アーケードゲーム一期一会(8)「にゃんにゃんパニック」


にゃんにゃんパニック
コナミ
1988年

 


この年のコナミと言えばアーケードでは
グラディウスII -GOFERの野望-」が登場している。
同年にコナミの硬派な印象とは全く異なる本作が登場した。

 


一画面固定のステージでカギを4つ集めて開いた扉に入るとステージクリア。
2人協力プレイ可能。
主人公のネコをレバーで4方向に移動、ジャンプボタン、アタックボタンという構成。
ブロックの方を向いてアタックボタンを押すと
蹴り飛ばしてブロックはまっすぐ滑走する。
ブロックにぶつかった敵は一時的に消滅する。
そのときカギを落とす事がある。

 


そのカギを集めるってわけだ。
(敵はその他にコインや宝石などお金を増やすアイテムも落とす)


また、絵の描かれたブロックを縦か横に3つ合わせると以下のような効果が発生する。


ファイヤー・・横一直線に炎が出て触れた敵を倒す
ダイナマイト・・ステージ全体の敵を倒す
王冠・・一定時間無敵
時計・・一定時間敵が止まる
ここでピンと来た人も多いと思うが、
本作はセガの「ペンゴ」にインスパイアされたゲームである。


▲「ペンゴ」は本作の6年前のゲーム

 


クリアするとネコが大画面に映し出されて最初はビックリするw
ブロックは他のブロックと挟んで叩いたり、
ジャンプで踏んだりすると壊す事が出来る。
特定のブロックを壊すとシークレットルームへ入る事が出来る。

 


ショップ
ステージで集めたお金を使って次のような強化ができる。
ハイパーシューズ・・移動速度アップ
爆弾・・爆弾を投げられるようになる
1UP・・自機が1増える
ブロックスピード・・ブロック滑走速度アップ

 


カジノ
スロットマシンでお金を増やす事ができる。

 


もぐらたたき
ブロックを蹴り飛ばして穴から出てくるモグラに当てるミニゲームが開始される。
一定数当てられると次のステージにワープできる。

 

ショップとカジノは見つけてしまうと強制的に入場させられてしまうが、
お金が無いと全く意味がない場所なので、任意にして欲しかった。
コンティニュー直後はだいたい残金0なので頻繁に起こる。

 


5ステージごとにボスステージが始まる。
爆弾を投げ合ってタイムアップ時に爆弾の数が少ないと勝ち。
いわゆる「ぺんぎんくんWARS」の簡易版である。


▲「ぺんぎんくんWARS」は3年前のゲーム

相手の投げたものを優先的に直後に投げ返せばだいたい勝てるが、
負けると1つ前のクリアしたステージをやり直しなので面倒臭い。

 


このゲーム、たいして難易度もギミックも変化無いのだが
全50ステージもある(^◇^;)

 


こちら最終ボス。
ルールは同じく「ぺんぎんくんWARS」だが、
こちらが一度でも余計な行動すると負ける。

 


最後はネコがネコを胴上げして終了。
敵がハエ男だったり、トマトだったり、ロボットだったり、
最後まで世界観のよくわからないゲームだったな。
「にゃおにゃお」言うSEが印象的。

 

STAFF

GAME PROGRAMMER
BOY OTOFUJI

VIDEO GRAPHICS
RIE CHAN

SOUND EDITOR
BOSS TASAKA
GIANT MATSUBARA
JUN NYANPY

ENGINEER
MR.IDAKA

SPECIAL THANKS TO
Y.HIKARU
PARASOL ROLLINGSTONE
MICCHAN
KEN WADA
NAOMI CHAN