エイリアンVSヴァネッサ・パラディ
ジャンル:SF
上映時間:91分
2005年10月8日日本公開
監督:ディディエ・ポワロー、ティエリー・ポワロー
出演:ヴァネッサ・パラディ
田舎町で酒場を経営するボスコには歌手を夢見る娘がいた。
彼女の名前はコンチャ。
その役を演じるのはフランスを代表する歌姫・ヴァネッサ・パラディ。
ちなみに劇中に“ヴァネッサ・パラディ”なる名前は一切登場しない。
この時点でタイトルに難あり。
フェスティバルの会場で歌う彼女に一目ぼれしたスタントマンのジェームス。
バイクのスタントに失敗してボスコの酒場へと突っ込んで店を破壊(苦笑)、
懲役133年の刑となる。(バカ)
そんなとき、町には自分を音楽プロデューサーと名乗る詐欺師らしき男がやってきて、
コンチャに下心で近づく。
コンチャに会いたい一心で刑務所を脱獄するジェームス。
こんな展開がダラダラと1時間以上続く。
いいかげんエイリアン出さんかい…。
そんなとき、何の説明もなく
クラゲ型のエイリアンが地球に襲来…。(=_=;
フェスティバルの客を次々と首チョンパ。
コンチャのもとへ辿り着いたジェームスは、
コンチャの手助けのもと、エイリアンに変異した音楽プロデューサーと対決。
そのあと、異次元に引きずり込まれたコンチャを追って、
自ら異次元に身を投じる。
異次元の向こうで待っていた現実は…!?
(『衝撃の結末』によって脱力すること必至(涙))
人を食った映画である。
そもそもまともな映画を撮ろうとしていない。
なにより、この邦題をつけた人も客を食っている。
ヒロインの名前はヴァネッサ・パラディじゃないし、
彼女がエイリアンと戦う映画じゃないし!(怒)
エイリアン、異次元、主人公の息子(プロローグで声だけ出演)、
エイリアンの謎を知っている謎の親父(笑)…
謎を掛けるだけ掛けといて、何一つ処理しないまま映画は終わるのであった。
劇中「事件の真相は誰にもわからなかった」とか
ナレーションで片付けてスタッフ自ら収拾する事を放棄している(^^;
警戒レベル: