88ゲーム回想録(76)「電脳学園Ⅱ ハイウェイ・バスター!!」


電脳学園Ⅱ ハイウェイ・バスター!!
発売元:ガイナックス
発売時期:1989年12月10日
定価:8800円
対応機種::PC88SR以降
ディスク4枚組

 


倒産寸前だったガイナックスを立て直したクイズゲーム「電脳学園」の続編となる。
このシリーズの魅力は
アニメ制作会社である優位性を活かしたクオリティの高い美少女グラフィック
である。
前作はキャラクターデザインを赤井孝美さんが1人で担当していたが、
本作は登場する3人のメインキャラクターを
それぞれ別の名の知れたクリエイターが担当する形になっている。

 


それは学園長からの一通の依頼書が始まりだった。
電脳学園の卒業生である君に託されたのは、
連続する首都高速での交通事故に隠された秘密を明らかにする事なのだ。


首都高速を疾走する謎のライダー・・・。
走行中の車にクイズを浴びせ、
答えられない相手を続々と地獄に葬る奴の名は、ハイウェイバスター!

奴が事件の犯人なのだ。


その手口から、電脳学園のOBである可能性が非常に高い!!
奴を止めることが出来るのは君しかいない!
いま、おそるべきクイズ・バトルの火蓋は切られたのだ!

 


起動直後にマウス、キーボード、ジョイスティックのいずれで遊ぶか選択する。

 


前作同様に「LOOK(見る)」「TALK(話す)」「MOVE(移動)」
という3つのコマンドだけでADVパートを進めるシンプル構成。
SAVE、LOAD、HELP(ヒント)も一つにまとめられている。


SCRAMBLEというコマンドを選択すると、
プレイ中に親御さんが部屋に急に入って来ても
アダルトゲームを遊んでいる事を誤魔化せるようになっているw
この画面にはHOMEボタンを押す事でいつでも切り替えられるので安心だww

 

それではゲームを進めていこう。
舞台は前作と同じで、前作の主人公が学園に戻ってきたという設定になっている。


おお!なんと校舎が完成している!!


警備員「ドーモ、ドーモ、建設会社クビになっちゃったのよねー」


山崎 唯「あら男の子じゃないの、何しに来たのよ…」

 


ふむ、学生食堂ですね。
いやー、懐かしい食堂です。マーボー豆腐のイイ匂い。


玉谷純子「ア…。あなたがウワサの………ぬがせ魔ねっ!!」

 


グラウンドに出ました。
今日もグランドでは、うら若き子女達が汗を流しています、ああ。


藤村教論「あなた、あいかわらず暗い顔ね。エンジョイしなさい」


岡野ひろみ「ハァ、ハァ、コーチ。私は本当に明るいんでしょうか?」


大野美幸「ハイウェイバスターを捕まえる?バイク持ってんの?」

 


体育館に来てみました。
体育館前です。入口の所に誰かいるよ。


万城目ユリ「イヨッ!久しぶりっ。調子はどう?」


金子さより「裏に自転車置き場があるんですの…オホホ」

 


ここは、プール前です。
泳ぐにはちょっと寒いね。


神宮寺静「お元気でしたか?まずバイクを手に入れるのが良ろしいと思いますわ。
私は持ってませんの。ゴメンナサイ」

 


体育館裏、自転車置場です。
生徒達の自転車がいっぱい止まってます。


松原祐子「あー、来た来た。学園長からバイクを預かってます」
あなたは『バイク』を手に入れた。


大沢 舞「グラウンドから外に出れるわよ。ガンバってね」


松原祐子「どう?バイクの調子は」


婦警さん「ピピピピーーーッ!止まりなさーい!!」


あなた免許持ってないでしょ?勉強しなきゃね!!

ここで最初のクイズバトル。
婦警さんのキャラデザを担当したのは美少女漫画家の新田真子さん


ゲームシステムは前作と同じ。
YESかNOの2択クイズを答えていくだけ。
テンキーの「0キー」がYES、「リターンキー」がNOに設定されているので、
片手で遊べる快適な設計だ。


全25問のクイズに挑戦し、正解率80%で終えると相手が服を脱ぐ。


ROUND4までクリアすると全てのグラフィックを見る事が出来る。


「良く出来ました。ガンバったあなたには、『特別免許』を差し上げます。
でも運転技術を勉強しないと、ハイウェイバスターには勝てないぞ。
まだまだ先は長い!努力努力!!」
あなたは『特別免許』を手にいれた。

 


堂々とそそり立つお城の様…てのは誉めすぎかな。


山崎 唯「まぁ、バイクなんか乗っちゃって………不良!!」


警備員「今はこの学園お付きの警備員やってんのよねー」

 


急がば回れ』ってネ。腹ごしらえしていくのも良いんじゃない?


