パラノイア
(ナグザット)
1990年3月1日/シューティング/5800円
人の心の中に住む、善と悪。
その見にくい悪の心の源こそが、
悪魔アグリーの創り出した世界、パラノイア・ワールドなのだ。
---ある日突然、キミの魂は、この邪悪な世界に迷い込んでしまった。
そして、その時からキミは、何かを知ることも考えることも許されなくなり、
すべての自由が奪われてしまった。
ただひとつ、キミは残された道、それは悪魔アグリーが創り出した
パラノイアの世界を突き進んでいくことだけなのだ。
キミを悪の世界に引きずり込もうとするアグリー。
悪魔は、数々の分身とあらゆる手段を使って、キミの魂を支配しようと狙ってくる。
孤独な時間の流れと悪魔の誘惑。キミの戦いは、もうすでに始まっているのだ。
戦え!キミの魂よ!
パラノイアの世界を抜け出したものだけが、邪悪な心から解放されるのだ。
よくわからんけど、
つまり精神世界に閉じ込められたから、
魂を戦闘機の形に変えて突き進めって事か。
ゲームはサイドビューのシューティングである。
IIボタンでショット。
アイテムカプセルで武器を取得するとサテライトという
オプションみたいなのが装着される。
Iボタンを押すたびにサテライトが前、下、後、上と移動し、
攻撃の方向が変化する。
カプセルにはアルファベットが書かれており、
S・・スピードアップ
W・・広範囲攻撃(3段階)
T・・1点集中攻撃(3段階)
B・・後方と斜めへの攻撃(3段階)
無・・バリアー
となっている。
ステージをクリアするごとに悪魔アグリーが一瞬でてきて中指を立てて去る。
先に進んだとて、この世界から抜け出せる保証は無い。
にしても、もの凄くシンプルなゲームだ。
だが、そのかわりステージデザインが奇抜である。
悪魔の作った精神世界だからか。
頭のおかしくなった芸術家が描いた絵みたいだw
全5ステージ。
クリアすると額縁のような中で飛ぶ自機。
と思ったら、色がセピア色になって
悪魔アグリーの指だけが絵を突き破って出てくる。
スタッフロール無し。
問答無用で2周目へ。
よくわからない世界へ放り込まれ、
何も明かされずストーリー的説明も一切無し。
ひょっとしたら二周目をクリアすると何か変化するかも知れないが、
これ以上やると洗脳効果がありそうだからやらない。
開発したのはデュアルという会社。
何を目指してこのゲームを作り、
ナグザットは何をOKしてこのゲームを発売したのか、
謎は深まるばかりだ。