カレー番長への道 ~望郷編~ 第276回「うな達」

今日は池袋「うな達」に行ってきた。

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名前の通りここは鰻屋なのだが、金曜はランチ営業でカレーを出している。
テレビなどのメディアで何度も取り上げられており、
一度は行ってみたいと思っていたのだが、
平日金曜の昼にしか食べられないのでなかなかチャンスが無かった。
11時半に開店するのだが15分前に到着。
すでに15人ぐらいは行列が出来ていた。
今日もBSの撮影が入っているようだ。
列に並んで開店を待つ。
その間にも俺様の後ろに人が増えていく。
やがて開店し地下への階段を降りる。
店内はカウンターと広めの座敷席があり、
カウンターから詰めて座っていく。
カウンターが埋まると座敷の奥から次々と座っていく。
当然一人でテーブルを占領できるわけもなく、相席上等である。
俺様はギリギリでカウンター組から外れて座敷の方へまわった。
なんか修学旅行のお昼ごはんを思い出すなぁw
(それでもコロナ禍で席の間隔を以前より空けているらしい)

 

金曜のランチメニューはカレーライスのみ。
メモをもっておばちゃんが注文を取りに来るが、
カレーの量とサイドメニューを伝えるのみだ。
カレーの量は並盛り、中盛り、大盛り、特盛りとある。
サイドメニューは生卵、ゆで卵、味噌汁のみ。
俺様はカレー大盛りと生卵をお願いした。
カレーは既に鍋いっぱいに作られていて、
先客から順番に盛り付けるだけなので席に着いてしまえばそれほど待たない。
入店から10分ぐらいしてカレーがやってきた。

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見た目はザ・ジャパニーズ・カレー。
ジャガイモやニンジンがゴロゴロと入っている。
実食してみるとやっぱりザ・ジャパニーズ・カレー。
小麦粉でとろみを出している古き良き昭和のカレーだ。
時間をかけて煮込んでいるのか深みがあり、少しだけピリッとした刺激もある。
うん、普通に美味い。

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日本人なら誰もが嫌わないカレー。
普通に美味いけど、ここまで毎週のように行列を作るほど独創的な味ではない。
その秘密は会計時にあった。
この店に伝票は無い。
頼んだものを申告する性善説に基づいたシステム。
俺様が「大と生卵です」と申告すると、
「550円です」とのこと。
安っ!
内訳はカレー大盛りが500円で生卵が50円。
(どうやら並盛だと430円らしい)
牛丼チェーン店並の安さ。
この味でこの値段だったら、近くで働いていれば頻繁に来るよなぁ。
カレー自体はそれほど利益は無いだろうけど、
これでこの店の名前が全国区になってるわけだから、
存在意義は高いだろうね。
昭和から止まっているような店の雰囲気も悪くないし、
テレビでも扱いやすいのだろう。
 
食べ終わって地上に出ると、外には行列がまだ出来ていた。
勉強になりました。