~8月1日配信/全12話
演出:伊藤征章
脚本:宮藤官九郎、マギー、細川徹、岩崎う大(かもめんたる)
主演:秋山竜次(喪黒福造役)
ロバートの秋山竜次が喪黒福造を演じたテレビ東京版の「笑ゥせぇるすまん」。
地上波では放送されず、Amazon Prime Videoでの配信となった。
秋山竜次演じる喪黒は気味悪いほどアニメを再現した憑依っぷりで見事だが、
凄すぎてドラマというよりキャラクターコント色が強かった。
原作の持っているホラー性は極めて薄まっている。
2025年に全話観たアニメまとめ

「チ。-地球の運動について-」
NHK総合/2024年10月5日~2025年3月15日放送/全25話
監督:清水健一
脚本:入江信吾
主演:坂本真綾(ラファウ役)、小西克幸(オクジー役)、
仁見紗綾(ヨレンタ役)、島袋美由利(ドゥラカ役)
15世紀初頭。ヨーロッパのP王国でのこと。
12歳の神童ラファウは大学へと進学しようとしていたが、
地動説を研究していたフベルトと出会ってしまう。
だが地動説は教会から禁じられた考え方であり、
それを研究するものは拘束され、拷問を受けていた。
フベルトは再び異端審問官ノヴァクに連行され処刑される。
地動説の魅力に取り憑かれたラファウは、フベルトの研究を引き継ぐ。
だがやがてノヴァクに勘付かれて連行。
裁判で「研究を辞める」と誓えば釈放される場面で、
彼は自ら研究を捨てない事を選ぶ。
そして自害するのだった。
だがラファウの残した研究は10年後に代闘士オクジーに発見され、
知への探求を捨てずに教会を追われた修道士バデーニ、
天文研究の助手をしていたノヴァクの娘ヨレンタ、
ヨレンタの意思を継ぐ移動民族の少女ドゥラカと
「知」のバトンは引き継がれていった。
原作漫画未読の状態で全25話をイッキ見した。
主人公が短い話数で次々と変わっていく展開は新鮮だった。
この物語は一人の主人公の物語ではなく、
人から人へ知識の真理というバトンを絶やさず継承していく物語だ。
そしてそれを成し得るのは、命を賭ける意義がある知的好奇心の魅力なのだ。
それぞれの主人公が生きる意味を自問自答しながら、
正しさとは何か?に向き合っていく。
「宗教は正しい」という前提で多くの人々を拷問し、火あぶりにし、
自らの娘まで失ったノヴァク。
だが終盤にその前提である宗教側から
「地動説を唱えて何が悪いんだ?」というちゃぶ台返しを受けてしまう。
「正しさに向き合ってきた主人公達」と対象的な存在のノヴァク。
最初この漫画を知ったとき「天文学のはなし」だと思っていた。
だが実際には死生観や宗教観の話だった。
とんでもない傑作だったよ。
だけど、最終章となる24話、25話に関してはどうにも解せない。
23話までの物語は史実に基づくものではなく、創作されたフィクションである。
だが24話からは実在した人物が登場し、
地動説を提唱したコペルニクスへと繋いで物語は完結する。
23話までの物語は知のバトンを繋ぐ物語だったはずなのに、
突然バトンはあやふやになり、
コペルニクスまで届いたのか何なのか言明せずに終わる。
素直に描けば
「命がけで繋いだ“知”のバトンが現代の天文学の基礎を生み出した」とするべき。
だがそうはせず、23話までと24話以降をパラレルワールドのような構成にした。
第22話のタイトル「君らは歴史の登場人物じゃない」。
そしてノヴァクが死に際に見たラファウの幻覚が言った言葉。
「今いる僕らは所詮、皆、押しなべて"15世紀の人"だ。」
つまりこういう事か。
「23話までの物語は史実ではなく、
15世紀とはこんな時代という事を伝えたフィクションである」と。
そう言えば貧民の頭に刺青されたオクジーの日記は、その後どうなっていったのか?
ドゥラカの出した伝書鳩はどうなったのか?
バトンリレーの行方をボヤかすとカタルシスは弱まる。
なぜこのような構成にしたのか?
「事実と異なる史劇」と評価される事を恐れたのだろうか?
いや、違うな。
それを知りたいわけじゃない。
それは何となく解る。
それよりも、パラレルワールドという結末の付け方は、
物語として解りづらく、
物語としての完成度は落ちているような気がしたのが残念だったのだ。
好みの問題すも知れないけど。