玉谷純子「あら、あなたツーリング・クラブの人でしたの?」


冬の体育はキライです…。特にマラソン!」


藤村教論「若いんだから、機械に頼らず自分の足で走りなさい!!」


岡野ひろみ「…私、パート1から走りっぱなしなんですけどっ…」


大野美幸「こんな所でバイクに乗ったら危ないわよ。
走るんなら峠に行けば?学園を出て南に走ればすぐよ」


婦警さん「外に出てもいいけど、運転の練習しないとダメよ!」

 


体育館の色が前回と違うのには、事情があるんです。


万城目ユリ「峠の女王に会った?…エ、まだなの?!」


金子さより「あなた、オートバイの運転……下手ですのねっ!」

 


ここは、プール前です。


神宮寺静「誰かに運転技術を習わないと…。
ツーリング・クラブに入ってみては?この学園にありますよ」

 


自転車通勤の時はヘルメットを着けましょう。


松原祐子「実は私達、ツーリング・クラブの部員なの、あなたも入らない?
一年中募集してるの」


大沢 舞「うちの部長にテクニックを教わったら?
今ごろはきっと峠にいるはずよ。
彼女、峠では『女王』ってよばれてるの」

 


バイクで一ッ走り!ファミリー・レストランです。
学園の外に出ました。県道沿いのファミリー・レストランです。


ウェイトレス「いらっしゃいませ、ズニーデへようこそ!」


秋津しおり「あのー、スペシャル・ハンバーグのセット下さい」


大友摩耶「峠の女王?彼女のテクはハンパじゃないよ!」

 


とうとう、峠です……。
峠道です。バリバリのライダーでいっぱい。


坂村昌子「私もツーリング・クラブよ。え?部長を捜してるの?」


星里麻美「女王ならあそこにいるわ。でも初心者マークじゃ相手にならないわよ。
恥をかかないように頑張りなさい!」


峠の女王「あなたが特待生ね。待っていたわ」

 


さあ、私のテクについて来れるかなっ?


峠の女王のキャラデザを担当したのは銀河お嬢様伝説ユナ」の明貴美加さん




「女王あなたに私のすべてを教えたワ☆。
ライダーに大切なのは、バイクを知り、道を知り、そして自分を知る事よ。
でも、テクニックだけではハイウェイバスターには勝てないかも…。
どうか無事に、死なないで!」
あなたは『愛のテクニック』を身につけた。

 


ちなみに屋根瓦の枚数は20,448枚だそうです。


警備員「警備員って、けっこうヒマなのよねー。あーヒマヒマ」


山崎 唯「カッコイイジャン。今度後ろに乗っけてネ☆」

 


こういう何でもないような所に重要なヒントが…無いんです。


玉谷純子「ハイウェイ・バスターと戦うんだって?ガンバって!」

 


でも寒いときは体を動かして暖まるのもいいよネ。


藤村教論「その通り!さあ、皆で世界に向かってレッツスポーツ!」


岡野ひろみ「でもコーチ、準備体操の世界大会ってあるんですか?」


大野美幸「Hな事ばかり考えてると事故の元よ!!」


婦警さん「スッゴーイ!運転技術だいぶ上達したわネ」

 


学園長が移り気なので、色を赤く塗り変えたんだって!


万城目ユリ「いよいよ対決だね。ファイトッオー!!」


金子さより「でも本当に勝てるのかしら?心配ですわ…」

 


今回はスクール水着が見れなくて残念ネ。


神宮寺静「博子があなたを探してたみたい…どこにいるのかしら」

 


駐輪する時はキチンと並べてね…ってか?


松原祐子「ツーリング部には、メカニックチームもあるんですよ」


大沢 舞「部長がメカチームに何か命令してたけど…知ってる?」

 


おかわり自由のコーヒーって、たいていマズイんだよネ。


ウェイトレス「コーヒーのおかわりはいかがですかー?」


秋津しおり「すいませーん、コーヒーくださーい!!」


大友摩耶「ハイウェイバスター?あんたにゃ無理。止めときなって」

 


峠です……
峠のマナーは安全運転と∨サインです。ブイッ!


