カレー番長への道 ~望郷編~ 第519回「OI思惟C Tokyo」

今回は都立大学駅から徒歩15分のところにある
「OI思惟C Tokyo」さんでカレー修行だ。


このあたりは店という店がない住宅街で、
本当にここで営業してるのか?と不安になる。


店の前まで来ると、そこは普通の一戸建て住宅。
看板は立っているので間違いないが、
「営業中」とも書いてないし、
普通の住宅扉を開けるのは少々勇気が必要w


思い切って扉を開けると、やはり中は自宅を改装したような感じ。
席もテーブル2卓のみ。


他の客は誰もいなかったから、すぐ席に座れた。
これ客が沢山来たら外で列作るのかな?(^◇^;)
店内にはココナッツの匂いが充満。
メニューに目を通すとカレーは3種であいもりも可能。
それに前菜がついたセットもある。
せっかくだから、「カレー3種と前菜のセット」を頂く。

 


「お時間かかるのでコチラをどうぞ」と、煮込みのようなものを頂く。
これは和食だねえ。
前菜メニューにないのでサービスなのかも知れない。
ありがたい。

 


次に「ししゃものコンフィ」がやってくる。
俺様はししゃもって苦くて好きじゃなかったんだけど、
これは美味いわ!
全然苦くなくて香ばしい。

 


これもう飲まないわけにはいかんと思って「赤ワイン」を注文。
赤か白で悩んだけど、カレーだと赤なのかなと思って。

 


20分ほど経過して残りの前菜とカレー3種が一気に運ばれてきた!
カレーはトロピカーナフルーティカレー」
「生姜の効いた豚と大根の八角花山椒カレー」
「コトコト煮込んだ牛マッシュルームカレー」
ライスの上に直接乗っている。
副菜は「柑橘爽やかジェノバソースのローストビーフ
「海老と白身魚のチョンファー台湾包」
「ゴーヤとパインとラッキョウの漬物」「ライチ」


まず前菜がどれも美味いよなあ。
ワインがつい進んじゃう。むふ。
特にチョンファーはモチモチでウマウマ。
本格台湾の味。あっぱれ!
カレーはどれも濃厚な欧風系。
3種あるんだからもうちょっと違う方向性のものが混じっても良かったと思う。


牛すじが入ったカレーが一番好き。
たぶん「トロピカーナフルーティカレー」。

 

結局、俺様が帰るまで他の客は誰も来なかった。
ここ本当に店か?と思える不思議な感覚。
料理が趣味の親戚の叔父さんにランチご馳走になったような感じ。
これは貴重な体験だったw
さすがに商売にならないだろうと思う反面、
あんまり流行って欲しくない(隠れ家であり続けて欲しい)という思いもあるなあ。
山奥の秘湯みたいな。