カレー番長への道 ~望郷編~ 第370回「カドナシヤ」

今日は赤羽にある「カドナシヤ」という店でカレー修行だ。


ここは居酒屋らしいんだけど、昼はへぎ蕎麦ランチをやっている。
へぎ蕎麦とは新潟県魚沼地方発祥の蕎麦で、つなぎに海藻を使っているのが特徴。
ただし“へぎ”というのは海藻の事ではなく、
この蕎麦を盛り付けるときに使う器の事である。
へぎそばでカレー番長?と思われるかも知れないが、
ここには「黒豚カレーつけへぎそば」というのがある。
それを食べにきたわけなのだ。
やがてカレーがやってくる。


へぎに入った蕎麦は一口ずつ束になっている。
数えると10束ある。


つけ汁は温かい。
中には豚肉、ねぎ、三つ葉、にくにくチップ。
茶碗蒸しつき。
蕎麦をつけて食べてみる。
うん、出汁が効いてる。
これはカレーうどんにとても近い。
にんにくチップが香ばしくて良い仕事をしている。
ただカレーが強すぎてへぎそばは食感の役しか立っていない。
蕎麦は風味が命なのでこの食べ方はとても勿体無い。
うどんで食べるべきやり方だ。
この店は別のメニューでまたへぎそばを食べに来ようと思う。