坂村昌子「頭脳とテクニック…でも何かたりない様な気が…」


峠の女王「ああ、お願い。どうか無事に戻って…」


星里麻美「イザとなったら逃げるってゆーのも手よネ」

 


近くの、ガソリンスタンドです。
さあ、戦いの前にガソリン補給しなきゃ!


出光油子「どーぞー、お客さん満タンですね」


天野美智「え…ハイウェイ・バスター……さ、さよなら!」

 


首都高の入口、料金所です。
高速の料金所にきました。あと一歩!


土方さん「どうもどうも…あれ?あんたどっかで会ったかや?」

 


首都高に入りました。
なぜか車もバイクも見当たらない不気味な静けさです…。


H.B.「フフフ…。久し振りの獲物ね!あたしと勝負する!?」


私に勝てると思って?!
さあ、いくよ!!


ハイウェイ・バスターのキャラデザを担当したのは
サイレントメビウス」や「超音戦士ボーグマン」で有名な麻宮騎亜さん
(菊池通隆名義で参加)




あと一歩!と思った瞬間、急にスピードを上げて、
ハイウェイ・バスターはあなたの視界から消えてしまった!!


校舎に戻ってきました。ここに何か秘密が…?


警備員「男子禁制なんだけど、特待生は入ってもいいのよねー」


山崎 唯「惜しかったネ。中で博子が待ってるよ、さ、早く!」

 


校舎の中に入りました。
こ、ここは!まるで普通の教室じゃないか!!


西沢ケイ「ツーリング部のメカニックです。頼まれていた物が出来てます。
あなたのバイクに取り付けておきますね」


芹沢ひろこ「間に合って良かった。
これ、彼女といっしょに作ったスーパー・ターボキットよ。
…あなたが来るのをずっと待ってたわ。
ハイウェイ・バスターを止められるのはあなただけ!ガンバッて」
あなたのバイクに『ターボ・キット』が取り付けられた。


西沢ケイ「このスーパー・ターボと、あなたのテクニックがあれば、
ハイウェイ・バスターなんて……」


芹沢ひろこ「………もう、あなたしかいない………ガンバって下さい!!
………そして、どうか無事に…………」

 


最後の戦いダ!行け行けGOGO!!


H.B.「また来たの?今度は手加減しないヨ!」


あと一歩!と思った瞬間、急にスピードを上げて、
ハイウェイ・バスターはあなたの視界から消えてしまった!!


『今だ!!』
博子から受け取ったレバーを引くと、スーパー・ターボの後ろまで一気に追いついた!!


…そろそろ本気を出されてもらうョ!


「私の負けだワ……。もうハイウェイバスターは廃業ね。
だって、私より強い男の人が現れたんですもの…☆。
あなたみたいな人を、私はずっと待っていたのヨ。
アァ、リリしいお方」




街に平和は戻った。
あの戦いの日々が走馬灯のように蘇る。
婦警さん、峠の女王、そしてハイウェイバスター…。
愛しき女達に背を向けて、君は旅立つ。
夕日が、クイズが、君を呼んでいる!


プロデューサー
岡田斗司夫
重松敬介

監督
北久保弘之

キャラクターデザイン・原画
新田真子
明貴美加
菊池通隆

アートディレクター
赤井孝美
玉谷 純

プログラマー
生田雄大

音楽
管 浩江

グラフィックス
平井勝四朗
赤萩 修
高橋晃一
田中哲

クイズ作成
八木 大

マニュアル
ひぐちきみこ
塩入一弥

デザイン
Dスタジオ

制作
平井健三朗

宣伝
神田善美

協力
ゼネラルプロダクツ

製作
GAINAX

ADVパートは前作にも増して簡素で、
行ける場所を順番に巡っていけばクイズ対決に辿り着くようになっている。
背景のドット絵やモブキャラのデザインも前作からの流用が多い。
クイズの内容は交通系のものに特化している。
前作もアニメや特撮などのサブカルチャー系に特化していたものの、
それらはパソコンユーザーと親和性のあるジャンルだったわけで、
今作はよりニッチになったと言えるだろう。
交通系に興味のない人は脱衣グラフィックを拝むぐらいしか
モチベーションの持っていきどころが無い。
当時は「このゲームをプレイすると運転免許試験に役立つ知識が身につく!」
と言われていたが、
「こんな問題試験に出るわけない」というものも多く、
本当に役立ったのか眉唾である(^◇^;)
本作のリリースは前作から3ヶ月後のスピード開発であり、
開発リソースはほぼ脱衣グラフィックの制作に集中した内容であった事が推測される。