プレミアランチ。
そこでしか食べられないオンリーワンなランチ。
そんな遠征してでも食べたいランチをご紹介。
今日は新御徒町にある「蔵前いせや」へ。
ここは老舗の天ぷら屋さんだ。
ここの天ぷらは、ごま油100％で揚げるいわゆる“江戸前天ぷら”。
現在、江戸前で天ぷらを出しているところは少なく、
オンリーワンな天ぷら体験が出来るはずだ。
店内１階はU字カウンターになっていて、小ぢんまりとしている。
２階は座敷らしく子供連れ家族の声が聞こえてきた。
ランチは安価に天丼などが食べれるのだが、
やはり江戸前を堪能するには定食で食べたい。
そこで奮発して1900円の「竹」を注文。
やがて天ぷらがやってくる。
天ぷらは大海老、きす、えびと貝柱のかき揚げ、れんこん、茄子の５種。
ごはん、味噌汁、漬物というセット。
天つゆには大根おろしを溶かして。
天ぷらはもう見た目から一般的な天ぷらとは違う。
カラッとサクサクのよくある天ぷらを想像して食べると、
「え！これ同じ天ぷらなの！？」とビックリすると思う。
でもベチャベチャしてるわけじゃない。
天つゆを少しつけて口に入れると、
粒子の細かい衣がほぐれ、ごま油の香りがブワッと広がって、
どっしりとしていて、それ自体が天ぷらの味つけになっている感じ。
この天ぷらの前では天つゆも脇役だ。
やっぱり海老が一番美味いけど、キスもホクホクで甘い。
俺様は天ぷらであんまり白身魚って好きじゃないんだけど、
これは海老と張れる美味さ。
あとかき揚げも絶品。これだけでも独立したオカズと言えそう。
一般的な天ぷらも美味いけど、
江戸前はまた違う料理としてたまに食べるべきだと思って。
今度はランチじゃなくて酒呑みながらエンドレスに江戸前天ぷらを堪能したいぜ。
