今回は西荻窪にある「タリカロ」でカレー修行だ。
ここは12時からオープンなのだが、
ちょうど俺様の前で1巡目が終わってしまったので、誰かが食べ終わるまで外で待つ。
20分ぐらい待ったら中へ案内された。
カレーはチキン、鶏ひき肉、マトン、海老といったものがメインらしい。
ところでここの店はマトン肉に力を入れており、
カレンダーにもマトン解体日があるぐらいだ。
国内の羊肉は流通量全体の0.6%程度らしい。
この店ではそんな希少な国内マトンを牧場から一頭買いし、
定期的に解体しているという。
であればマトンカレーは食べねばなるまい。
待っている間に吟味を重ねたので俺様の食べるものは確定していた。
「北海道産マトンカリー・プレート」に「目玉焼き」と「チキンルー」を追加。
さらにライスを大にした。
計2365円。
カレーが来る前にカレーの食べ方が書かれた紙を渡される。
それにはこのように書かれていた。
(1)ライスをほぐして広げる
(2)ダールから味見してライスにかけて混ぜてたべる
(3)ヨーグルト、アチャール、ポリヤルをまぜると変化しておいしい
(4)パパドはぐしゃっと割って、ふりかけるとおいしいです。
ポイント:きれいに食べる事をすてて、思い切ってまぜて食べて下さい!
うむ、郷に入っては郷に従えだ。
この通り食べ進めよう。
そしてカレーがやってくる。
ターメリックライスのサイドに
ポリヤル(野菜をココナッツテイストで炒めたもの)とアチャール。
パパド。ヨーグルト。
大きな器にマトンカレー。
小さな器に豆カレー。
そして追加したチキンカレーと目玉焼きは別皿。
まずは指示通りにライスを広げて、豆のカレーから食べる。
うん。豆の優しい味のカレーだ。
アチャール、ポリヤルを混ぜて食べても美味い。
そしてマトンに手を伸ばす。
マトンカレーはかなり酸味のあるカレー。
マトンの肉はホロホロと煮込まれている。
そしてしばらく食べ続けると様子が変わってきた。
ん?これ・・なんか・・めちゃめちゃ辛いゾ!
蓄積された攻撃性が舌に襲いかかる!
このとき、俺様は最大の失敗をしてしまう。
辛さを和らげようと水を飲んでしまった。
そのあとにこの紙に目がいく。
「水を飲んだら、水地獄」と書かれている。
確かに地獄だった。
水を飲んでも辛さが和らぐのは口に含んだ瞬間だけで、
すぐに辛さの痛みが増していく気がした。
しかも水のコップは凄く小さい(^^;
水はディフェンスにはならない。
先程の紙に再び目を通すと、
「辛い時、先にまぜるはヨーグルト、卵は最終兵器なり」と書かれている。
そうか!ヨーグルトか!
俺様はマトンカレーをライス全体にオンすると、
その上にヨーグルトを敷き詰めた。
うむ。辛さがおさまることは無いが、食べ進める事は出来る!
後半はチキンカレーも全てライスへと注ぎ、
砕いたパパド、目玉焼き・・と層を作って辛味を薄める努力でなんとか完食。
口の中がずっとヒーヒーいっている(^^;
味の違いを確かめたくて追加で頼んだチキンカレーだったが、
マトンカレーが辛すぎて、違いがよくわかんなかった(×_×)
ちょっと覚悟が足りなかったな~俺様。
どうやらこの店はインドのアーンドラ州のカレーをベースにしているらしく、
その地区はインドで最も辛い料理を食べるところらしい・・。
俺様が辛さに弱いというだけで、カレーのクオリティはかなり高いと思う。
でもせっかくマトン肉を一頭買いしているんだから、
もっとマトンメニューのバリエーションがあると良いのにと思った。
ディナーになると変わるのかな?
店を出た後にたまらず自販機で買った缶コーヒーがめっちゃ美味かった(爆)