カプコンがマーベルコミックのアメコミを原作としてゲーム化した最初の作品。
当時俺様が知っている「パニッシャー」は
ドルフ・ラングレン主演のバイオレンス映画であり、
本作のアメコミ版パニッシャーは逆に新鮮だった。
なお、カプコンは格闘ゲームなど数多くのマーベル作品をゲーム化しているが、
本作はそんなマーベル作品カプコンゲーム化第1弾であった。
ここはあらゆる悪と犯罪のあふれる街
この街の犯罪人達は、何も恐れない。
そんな彼らも恐れる1人の男がいた。
フランク・キャッスル
あらゆる犯罪を憎み
あらゆる悪人を憎む
NO LAW
NO JUSTICE
復讐のためにのみ たたかう男
人は彼を“処刑人”...
“パニッシャー”と呼んだ
2人協力プレイが可能。
1P側で遊ぶとプレイヤーは強制的にパニッシャーを操作する事になるが、
2P側で遊ぶとなんとプレイヤーキャラは「ニック・フューリー」となる!
しかもニックで1人プレイをしている場合、
シナリオがニック視点のものに切り替わるという凝り具合である。
ニック・フューリーは「アベンジャーズ」で
サミュエル・ジャクソンが演じてるこの人ね。
レバーで8方向移動、同じ方向に2回入れるとローリング・ダッシュ。
攻撃ボタンとジャンプボタンという構成。
攻撃ボタンは連続で押すと4コンボまで繋がる。
フィニッシュ時にレバーを入れると技が変化。
敵の近くでレバーを入れると敵を掴む。
ジャンプや掴みを組み合わせても様々な攻撃が設定されている。
また、このゲームでは銃火器など様々なものを拾って使用する事ができ、
操作しているだけで楽しいアクションが展開する。
ライフ制でライフが無くなると残機を消費。
残機が無くなるとゲームオーバーになるのだが、
コンティニューのコイン投入を待つ場面で
パニッシャーが心臓マッサージされるw
STAGE1 犯罪処刑人
STAGE2 パンタべルデ城侵入
STAGE3 X港の悪鬼
ボーナスステージ
上から落ちてくるドラム缶破壊を2Pのニック・フューリーと競う。
(1人プレイの場合は1人でドラム缶を出来るだけたくさん破壊する)
STAGE4 麻薬列車大爆破
STAGE5 復讐のキングピン
STAGE6 THE PUNISHER
このゲームのラスボスはスパイダーマンのスーパーヴィランである“キングピン”だ。
当時、原作の容姿から飛躍してデカく描き過ぎて
マーベルから苦情があったと聞くが、
ここで2018年の映画
「スパイダーマン:スパイダーバース」のキングピンをご覧頂こうw
キングピンを残したままキングビルは崩れ去った。
キングビル崩壊の音は朝靄漂うネオシティーの隅々にまで響き渡ったという。
ここに、一つの戦いは終わった。
巨大な悪は崩れ去った。
パニッシャーにもほんのひととき休息の時が訪れたのだ。
しかし、この街に悪が無くなったわけではない。
この街に悪がある限り、いや、この地上に悪がある限り、
パニッシャーの戦い終わる事は無い。
そして、人ある限り悪も耐えぬのがこの世のさだめならば、
戦い続けるのがパニッシャーの運命なのかも知れない。
その日、朝靄の中に消えていったパニッシャー。
その口元には、微かな微笑みが浮かんでいるように見えた。
あれは朝霧の見せた幻だったのか。
今はもう、わからない...
そののち、警察の調べではこの事故による死者は◯◯◯名。
しかし、警察の必死の捜索にも関わらずキングピンの死体は確認出来なかった。
“THE PANISHER TEAM”ALL STAFF
PLAN AND VISUAL DESIGN
AKIMAN
GAME DESIGN
MAEDA
JUN KEIBA
BUCHI
OHN
PROGRAM DESIGN
K.NAKAI
T.UENO
Y.KAWABATA
MITSU
Y. “ZZR”MIKAMI
OBJECT DESIGN
ERIPYON
MATSUNAGA
MAYO SERIYA
DANIEL
VLAD. T
INUKICHI
MINOBEYAN
YOKOTA YOKOZO
SCROLL DESIGN
KOIZUMI
IWAI
GO
T. TATHIVANA
MIKIMAN
MARILYN HIGUCHI
HARUSAN
MUSIC COMPOSE
“Pi(B)”SHIMOMURA
ISAO ABE
SOUND DESIGN
TOSHIO KAJINO
SYUN NISHIGAKI
NOBU. OOUCHI
DIRECT
POO
SYSTEM ADVISE
JABOON
ILLUSTRATION DESIGN
SENSEI
SPECIAL THANKS
TANUKI
IKEBOMB
YUKO
KOGUMA
ALEX
SCOTT
AND
ALL CAPCOM STAFF
このゲームはプレイヤーのスペックが圧倒的に高く、
それらを駆使する事で
爽快感たっぷりのバイオレンスを楽しめるゲームになっている。
この時期のカプコンは
ベルトスクロールゲームにおいて圧倒的な開発力を持っており、
「キャデラックス 恐竜新世紀」
「ダンジョン&ドラゴンズ タワーオブドゥーム」
「エイリアンvsプレデター」
などと並んで本作も
傑作ベルトスクロールゲームの一つと数えて間違いないと思う。