メガパネル
ナムコ
1990年11月22日/パズル/4900円
ナムコ初のメガドライブオリジナルソフトである。
当時のナムコは
「PCエンジンでリリースしたタイトルはメガドライブには出さない」
という方針だったようで、
そのためかラインナップ会議でとてもタイトルが上がらないような
マイナーなアーケードゲームの移植だったり、
移植ネタ不足から生まれたであろうオリジナルゲームだったりが
メガドライブに散見されていた。
当時はメガドライブだけ冷遇されている事が残念だったが、
逆にそれが個性的なラインナップが揃うきっかけにもなっていた。
本作もそんなメガドライブでしか遊べないタイトルの一つだ。
本作は落ち物パズルを思わせる画面構成で、
縦11マス、横6マスのフィールドが設定されている。
7種類のパネルが積まれている状態でスタート。
積まれている状態で1箇所だけ隙間が空いており、
この隙間に隣接するパネルをスライドさせる事によって
パネルを移動させる事ができる。
有名な「15パズル」と言われているパズルゲームを応用したルールだ。
この操作を使って縦か横に3つ以上同じ種類のパネルを並べると消える。
時間とともに下から次の列が競り上がる。
一番上の段までパネルが競り上がるとゲームオーバーになってしまうので、
そうならないようにパネルを消していく。
ただし闇雲に消していけば良いというわけではない。
例えばこの状態。
フィールド右側に1枚パネルが縦に積まれてしまっている。
これではパネルをスライドさせても順番を入れ替える事ができない。
何も手立てが無いまま詰んでしまう。
このゲームはこのような状態になる事が頻繁に起こる。
そうならないためには、なるべく均等に平らに消していく事だが、
そうそう上手くいかない。
パズルの難度が高いがゆえに
落ち物パズルに必要な爽快感が薄く、
コンボを狙うような余裕も無いように思える。(俺様がヘタなだけか^^;)
ゲームモードは「EXERCISE」「PIN-UP」「VERSUS」の3つ。
「VERSUS」は対戦専用。3本勝負。
このモードだけ相手を攻撃するアイテム、防御するアイテムが登場するらしい。
対戦で遊んだ事無いから知らんけどw
「EXERCISE」は画面右に表示された条件を満たすとラウンドクリアとなる。
特にこれといった演出はなく淡々とラウンド30まで続けなければならない。
積むと即ゲームオーバー。
手詰まりになりやすいこのパズルでこの淡々とした構成は悪手。
開発者もそれに気づいたに違いない。
そこで登場するのが本作のメインである「PIN-UP」モードだ。
このモードでは画面左でパネルを消すと、
右の画面で同じ縦列の上から爆弾が落ちてきて積まれたブロックが壊れる。
するとブロックの裏に隠されている美少女グラフィックが見えていく。
そう、このゲームは脱衣パズルゲームだったのだ!
(脱がないけど)
地味で淡々としたパズルゲームを美少女目当てに頑張る。
そこに美少女があるから地味でも頑張れるのだ!
しかしながら、所詮はナムコ。
所詮は家庭用ゲーム機。
猫においかけられてる絵とか、
犬とドライブしている絵とか、
毒にも薬にもならない絵ばかりw。
たまに混ざってる微エロもこの程度だ。
↓↓↓
だがこのゲーム。
30ステージもあるのに3回ミスしたらゲームオーバー。
最初からやり直し。
飴とムチのバランスおかしすぎる!(^_^;
せめてナムコギャルズ(ワルキューレとかワンダーモモとか)の絵にするとか、
クリアするとアニメーションするとか、
もうちょっとご褒美の旨味を底上げしてくれないと
モチベーション維持が難しいわ。
スタッフロールは無し。
スタッフの名前のかわりに
登場する美少女の名前と年齢が流れる。
名前知ったとて(^^;