「メダリスト」
テレビ朝日/2025年1月5日~3月30日放送/全13話
監督:山本靖貴
脚本:花田十輝
主演:春瀬なつみ(結束いのり役)
主人公が女子小学生なので、
こういう直向きに努力する現代のスポ根が成り立つ感じかなあ。
主人公の「結束いのり」もコーチの「明浦路司」も
捻くれたところが無い太陽のような存在で、
まわりの捻くれ者達の心をほぐしていくのが痛快だった。
フィギュアスケートのような動きは
昔のセルアニメだったら実現できなかったかも知れない。
第2期も決定しており楽しみである。

「サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話」
テレビ/2025年1月6日~3月24日放送/全12話
監督:福田道生
脚本:福田裕子、加藤還一、佐藤寿昭、Comp Town、ヤスカワショウゴ
主演:小野友樹(内村 伝之助役)
理不尽なブラック企業の翻弄され、
海外に左遷されていたサラリーマン“内村伝之助”。
交通事故で異世界に召喚され、魔王の命により魔王軍四天王となる。
サラリーマン時代の経験と知識を使って
ファンタジー世界の問題を次々と解決していく。
他の異世界転生モノにあるチート能力が無く、
サラリーマンとしての才覚のみで成功していくのが本作の特徴。
仲間の四天王がみんな美少女なのは狙い過ぎてて冷める。

「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」
日本テレビ/2025年4月9日~6月25日放送/全12話
監督:鶴巻和哉
脚本:榎戸洋司、庵野秀明
主演:黒沢ともよ(アマテ・ユズリハ役)
映画から始まったガンダム祭り。
普通の女子高生マチュとニャアンがなぜかモビルスーツに乗るハメになって、
謎の男子シュウジと出会い、
二人ともシュウジが好きになり・・
というジュブナイルアニメになっていくのかなと思いきや、
実際にやりたかったのはファーストガンダムの公式二次創作であり、
彼女らの存在もそれを盛り上げるパーツでしかなかった。
要するにこのアニメって、
ララァという創造神の暴走を止めようとする者達の話で、
それまでSFだと思って考察を楽しんでいた人達に
「いや、これ神話ファンタジーだからw」と
冷や水ぶっかけるのが痛快な作品なんだよw
そして超一流の二次創作を提供する事でファーストガンダム世代の性感帯を刺激し、
さらには古谷徹の声優仕事復活まで演出しちゃうんだから、
もの凄い事をしたライヴアニメ(リアルタイム参加型アニメ)だったわけだ。
これネタバレした状態で後から見ても真の価値は体感できないと断言できる。
ただ圧が強すぎて後半に行くほどメタファーが強くなっていくのは
どうなのかなーと思う。
メタファーって表向きはそう見えない事が大事だと思うんだけど、
もう最後に2話はメタファーにしか見えなかったもんなw

「怪獣8号(第2期)」
テレビ/2025年10月12日~12月29日放送/全12話
監督:宮繁之
脚本:木戸雄一郎
主演:福西勝也(日比野カフカ役)
第1期で怪獣8号である正体がばれてしまった日比野カフカ。
最強の第1部隊配属となって現場復帰する以降のエピソードが描かれた。
何だかこの第2期はその後の本格的な戦いまでの伏線作りのようなパートで、
完結編の製作が発表されている。
本作はときおりアニメに馴染んでいない
ちょっと前のゲームみたいなCGが採用されていたのが残念だった。

「ワンパンマン(第3期第1クール)」
テレビ/2025年10月12日~12月29日放送/全12話
監督:永居慎平
脚本:鈴木智尋
主演:古川慎(サイタマ役)
Z市地下の怪人協会アジトへとS級ヒーロー達が総戦力で突入していく。
原作でも熱いこのエピソード。
サイタマではなく、各ヒーローにスポットが当たっていき、
どんどん強い怪人達が登場してくるのが魅力。
一度原作で見ちゃってると確認作業になっちゃうのは仕方無し。
(アニメならではのプラスアルファが無かったって事だけど)
ワンパンマンてライトなギャグマンガに見えるけど、
作画の密度は高く求められる。特にこのエピソードは。
それだけにアニメ化の難易度は高かったように思える。
12話でこのエピソードが全て語れるわけもなく、
半分まで進んだところで2027年放送予定の第2クールへ。
~総評~
今年はサブスクでちゃんと見た連続ドラマ無かったなぁ。
去年は「極悪女王」とか「地面師たち」とかあったんだけどね。
テレビ地上波のドラマはめっきり見なくなった。
地上波の番組表をチェックしなくなったから、
どんな新番組がいつ始まるのかを知らなかったりする。
2026年は「VIVANT」の続編と、「102回目のプロポーズ」は放送日調べて見るかな。
それ以外は話題になったら後追いでサブスク視聴する感じ。
アニメは話題作はだいたいサブスクに降りてくるのでそのとき観る感じ。
あれだけテレビっ子だったのに、ここまでテレビ離れが進行するとは思わなかった。